Twitter「今日の1曲」連続投稿 2019.10.12 - 10.18
10月12日(土)
あるアーティスト(この場合シンガー)がある曲をレコーディングして、何年(何十年)か後に同じ曲をレコーディングすることは、まあよくあります。この前セルフカバーアルバムをスティングが出してましたね。
その最初のレコーディングと最近のレコーディングの間にどれだけの時間差があるか、その最長記録としてギネスに登録されたのが、今日の1曲です。まあ、間違いなく超ベテラン歌手ですよね。
あのアメリカのジャズ/ポピュラー歌手の歌ったジョージ&アイラ・ガーシュウィンのナンバーです。とえいば、もうお分かりかと思いますが、女性歌手とのデュエットで色々アルバムを出しているあの人です。
昨年(2018年)のアルバムの中の1曲。19時ごろに。
【Fascinating Rhythm (2018)】
昨年出たトニー・ベネットとダイアナ・クラールのアルバム中の1曲。ベネットが最初にこの曲をレコーディングしたのが1949年で、このバージョンとの時間差が68年342日でギネス記録(同一人物によるオリジナルシングルと再録の間隔)だそうな。 https://youtu.be/fytAhauleu0
10月13日(日)
昨日の話に少し似てるんですが、ある大物女性カントリーシンガーがいまして、彼女が1970年代に出したヒット曲があります。多くの人にカバーされてもいる曲でもありますが。
日本だとオリビア・ニュートン・ジョンのカバーの方がオリジナルより有名かもしれませんね。で、オリジナルから40年以上たってこの曲を今人気のアカペラ・コーラスグループがカバーすることになりまして。
それが 今日の1曲なのですが、オリジナルを歌ったシンガーもゲスト参加して歌ったところ、再ヒットとなりました。しかもグラミー賞のおまけ付きで。
2016年のリリースでした。19時ごろに。
【Jolene (2016)】
ドリー・パートンがこの曲をカントリー・チャートの1位に送り込んだのは1973年で、その年のグラミー賞にもノミネートされたものの受賞は逃しました。しかし43年後の2016年、このペンタトニックスのバージョンへのゲスト出演でグラミーを獲得しています。 https://youtu.be/oYCoyUxY2HY
10月14日(月・祝)
アメリカというフォーク・ロックのグループ(トリオ)のデビューはまずヨーロッパからだったんだそうです。3人ともヨーロッパに駐留していたアメリカ空軍の軍人の子供だったんですね。
なんでもアメリカ人ぽく見せようとしてるヨーロッパのバンドと間違われたくなかったんだそうです。それはともかくまずヨーロッパデビューしたものの、アメリカデビューするにはもっとインパクトのある曲を書けとレコード会社は彼らに言ったそうでして。
そんなわけで書かれたのが 今日の1曲です。これが彼らのアメリカデビューシングルとなり、結果的に大ヒットしました。……といえば、あの曲ですよね。
1972年のヒット曲。19時ごろに。
【A Horse with No Name (1972)】
アメリカのデビュー・シングルとなった曲です。歌詞がドラッグやってるっぽいとか、曲調がニール・ヤングに似てるとか、当時色々いわれたそうですが、結果的に大ヒットしましたね。コード2つだけなので、よくアコギで弾いてました。 https://youtu.be/Tm4BrZjY_Sg
10月15日(火)
昨日、某SNS方面でフェンダーローズというエレクトリックピアノの話をちょっとしてたのですね。なので 今日の1曲はフェンダーローズの演奏が印象的な曲は何かないかな、と思いまして、色々と考えていたのですが。
そしたら、ひょんなことでポール・サイモンの曲の動画をみたんですね、別にフェンダーローズの動画を検索してたら出てきたってわけではないんですが。ポール・サイモンの曲の中ではジャジーなナンバーでございます。
大ヒットしてグラミー賞のアルバム・オブ・ザ・イヤーも獲った有名アルバムのタイトルチューンです。シングルカットもされましたね。
1975年リリースのアルバムでした。19時ごろに。
【Still Crazy After All These Years (1975-6)】
ポール・サイモン4枚目のソロアルバムのタイトル曲で、マッスル・ショールズ・リズム・セクションのバリー・ベケットのフェンダーローズが効いています。アレンジはボブ・ジェームズ、サックスはマイケル・ブレッカー。 https://youtu.be/Zo1naJEacE8
10月16日(水)
子供の頃よく見たアメリカのTV番組にアンディ・ウィリアムズ・ショーというのがありまして。NHKでやってたんで、親も安心して見せてたんですかね。まあ、今から考えれば番組自体コンサバな大人しいものではありましたが。
で、ホストはもちろんアンディ・ウィリアムズでして、当時の人気歌手だつわけで、50年代から70年代に多くのヒット曲を出していました。日本で有名なのは「ムーン・リバー」とか「ある愛の詩」とかでしょうかね。
ですが、彼の長いキャリアで全米1位になった曲というのは実は1曲しかないんですね。今日の1曲はその曲なわけですが、日本ではあまり知られていない曲ではないかと思います。
1957年のリリースでした。19時ごろに。
【Butterfly (1957)】
アンディ・ウィリアムズは1953年からソロで活動していたそうですが、その長いキャリアで全米の総合チャート1位になったのはこの曲だけでした。ロカビリー・ソングのカバーですが、彼が歌うとだいぶソフトでやさしい感じになってしまいますね。 https://youtu.be/NPh435KiBt4
10月17日(木)
ビートルズの楽曲の数はいくつなのか、というのは諸説あるようで、213とか210とか278とか、色々と言われています。210と278じゃずいぶんと違いますねえ。まあ、数え方の問題みたいですけどね。
そんな数あるビートルズの曲の中で一番子供に受ける曲はどれでしょうかね?別に確たる証拠とか調査結果があるわけではないですが、今日の1曲はその最右翼かもしれません。
もちろん他にも子供受けする曲はあると思いますが、今日のはアニメの主題歌ですからね。歌っているのがあの人ですし。
つい最近、アメリカのTV番組で披露された最新の歌と演奏でどうぞ。19時ごろに。
【Yellow Submarine (2019)】
ビートルズの『リボルバー』からのシングルで同名の映画の主題歌にもなりました。ジミー・ファロンの Tonight ショーの学校の教室にある楽器を使って名曲をカバーするコーナーでの歌と演奏です。リンゴ・スターは相変わらず元気そうでなにより。https://youtu.be/iIg3kxeOZMA
10月18日(金)
この前、植木等の歌った曲を紹介しましたけど、植木等といえばもちろんハナ肇とクレイジー・キャッツの一員であったわけですよね。クレイジーのことを語り出すと、それはそれで長くなってしまいますが。
ともあれ、そうなると(どうなるとだよ?)同じクレイジーのメンバーのあの人の曲も紹介したくなるわけでして。もちろん、日本でも有数のトロンボニストでもあったあの人ですね。
この前の『植木等的音楽』と同じように、この人のアルバムも今年になって復刻されたのですね。今日の1曲はそのアルバムの中の曲でございます。
1992年のアルバムから。19時ごろに。がちょ〜ん。
【アイヤ・ハラホロ (1992)】
1992年のアルバム『ハラホロ・ワールド』の中の1曲。前年にシングルで出ていた曲のようですが、よくわかりません(笑)沖縄民謡のパロディで、口三味線やら色々とやっております。「ガチョ〜ン」もね。作詞は高平哲郎、作編曲は仙波清彦。 https://youtu.be/Zk0CgFGWvTQ
好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。