Twitter今日の一曲2020

Twitter「今日の1曲」連続投稿 2020.01.11 - 01.17

1月11日(土)
日本人が英語で気軽にヘイ(Hey)とかいうのは気をつけた方がいいという意見をときどき見たりするんですが、昔この曲が流行ったせいかな、なんて思ったことがあるんですが。

60年代のヒット曲ですが、歌っているのは若い(当時ね)男女のデュオでした。元々プロではなかったそうですが、地元で人気が出たのでレコード化までこぎつけたらヒットしたという曲です。それが今日の1曲。

日本でもカバーされてヒットしたのですが、激しいロックンロールとかではなく、バラードなので、それで多くの人に広まっちゃったかな、なんて思ったんですが、まあ、そんなことはないか。

1963年のヒット曲です。19時ごろに。

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【Hey Paula (1963)】
ポールとポーラというのは芸名ですが、ポールが大学生の時の彼の下宿のオーナーの姪がポーラなんだそうです。ポールの書いた曲を2人が地元のラジオ局で歌ったら受けたので、レコーディングしたら全米No.1になったんだそうです。一発屋でしたけどね。 https://youtu.be/6vOo-3XWxpo


1月12日(日)
今日の1曲も1960年代のヒット曲……のカバーバージョンです。1960年代後半から70年代初頭に活躍したフィラデルフィア・ソウルの人気男性コーラスグループの代表曲がオリジナル。

カバーしているのは、1980年代から現在まで活動を続けているイギリスのポップソウル系の女性と男性のデュオ(元々はトリオでしたが)グループです。

アメリカではヒットしませんでしたが、イギリスや日本では結構ヒットしたバージョンです。彼らの他にもプリンスとかトッド・ラングレンとか山下達郎もカバーしているというジャンルを越えた人気曲。

1994年のレコーディングです。19時ごろに。

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【La-La (Means I Love You) (1994)】
オリジナルは1968年のデルフォニックスによるR&Bヒットナンバーで、作曲はトム・ベル。スイング・アウト・シスターによるこちらのバージョンで記憶されている人も多いのではないでしょうか。1994年のアルバムからのシングルカットでした。https://youtu.be/q2UQEpVG8I4


1月13日(月・祝)
今日の1曲は1980年代ジャパニーズ・シティ・ポップの人気曲です。元々はCMソングとして作られたもので、路上で踊るブラジルの女性の映像ありきで作曲されたそうです。踊りのBPMを計ってそれに合わせたわけですね。

この曲、アルバムには収録されていたものの、シングルカットはされなかったんですね。当時はアルバムのセールスを伸すためにあえて人気の曲をシングルカットしないというやり方をレコード会社がしていたそうです。

今の感覚ではちょっと考えられないですけどね。そんな曲がシングル化されたのは、今世紀に入ってからのことでした。

オリジナルは1981年でした。19時ごろに。

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【LOVELAND, ISLAND (1981)】
ビールのCMソングとして作られアルバムに収録されたものの当時はシングル化されませんでした。2002年TVドラマ『ロング・ラブレター〜漂流教室〜』の主題歌になりシングル発売され、MVも作られました。いきなりキレキレに踊り出す髭の男は東山紀之。 https://youtu.be/k_ScisjFIIA


1月14日(火)
1960年代、フィル・スペクターという「音の壁」と呼ばれるサウンド作りで有名なプロデューサーと組んで人気を得た男性コーラスデュオの曲が今日の1曲なんですが。彼らとスペクターとの関係は結構短いもので、ケンカ別れみたいなことになったんですね。

まあ、フィル・スペクターと円満に別れた人を探す方が難しいかもしれませんが、それはともかく、その後その2人はデュオも解消して別の道を行くんですが、1970年代に入って再結成することになります。

そうしてカムバックした2人が飛ばしたヒット曲が 今日の1曲です。歌詞には、若くして亡くなったロックのレジェンドたちが登場します。

1974年のヒット曲です。19時ごろに。

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【Rock and Roll Heaven (1974)】
ライチャス・ブラザーズのオリジナルメンバーの2人(ボビー・ハットフィールドとビル・メドレー)は1968年に分裂してしまいます。1974年に再び一緒に活動を始め、放ったヒットが、亡くなったロックスター達への賛歌であるこの曲でした。 https://youtu.be/bddSJbj3VGA


1月15日(水)
今日の1曲 は1970年代に短期間あのアイドルポップロックグループの一員だったという2人のミュージシャンが結成したバンドのヒット曲(ややこしい)です。

どこのグループかというと、スコットランドなんですけどね。ということはどのグループかはもうお分かりかと思うのですが。日本でも人気がありましたよね。とくに女子高生とかに。

で、そのバンドから別れた2人は、ある有名ミュージック・エンジニアでありプロデューサーである人と組んで新たなバンドを結成したということです。このバンドもあまり長続きしませんでしたが、短期間にいくつかのヒットを放っています。

1974年発売の曲でした。19時ごろに。

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【Magic (1974-5)】
パイロットは短期間ベイシティ・ローラーズのメンバーだった2人を中心にスコットランドのエディンバラで結成されたグループで、プロデューサーはアラン・パーソンズでした。後に、メンバーの何人かはアラン・パーソンズ・プロジェクトに参加しています。 https://youtu.be/MzlK0OGpIRs


1月16日(木)
今日の1曲はビートルズのバージョンが最も有名だと思います。歌っているのはポール・マッカートニーでした。ビートルズのオリジナル曲だと思っている人も結構いるかもしれません。

ですが、実はこの曲はあるブロードウェイのミュージカルのために書かれた曲でした。ビートルズがレコーディングする6、7年前に上演され、さらに映画化もされています。

で、今日はそのミュージカルの出演者が歌ったバージョンかというと、そうでもなくて、なぜかミュージカルの初演の直前に、別のジャズシンガーがレコーディングしたというバージョンでございます。

1957年のレコーディング。19時ごろに。

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【Till There Was You (1957)】
ブロードウェイのミュージカル『ザ・ミュージック・マン』用に書かれた曲ですが、このバージョンはミュージカルと関係なく(しかも初演直前に)スー・レイニーがネルソン・リドルのアレンジで録音したもの。ビートルズが歌ったのはこの6年後。 https://youtu.be/HzmZln-9LOY


1月17日(金)
フランク・シナトラが歌っていまや中年おじさんのカラオケ定番曲だったりする「マイ・ウェイ」とかエルヴィスの「マイ・ボーイ」とかって、実は元の曲はフランスのものだったりします。

今日の1曲はそれらのオリジナル曲の作者(共作者の一人)である、フランスの人気男性ミュージシャン(故人)が逆にアメリカのヒット曲をカバーした歌です。

オリジナルを歌っているのは、1960年代から70年代にかけて活躍した、ファルセット・ヴォイスで有名なあの男性コーラスグループでした。彼らの70年代に入ってからのヒット曲。

1976年の曲(オリジナルはその前年)でした。19時ごろに。

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【Cette année-là (1976)】
クロード・フランソワはフランスの人気歌手(残念ながら若くして事故で亡くなりましたが)で、有名な「マイ・ウェイ」の原曲の共作者でもあります。彼がカバーする側でフォー・シーズンズの「1963年12月 (あのすばらしき夜)」を歌ったのがこちら。 https://youtu.be/i3lilyB2RGg

好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。