Twitter今日の一曲2019

Twitter「今日の1曲」連続投稿 2019.12.28 - 2020.01.03

12月28日(土)
曲のタイトルがオリジナルとカバーで変わってしまうというのもたまにありますが、大体ちょっとした言い回しの違いだったり、副題がメインになってしまうとか、そんなのが多いのですが。

今日の1曲は1970年代のソウルのヒットナンバーなのですが、オリジナルの曲があって、それがカバーされる時にタイトルが2箇所大きく変わってしまいました。

何が変わってしまったかというと、乗り物の名前と行先の地名なんですけどね。といえば、お分かりになる方も多いと思いますが。

1973年のヒット曲です。19時ごろに。

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【Midnight Train to Georgia (1973)】
グラディス・ナイト&ザ・ピップスの大ヒット曲ですが、オリジナルはジム・ウェザリーという人で、元々は “Midnight Plane to Houston” というタイトルでした。シシー・ヒューストンがカバーするときに今の題名になったそうです。 https://youtu.be/HwbmufPphP0


12月29日(日)
今日の1曲 は1974年にアメリカでヒットした歌なのですが、実はオリジナルはイギリスのバンドで、本国ではそちらがヒットしていました。まあ、よくある話なのですが。

ただ、この曲、実は一種の反戦歌でして、そういう歌でもレコード発売の争いがあるんだなあと、ビジネスの世界は厳しいなあと思ったことがありました。

反戦歌といっても、現実の戦争を歌ったというよりは、昔話的な寓話のような歌詞なんですけどね。とはいえベトナム戦争の最中でしたから、それに結びつけて考えた人は多かったのでしょう。

兵士が行進するときの鼓笛隊のようなサウンドが印象的でした。19時ごろに。

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【Billy Don’t Be a Hero (1974)】
ボー・ドナルドソン&ザ・ヘイウッズというバンドの全米No.1ヒットですが、元々はペイパー・レイスというバンドが歌って全英の1位になった曲でした。ペイパー・レイスはその後、別の曲で全米1位を獲得してリベンジ(?)しました。 https://youtu.be/1qlK9TJvuSk


12月30日(月)
年の瀬ですねー。今年もあと2日足らずになりました。そんな年末皆さまいかがお過しでしょうか?で、今日の1曲なんですが、そんな年末の忙しさとは何の関係もありません(ないのかい)。

あわただしい、皆さまの安らぎとなるべく、カリフォルニア生れのスムーズなソフト・ロックにしました。1970年代後半から80年代初頭まで活躍したあのグループのヒット曲です。

グループの名前がちょっと変わってて、人の名前みたいなんですけど、でも実はそんな名前の人はグループにはいない、という人たちです。

彼らの1981年のヒット曲を19時ごろに。

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【Cool Love (1981)】
パブロ・クルーズというのは人の名前みたいに聞こえますが、サンフランシスコ出身のソフト・ロック/AOR系のバンドの名前です。今でも活動しているそうですが、70年代末から80年代初頭がピークで、彼らの最後のトップ40入りしたヒットがこの曲でした。 https://youtu.be/8qCVYpo48Ew


12月31日(火)
大晦日ですねー。1年も今日で終りです。今年1年ありがとうございました。さて、大晦日というと私は、ハリーとサリーのあの映画を思い出すんですが。ラストのシーンが大晦日のパーティーでしたね(正確にいうと、ラスト1つ前ですが)。

そこで流れた曲が 今日の1曲です。ガス・カーンの作詞によるスタンダードナンバーで、ドリス・デイやトニー・ベネットやシナトラなど多くの歌手によって歌われています。

今日はこの映画のサウンドトラックから、まだ20代だった今も活躍するあのシンガー兼ピアニスト(俳優でもありますね)の歌ったバージョンで。

1989年の映画でした。19時ごろに。

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【It Had to Be You (1989)】
映画『恋人たちの予感』(When Harry Met Sally)のサウンドトラックから、ハリー・コニックJr.の歌で。実際に映画のラストの方で流れたのはフランク・シナトラの歌でしたけどね(笑)皆さん、どうぞ良いお年をお迎えください。https://youtu.be/TV1w3Z40xIc


1月1日(水・祝)
2020年がスタートしましたが、世界中のほとんどは日本より後から年が明けてくるんですよね。そんなわけで、今日の1曲は例のあの曲でございます。

有名なバージョンは、あのギターのブランドとしても名を残すあのギタリストと彼の(当時の)奥さんが弾いて歌ったバージョンですよね。あとベニー・グッドマンかな。

今日は、そのギタリストへのトリビュートして演奏されたバージョンでお送りいたします。こちらも超大物ギタリストではありますが。

2010年のライブ動画で、19時ごろに。

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【The World Is Waiting for the Sunrise (2010)】
古い曲なんですが、有名なのはレス・ポールとメアリー・フォードのバージョンですよね。今日はジェフ・ベックがレス・ポールへのトリビュートとして行ったライブから。ヴォーカルはイメルダ・メイ。良いお年を〜(^-^) https://youtu.be/TI1M5aeOlZg


1月2日(木)
新年2日目。初夢っていうのは、今日の夜見る夢だといわれますけど、大晦日から元旦に欠けてみる夢だとか、元日の夜に見る夢だとか、諸説あるようです。そんなわけで、今日の1曲は夢の歌です。

1960年代に活躍した、アメリカの4人組のフォークグループのヒット曲です。曲自体はもっと昔からあったものですが、それをリバイバルしてヒットさせたんですね。

この曲のタイトルを聴くと、「同族目的語」という英文法の用語を思い出すんですけどね。まあそんな人は少ないかもしれませんが、典型的な用例ではあるかと思います(って何の話やねん)。

1968年のヒット曲でした。19時ごろに。

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【Dream a Little Dream of Me (1968)】
1931年に書かれた古い曲ですが、ママス&パパスの「ママ」キャス・エリオットがリード・ヴォーカルでうたっているバージョンがこちら。数々のアーティストのカバーしたバージョンの中でも一番チャート的に成功したものになりました。https://youtu.be/ajwnmkEqYpo


1月3日(金)
Twitterで「20年代に入ったことだし、そろそろジャズの出番じゃない?」的なことを書いていた人がいたので、今日の1曲はジャズの曲です。すみませんね、安直で。

で、曲なんですが、ソニー・ロリンズという人の曲です。彼の書いた曲は色々ありまして、有名なところでは「オレオ」とか「セント・トーマス」とかありますが、今日のはそれほどには有名な曲ではありません。

でもときどきジャズのセッションとかに行くと演奏されたりもする曲です。ロリンズがあの天才トランペッターのクインテットにいた時に書いた曲なんですけどね。

1956年のロリンズのリーダー・アルバムから。19時ごろに。

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【Pent-up House (1956)】
ソニー・ロリンズがクリフォード・ブラウン/マックス・ローチのクインテットの一員だった時に、全く同じメンバーでロリンズをリーダーとして録音されたアルバムの中の1曲。結果的にこれがブラウンの最後のスタジオレコーディングになりました。https://youtu.be/yIlpEnsa2d8

好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。