Twitter今日の一曲2019

Twitter「今日の1曲」連続投稿 2019.09.14 - 20

9月14日(土)
ソニー・ロリンズというジャズ界のテナー・サックスの伝説の巨人(?)がいます。今年確か89歳ですが、プレイヤーとして有名なだけでなく、この人の書いた曲はいくつもスタンダードの仲間入りをしています。

セ◯ト・トー◯スとか、エア◯ンとか色々ありますよね?あなたは何かロリンズの書いた曲で好きなものはありますか?

今日の1曲は、数あるロリンズの曲の中で私の好きな曲にしました。あののほほんとした感じがいいんですよね。ちまちました感じがないのがいい。

1957年、あのトランペッターのリーダーアルバムからの1曲です。19時ごろに。

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【Doxy (1957)】
マイルズ・デイヴィスの『バグズ・グルーヴ』アルバムから。トランペットとテナーはもちろんマイルズとロリンズ。ロリンズがイギリスにツアーにいった時にホテルで書いた曲だそうで、ドキシーというのはそこで食べたパンに塗るスプレッドの名前だそうな。 https://youtu.be/7OM63pdxB_w


9月15日(日)
だんだんと秋らしくなってきてますね。今日の東京は晴れています。雲が多くて、快晴の青空とは言えませんけどね(笑)

秋の青空っていいですよね。そして青空といえば……今日の1曲になるわけですが。1927年に書かれた古いスタンダードナンバーでございます。

アメリカの歌ですが、日本でも多くの人がカバーしています。エノケ◯とか、高◯渡とか。今日も日本人によるカバー、あのナ◯アガラな人によるカバーです。

1997年ごろの音源です。19時ごろに。

大瀧詠一

【私の天竺〜My Blue Heaven (1997?)】
オリジナルは1927年アメリカで出版され、翌年、クルーナーのジーン・オースティンの歌で大ヒットしたスタンダードナンバー。この大瀧詠一バージョンは、山下達郎とのFM番組の特番で流れたものだそうです。詳しくは動画のコメントを。 https://youtu.be/jXzr26QAvmk


9月16日(月・祝)
今日の1曲は1986年の全米年間チャートの第1位になったいわゆる「チャリティー・ソング」です。オリジナルは1982年の映画のサントラに使われた曲で、そのカバー・バージョンということになります。

アメリカのエイズ研究の振興のためにレコーディングされたもので、4人のスーパースターの共演ということで話題になり、グラミー賞も2部門獲得しています。

賞のうちの1つはソング・オブ・ザ・イヤーで、ソングライターはバート・バカラックとキャロル・ベイヤー・セイガーの夫妻(当時)でした(もう一つはベスト・ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス)。

日本でも頻繁に流れていましたね。19時ごろに。

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【That’s What Friends Are for (1986)】
米国エイズ研究財団へのチャリティー・シングルとして発売された、「ディオンヌと友達たち」のグラミー受賞曲。ロッド・スチュアートが映画のサントラにレコーティングした曲のカバーでした。B.バカラックとC.B.セイガーの作品。 https://youtu.be/HyTpu6BmE88


9月17日(火)
1984年という年は、2人のR&B/ソウルの男性シンガーが相次いで亡くなった年でした。1人は病死でしたが、もう1人は射殺という痛ましい死に方でした。#今日の1曲は、その2人に捧げられたものでした。

歌ったのはモータウンの人気グループでしたが、一番人気のあったヴォーカリストが脱退をしたため、グループの存亡が危うい状況にありました。モータウンの契約の更改が迫っていたのですね。

そんな状況でレコーディングしたのがこの曲で、彼らは人気ヴォーカリストが抜けてもやっていけることを示して、起死回生のヒットとなったのでした。

1985年のヒットナンバーです。19時ごろに。

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【Nightshift (1985)】
前年の1984年に亡くなったジャッキー・ウィルソンとマーヴィン・ゲイの2人のシンガーに捧げられた曲。ライオネル・リッチーの去った後のコモドアーズがヒットさせ、モータウンとの契約の継続を勝ち取った曲でした。グラミー賞も獲得しています。 https://youtu.be/FrkEDe6Ljqs


9月18日(水)
一昨日(9月16日)はB.B.キングの誕生日でした。亡くなってからすでに4年以上経つんですよね。早いなあ。そんなわけで、今日の1曲はB.B.キングのシグネチャー・ソング(十八番)にしたいと思うのですが。

オリジナルは1951年のあの曲で、元々はB.B.の曲ではないのですが、彼がカバーしたバージョンが1970年にヒットして以来、この曲はB.B.のモノになってしまいました。

この曲を歌っている動画はおそらくかなりの数があると思うので、どれにしようかなーと思ったのですが、今日はあの女性歌手とデュエットしたバージョンにしました。よくあるといえばよくあるデュエットを集めたアルバムの中の1曲でしたね。

1997年のアルバムでした。19時ごろに。

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【The Thrill Is Gone (1997)】
1970年にB.B.キングはこのマイナーのブルーズナンバーをヒットさせ、彼のシグネチャー・ソングの1つとなりました。1997年の彼のデュエット・アルバムにも収められたトレイシー・チャップマンとのバージョンをTVでのライブ映像でどうぞ。 https://youtu.be/DdNpuPWspQk


9月19日(木)
昨日くらいから、一気に季節が進んで秋の感じが強くなってきましたね。暑いときは色々文句もいってましたけど、こうやって夏の終わりを実感すると、また夏の曲が聴きたくなってきません?え、そんなことない?

そんなわけで、今日の1曲は夏の歌にしました。夏の歌だけど、失恋を歌った哀愁のある歌なので、秋に聴いてもまあいいかな、と思いまして(笑)あ、日本の歌なんですが。

この曲、サビの頭のメロディーがかなり独特でして、そこがすごく印象に残るんですよね。J-POPなんて言葉がまだなかった頃、プロフェッショナルな人たちが作った歌ですが。

1983年リリースのナンバーです。19時ごろに。

夏のクラクション

【夏のクラクション (1983)】
稲垣潤一の、サビの「夏のおぉぉ〜クラクション」が印象的な曲。作詞:売野雅勇、作曲:筒美京平。詞が先にあり、曲が出来たときこの「おぉぉ〜」って何?と売野さんが聞いたら「上を向いて歩こおぉぉ〜」と一緒だよと筒美さんが言ったとか(笑) https://youtu.be/rgozPrsCgIE


9月20日(金)
昨日の「夏のクラクション」は結構切ない歌でしたよね。今日の1曲も独特の切なさ(?)のある曲です。1980年代末のアメリカンロックの名曲の1つなんですが。ある男性ロッカーが自らのグループを離れてソロで出した曲でした。

舞台はカリフォルニアに飛びます。歌っている男性シンガーはフロリダ生まれだそうですが、この曲にはカリフォルニアの地名が色々と出てきます。まあ音楽やってるとLAに来ることは多かったんでしょうけどね。

アメリカンロックの名曲としてカバーされることも多い曲です。ジョン・メイヤーもライブでカバーしてました。この男性ロッカーが2年ほど前に亡くなったあとにトリビュートとして歌っているアーティストもいますね。

1989年のヒット曲です。19時ごろに。

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【Free Fallin’ (1989)】
トム・ペティ初のソロアルバムからの曲で、彼の代表曲の1つ。シングルカットもされゴールドディスクとなりました。トム・ペティとアルバムの共同プロデューサーでもあるジェフ・リンの作品。リンはバック・ヴォーカルとギターも担当しています。 https://youtu.be/1lWJXDG2i0A

好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。