Twitter今日の一曲2019

Twitter「今日の1曲」連続投稿 2019.08.17 - 23

8月17日(土)
父親が仕事が忙しいのを言い訳にして、子供との時間を作れずすれ違いが続く。それを繰り返すうちに息子は成長して、父親と同じような人間になっていき、父親が会いたいと思っても会えない……。ありがちといえばありがちな話ですが、 今日の1曲はそんな内容の歌です。

1970年代に人気のあったアメリカのフォーク・ロック系の男性シンガーソングライターの曲です。詩が先にあって、彼に息子が生れた時に曲をつけたのだそうですが。「書いてて怖くなった」と言っていたそうです。

皮肉なことに、彼は38歳の時に交通事故で亡くなってしまい、成長した息子の姿を見ることはなかったそうなのですけどね。アコースティック・ギターの特徴的なリフが印象に残る曲です。

1974年のヒット曲。19時ごろに。

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【Cat’s in the Cradle (1974-5)】
ハリー・チェイピンはアメリカのシンガーソングライターで、この曲がおそらく一番の代表曲でしょう。父親と息子とのすれ違いを歌った曲ですが、チェイピンの奥さんが大分以前に書いた詩に息子が生れてから曲をつけたのだそうです。 https://youtu.be/EUNZMiYo_4s


8月18日(日)
私はネコを飼っているわけではありませんが、ネコ科の動物というのは自由に生まれついているというのは、なんとなく(?)わかります。

今日の1曲は、そんなネコ科の動物の子どもと人間の夫婦の交流を描いた映画の主題歌です。ネコ科ってつまりアフリカの草原にいるアレですね。

この曲の作者と歌手は、ジェイムズ・ボンド映画の主題歌などでもコラボしていますね。今日の1曲はアカデミー賞も受賞しています。

1966年公開の映画です。19時ごろに。

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【Born Free (1966)】
映画『野生のエルザ』の主題歌で、数多くのカバーがありますが映画のサウンドトラックで流れたのはこのマット・モンローのバージョンでした。作曲は映画のサントラを担当したジョン・バリーで、バリーはこの曲でアカデミー賞を獲得しています。 https://youtu.be/ISWOrI0WaLs


8月19日(月)
1度ヒットした曲を後にアレンジを変更してセルフカバーして再度ヒットさせたという珍しいケースの歌が今日の1曲です。他にも同じような例があるのか実はよく知らないんですけどね。

最初にヒットした時はアップテンポのアレンジで全米No.ヒットとなりしたが、2度目はスローなバラードで、まったく雰囲気の違ったアレンジでチャート上位に送り込んでいます。

1960年代はアイドル的な人気を誇り、70年代になってベテランシンガーとしてカムバックした人ならではといえるでしょうか。

最初のヒットは1962年、セルフカバーのヒットは1975年のことでした。19時ごろに。

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【Breaking Up Is Hard to Do (1962)】
ニール・セダカの全米No.1ヒットでアメリカ以外でも世界的なヒットとなった曲。セダカはこの曲を1975年にスローバラードのアレンジでレコーディングし、再度ヒットとさせました。72年にはパートリッジ・ファミリーもカバーしています。 https://youtu.be/5hQmtTcr1ag


8月20日(火)
今日の1曲はフロリダ生まれのシンガーソングライターのヒット曲です。彼のほぼ1つの全米ヒットナンバーなんですが、とある映画を下敷き(?)にして書かれた曲なんです。1948年の古い映画なんですけどね。

その映画はいわゆるフィルムノワールというやつで、フロリダにある島の名前をタイトルにしていますが、歌のタイトルも全く同じです。映画の主役の男性俳優の有名なセリフが引用されていたりもします(といっても、その映画の中のセリフじゃないんですけどね)。

曲自体は、その映画のことを引き合いにだして、俺と別れないでくれとかいう中身の歌です(笑)現在でいうヨット・ロック、当時でいうAOR(アダルト・オリエンテッド・ロック)のジャンルに属するヒットナンバーでした。

1981年から82年にかけてのヒット曲。19時ごろに。

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【Key Largo (1981-2)】
ハンフリー・ボガート、ローレン・バコール主演、ジョン・ヒューストン監督の映画『キー・ラーゴ』を下敷きに書かれたバーティ・ヒギンズのヒット曲。ヒギンズはフロリダ生まれの人で、日本では郷ひろみのカバーした「カサブランカ」の方が有名かも。 https://youtu.be/Ru2tsT32pHA


8月21日(水)
グランジロックの代表的なバンドといえばあのバンドだったりこのバンドだったりあるわけですが、今日の1曲はあのシアトル出身のあのグループの代表的なヒット曲です。

……て、まあ、グランジバンドの大どころはシアトル出身がほとんどですけどね。彼らの大ヒットアルバムからのシングルカットでした。

このバンドのリーダーであったギター/ヴォーカルが亡くなったときに、ノラ・ジョーンズがこの曲をカバーしている映像もありました。影響力の強さがうかがえますね。

1994年のヒット曲です。19時ごろに。

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【Black Hole Sun (1994)】
90年代を代表するロックバンドの1つ、サウンドガーデンの大ヒットしたアルバム『スーパーアンノウン』からのシングルカット。おそらくこのバンドでいちばん知られている曲でしょう。レスリースピーカー(風?)の音がビートルズを感じさせますね。https://youtu.be/O3APMu6zIiM


8月22日(木)
今日の1曲はスティービー・ワンダーの作品を歌ったあるファンクバンドのヒット曲です。男性5人に女性のヴォーカルを加えたバンドで、カバーではなく、スティービー・ワンダーが楽曲を提供したということですね。

スティービー・ワンダーが曲を提供したアーティストというのは何人かいますが、このバンドにとっては彼らがブレイクするきっかけとなる曲となりました。彼らの2枚目のアルバムに収録されています。

このバンドは80年代に入って解散してしまいますが、女性歌手はその後、ソロで活躍を続けています。ハービー・ハンコックあたりとも共演していましたね。

974年のヒット曲です。19時ごろに。

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【Tell Me Something Good (1974)】
ルーファス&チャカ・カーンのセカンド・アルバムからのシングルカットで、R&Bチャートの1位に上るヒットとなり、彼らのブレイクにつながりました。ギターがこの頃ピーター・フランプトンなども使っていたトーク・ボックスを使ってますね。https://youtu.be/muXmIWis0bI


8月23日(金)
「日本の家」という名前のバンド……じゃないな、プロジェクトというのでしょうか、基本女性1人でやっているので……がありまして。そのファースト・アルバムが今年出たんですが、その中の1曲が 今日の1曲でございます。

そんな名前にも関わらず、やっているのは日本の人ではなくてイギリスの人なんですけどね。まだ24歳だそうですが。なんでもイングランドのコーンウォールにある日本の茶室風の内装の家に子供の頃に泊まった経験から付けたらしいんですけど。

音楽的には、なんていうんでしょうかオルタナティブ系というんでしょうかね。シンセやサンプリングされた音にヴォーカルが乗っかる、かなりアンビエントでドリーミーなサウンドでございます。

そんな今年リリースのアルバムからの1曲。19時すぎに。

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【Maybe You’re the Reason (2019)】
ザ・ジャパニーズ・ハウスはイギリスのアンバー・ベインという女性アーティストが基本1人でやっているインディー・ポップ系プロジェクト。デビューは2015年19歳の時でした。今年の3月に初のアルバムをリリースし、その2曲目がこちら。 https://youtu.be/dEzYD4ZielY

好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。