Twitter今日の1曲まとめ20190413-19

Twitter「今日の1曲」連続投稿 2019.04.13 - 04.19

4月13日(土)
1960年代も特に後半になると、ジャズマンたちが同時代のポピュラーソングをカバーしたりすることが多くなりますね。メディアの発展に伴って、情報の流通の量も速さも変化したということが大きかったのでしょうか。

カウント・ベイシーがビートルズやらジェームズ・ボンド・シリーズの曲をやったりとか、ウェス・モンゴメリーもジャンルにとらわれずいろんな曲を弾くようになっていきましたよね。

今日の1曲は、あるアルトサックス・プレイヤーがあのフォーク・デュオの楽曲のカバーだけを吹き込んだアルバムからの1曲です。ウェスの一連のアルバム同様、CTIレーベルからの発売でした。

1969年レコーディング(発売は1970年)の1曲。19時ごろに。

【The 59th Street Bridge Song (Feelin’ Groovy) (1969)】
ポール・デズモンドのサイモン&ガーファンクルの楽曲のカバーだけで構成されたアルバムからの1曲。エレピはハービー・ハンコックでストリングスアレンジはドン・セベスキー。なかなか「グルーヴィー」ですよね。 https://youtu.be/U6n3ZM6VzlY


4月14日(日)
この前電車に乗っていたら、車内で映画『恋人たちの予感』(When Harry Met Sally)が初上映から30年ということで、ハリウッドでイベントがあったというニュースが流れてました。写真はもちろんハリーとサリー(ビリー・クリスタルとメグ・ライアン)でしたよ。

ノラ・エフロン脚本、ロブ・ライナー監督のこの映画は、男と女の違い、男と女の友情は成立するのか、といったテーマで人気でした。サリー役のメグ・ライアンはこの映画でブレイクして、以後10年くらいロマンティック・コメディーの主役として活躍しましたね。

今日の1曲はこの映画の冒頭に流れていたスタンダード・ナンバーです。ニューヨークまで車で旅をするハリーとサリーの会話に寄り添うような男女のすれ違いを歌った曲です。もともとフレッド・アステアの映画で使われた曲なんですが。

アイラ&ジョージ・ガーシュウィンの兄弟によるナンバーです。19時過ぎに。

【Let’s Call the Whole Thing Off (1957)】
ガーシュウィン兄弟の作品で1937年のフレッド・アステアとジンジャー・ロジャーズの映画『踊らん哉』で歌われて有名になった曲。『恋人たちの予感』の冒頭では、このバージョンのサッチモのパートが使われていました。 https://youtu.be/CIYS9EQWkXg


4月15日(月)
ちょっと前に用事で横浜に行った時、桜木町の辺りを通りまして。で、その時に今日の1曲のことを思い出したんですね。そしたら、その曲が頭の中でヘビロテ状態になって、ちょっと難儀したことがありました(笑)

ある男性シンガーソングライターの90年代J-POPヒットナンバーなんですけどね。なんでも彼がデビュー前に上京してきたとき、一時住んでいたのが桜木町あたりだったんだそうです。それで歌詞に桜木町が出てくるんでしょうね。別に桜木町がテーマという訳じゃないんですが。

テーマといえば、失ったモノを思う、喪失感なんていうのは、歌のテーマとしてはよくあるものですが、この曲なんかはまさにそんな喪失感を歌っています。失ったものは恋人であるわけですが。

そんな「喪失感」にあふれた悲しい曲です。1997年のヒット曲。19時ごろに。

【One More Time, One More Chance (1997)】
山崎まさよし4枚目のシングル。書いたのはデビュー前の93年頃だそうです。彼の初主演映画である『月とキャベツ』の主題歌になり、ヒットしました。桜木町って聞くとこの曲思い出すんですけど私だけ?弾き語りバージョンでどうぞ。https://youtu.be/BqFftJDXii0


4月16日(火)
親子でデュエットした曲が全米ヒットチャートの1位になったのは、これまでに1回しかないんだそうです。そうあの大物歌手とその娘のデュエットナンバー。え?「アンフォゲッタブル」じゃないですよ。あれは本当のデュエットじゃないしね。

