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「今日の1曲」(Twitter投稿まとめ) 2020.09.19 - 09.25

9月19日(土)
1970年代、それまで順調にヒットを積み重ねてきたあのブラスロックグループにいくつかの大きな事件が起こります。

グループのメンバーの死、プロデューサーとの確執による解任といったことなんですが。結果として彼らはそんなことを乗り越えてバンドは続いていくわけなんですけどね。

今日の1曲 はそうした事件の直前に出したアルバムからシングルカットされたナンバーで、全米4位に上るヒットとなった曲です。

1977年のヒット曲でした。19時ごろに。

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【Baby, What a Big Surprise (1977)】
アルバム『シカゴXI』からシングルカットされヒットした曲で、ピーター・セテラの作品(リードヴォーカルも)。このアルバムの後、プロデューサーのジミー・ガルシオの解任、テリー・キャスの不慮の死という事件が続きました。 


9月20日(日)
今日の1曲 はブルーズ好きのブルーズ好きの人たちの間ではかなり注目されているらしい若手の日本人女性シンガーソングライター/ギタリストの曲です。

幼い頃は海外で過ごし、最初はクラシックギターなどでプロを目指していたそうですが、ジャズやブルーズやロックに出会い、いつのまにかそちらの方面に移っていったようです。

関西方面の人なので地元のブルーズコミュニティの影響もあったようで、弾き語りを始めたとのこと。音楽学校を経てデビューをした、という人です。

今年出てCMにも使われているシングル曲を19時ごろに。

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【What Do You Want? (2020)】
Rei(レイ)は兵庫県出身のシンガーソングライター/ギタリストで、幼少期はフランスやアメリカで過ごし、最初はクラシックギターを弾いていたそうですが、その後ブルーズ・ギターと歌に転向し、音楽学校を経てデビュー。今年出たシングルを。 


9月21日(月・祝)
ロンドンというとイギリスなわけですが(カナダにもあるけど)今のロンドンって、かなり色んな国やら人種やらエスニシティをルーツを持つ人が集まっているわけですね。

なので、ロンドン出身のミュージシャンにも色んな人がいるわけです。白人の労働階級出のロッカーばっかりじゃないわけで、今日の1曲 も白人系ではないルーツを持つ人の曲です。

女性ジャズ・サックスプレイヤーでありコンポーザーでもある人の曲なんですが、彼女の両親はカリブ海にある英連邦にも加わっているあの島国の出身だそうです。

昨年に出たアルバムからの1曲。19時ごろに。

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【Source (2019)】
ヌバイア・ガルシアはロンドン出身のジャズ・サックス・プレイヤー/コンポーザーです。トリニダードトバゴ出身の両親の元に生まれ、10歳の頃からサックスを吹いているそうで、2017年にデビューしました。2019年に出たアルバムのタイトルチューンをどうぞ。 


9月22日(火・祝)
今日の1曲 は昨日と同じようにロンドン出身のアーティストの曲です。今日は、まだ若干20歳くらいのインディーの若手女性R&Bシンガーソングライターによるナンバーですが。

彼女も、アフリカやヨーロッパなど多様なルーツを持っているアーティストで、Wikipedia なんかには、シンガーであり「詩人」であると書いてありました。現代詩人を読みふけっていたのだとか。

音楽的にもチェット・ベイカーからジミヘンからデヴィッド・ボウイから、ヒップホップから、というように多様な音楽の影響を受けてきたということです。2年前

今年出たシングルを、19時ごろに。

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【Hurt (2020)】
アーロ・パークスは東ロンドン出身のまだ20歳のシンガーソングライター/詩人で2018年にデビューしました。本名を Anaïs Oluwatoyin Estelle Marinho といい、ナイジェリア、チャド、フランスの血を受け継いでいるそうです。今年出た最新のシングルを。 


9月23日(水)
今日の1曲 は1980年代のヒット曲なのですが、80年代の曲にありがちなシンセサウンドにレゲエの風味も加わったような感じの曲です。ニューヨーク出身の歌手がロサンゼルスに移ってバックコーラスの仕事などをしながら掴んだヒットだったようですが。

この曲、表面は気ままな恋人に振られた経験を笑い飛ばすような歌詞がついているんですが、実はなかなか自分の曲を出してくれないレコードレーベルのエライさんへの皮肉として書かれたという話もあります。苦労したんですね。

そういう苦労の末に放ったヒットだったようですが、彼の歌手としての大きなヒットはこの曲だけでした。でもその後はソングライターあるいはプロデューサーとしてしぶとく生き残り、今も活躍しているようです。

1983年のヒット曲でした。19時ごろに。

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【Break My Stride (1983)】
マシュー・ワイルダーはニューヨーク生まれのシンガー/キーボーディスト。この曲が最大のヒット曲でした。70年代にはフォーク系のデュオをやってたそうですが、ソロで歌ったこちらは80年代的なシンセポップですね。しかし、このジャケは(笑) 


9月24日(木)
バンドというと、入れ替わりがあるかもしれないけど、ある程度固定したメンバーがいるというのがまあ普通のイメージですけど、そういう実態のあまり(全く?)ないバンドというのもあるもので。

早い話、スタジオミュージシャンとかセッションマンとか集めて、レコーディングしちゃって、適当なグループ名付けて、それでレコード出したらヒットしちゃったなんてこともあるんですね。

今日の1曲 もそんなほぼ実体のないバンドの曲ですが、じゃあつまらない曲かというとこれが結構ご機嫌なサウンドだったりもするわけですね。イギリスの「バンド」なんですけど。

1970年のヒット曲でした。19時ごろに。

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【Love Grows (1970)】
イギリスのポップ・バンド、エディソン・ライトハウスの曲で、全英1位、全米5位のヒットとなりました。リード・ヴォーカルのトニー・バロウズという人は、色んなバンドで同時期に歌っていたりしてたようです。セッションマンみたいな人なんですかね。 


9月25日(金)
今日の1曲 は、1960年代、イギリスからアメリカへ進出した音楽的ムーヴメント、いわゆるブリティッシュ・インヴェイジョンの一翼を担った女性シンガーによるヒット曲です。

ブリティッシュ・インヴェイジョンの中にはもちろんビートルズやローリング・ストーンズといったバンドがいたわけですが、女性シンガーとしては、この人がいちばん成功した人なのかもしれません。

今日の曲の1つ前の曲が、とくに日本では有名ですが、こちらの曲のほうも、アメリカでは本国イギリスよりもヒットして、グラミー賞も受賞しています。

1965年のヒット曲でした。19時ごろに。

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【I Know a Place (1965)】
「ダウンタウン」が有名なペトゥラ・クラークですが、その「ダウンタウン」のすぐ後に出したシングルがこちらでした。アメリカではチャート3位まで上るヒットとなり、グラミー賞も獲得しています。映画やテレビでも使われることの多い曲です。


好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。