そっちじゃなくて、あのイタリア系クルーナーの人です。1967年に娘のナンシーと歌ってヒットさせたあの曲。あれって、その後も色んな人たちがカバーしたりもしていて、中にはニコール・キッドマンが歌ってるのとかありますね。

で、今日の1曲はその曲を、日本人の男性と女性のアーティストがカバーしたバージョンです。残念ながら亡くなってしまったあのナイアガラな方とついこの前コンサート映像が映画館で上映してたあの人。

そんな2人が2003年にレコーディングしたバージョンをお送りします。19時ごろに。

【Somethin’ Stupid (2003)】
竹内まりやと大瀧詠一によるカバーですが、オリジナルはカーソン・パークスという人の歌で、一般には1967年にヒットしたフランク・シナトラと娘のナンシーとのデュエットのバージョンが有名です。大瀧さんもホントは娘と歌いたかったんだとか。 https://youtu.be/uuoeuIB0MAs


4月17日(水)
昨日の1曲は1960年代のヒット曲のカバーでしたが、今日の1曲は1980年代後半にビッグヒットした、あの有名ハードロックバンドのナンバーのカバーです。パワーバラードって言うんですかね?違うかな。

カバーしたのも90年代にブレイクしたあの有名な女性ロックシンガーなんですけどね。オリジナルから10年ちょっと後にカバーして、ある映画のサントラで使われました。

映画は大ヒットして(批評家の受けは悪かったみたいですけど)、その勢いでかどうかは知りませんが、曲の方もそれなりのヒットになって、グラミー賞を獲得していますね。

1999年、ミレニアム直前にヒットしたナンバー。19時ごろに。

【Sweet Child o’ Mine (1999)】
オリジナルはもちろんガンズ・アンド・ローゼズ1988年の全米No.1ヒット。このシェリル・クロウのバージョンは映画『ビッグ・ダディ』のサントラとしてレコーディングされました。この曲でシェリル・クロウはグラミー賞を獲っています。 https://youtu.be/ZFU9qBEvEVw


4月18日(木)
どうも今週の流れは、昔のヒット曲のカバーバージョンという感じなので、今日の1曲もカバー曲にしようかな、と思います。今日はロバータ・フラックの大ヒット曲のカバーなんですが。

ロバータ・フラックがヒットさせたのは1973年で、通算5週(連続では4週)全米No.1になったという大ヒット曲です。グラミー賞も3部門獲っていますね。その後、世界各国でカバーされていまして、日本でも数多くのカバーがあります。

とある商品のCMソングになったというのも人気の秘密かも。で、そんな曲をあるグループがカバーしたヒップホップアレンジのバージョンが今日の1曲です。こちらのバージョンも世界的にヒットしまして、各国のチャートでトップに昇りました。

1996年のヒット曲。19時過ぎに。

【Killing Me Softly with His Song (1996)】
オリジナルはロリ・リーバーマンという人ですが、なんといってもロバータ・フラックのバージョン(と某コーヒーのCM)で有名な曲。それをフージーズがカバーしたのがこちらのバージョン。リード・ヴォーカルはローリン・ヒル。 https://youtu.be/oKOtzIo-uYw


4月19日(金)
さて、今日もヒット曲のカバーなんですが……。ジャズの人(笑)って普通の曲をアレンジ変えて演奏したりすることをよくやりますよね。スタンダードナンバー(サマータイムとか)を変拍子でやるとか。

今日の1曲もそんな演奏なんですけど、あるピアニストのトリオなんですが、これはジャズのスタンダードとかではなくて、70年代のとあるヒット曲を取り上げています。

誰の曲かというと、ポール・サイモンなんですけどね(笑)彼が70年代に入ってソロ活動を始めてから飛ばしたヒット曲なんですが。まあ彼の曲としてはジャジーな雰囲気のある曲ではありますけど。

そのポール・サイモンの曲を変拍子アレンジで演奏しているのが今日の1曲です。19時ごろに。

【50 Ways to Leave Your Lover (2005)】
オリジナルはポール・サイモンのソロ・アルバム『時の流れに』(1975)からのシングルカットされたヒット曲。これをブラッド・メルドー・トリオは7拍子でやっております。良く聴かないと原曲の面影はありまりありませんね(笑)https://youtu.be/MNUU2lktnmY

好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。