Twitter今日の1曲まとめ20190511-17

Twitter「今日の1曲」連続投稿 2019.05.11 - 17

5月11日(土)
アース・ウィンド&ファイアというバンドがあってお好きな方も多いと思うのですが、彼らの曲で一番好きなのは何ですか?……というと、「セプテンバー」という答えがかなり多くなると思います。そこで……

じゃあ2番目に好きな曲は何?という話になるとだいぶバラけるかとは思います。実は前にそんなアンケートを取ったことがあるらしく、そこで(当然のことながら「セプテンバー」に次いで)2位になったのが今日の1曲です。

この曲、アメリカではさほどウケなかったのか中ヒット程度だったのですが、日本では大ヒットしたんですよね。最終的ゴールドディスクを獲ったらしいですが。マイナー調なのが日本人受けするんでしょうかね。

そんな1978年のアースのヒットナンバーを19時ごろに。

【Fantasy (1978)】
邦題『宇宙のファンタジー』。アメリカではチャート32位止まりでしたが、日本では折からのディスコブームの中で洋楽チャートのトップを獲得。なんと当時解散少し前だったフォーリーブスがカバーをしている(訳詞:北公次)のだそうです。知らなかった(笑)https://youtu.be/L0CVoFsUhC4


5月12日(日)
もう一昨日になってしまいましたが、5月10日はフレッド・アステアの誕生日でした。生誕120年だったんですなー。アステアはもちろん優れたダンサーでしたが、ミュージカルのステージや映画で彼の歌った歌の多くはスタンダードになっています。

だいたいが彼が姉のアデルやジンジャー・ロジャーズとの舞台や映画で歌った曲が、後のMGMミュージカルなどでも繰り返し使われてますね。曲の作者もガーシュウィンとか有名な人たちですが。

今日の1曲は、これもアメリカの国民的作曲家だったアービング・バーリンの作詞・作曲によるものです。アステア/ロジャーズ映画の中からの1曲。

1935年というから80年以上たってますなー。19時ごろに。

【Top Hat, White Tie and Tails (1935)】
フレッド・アステア、ジンジャー・ロジャーズ主演の映画『トップ・ハット』から。同映画の音楽担当のアーヴィング・バーリンの作品。アステア/ロジャーズ映画の中でも特に評価の高い映画で、2011年には舞台化もされています。 https://youtu.be/RZOJoV6H2UM


5月13日(月)
またまた誕生日の話なんですが、昨日(5月12日)はバート・バカラックの誕生日でした。91歳ということですが、未だに現役で活動しているようで、今年も色んなところで演奏のブッキングが入っているのだとか。

今日の1曲はそんなバカラック・ナンバーの中からお送りしますが、バカラックといえば初期の楽曲は作詞家のハル・デイヴィッドとのコンビで書かれたものがほとんどでしたね。今日はそんな曲の中の代表曲の1つにしましょう。

この曲、チャート的にもヒットして、確かグラミーも獲っているのですが、この曲を歌ったあの女性歌手はこの曲のことを好きじゃないのだそうです。結局説得されてレコーディングはしたのですがね。だから、今も残っているわけですが(笑)

そんな1968年のヒットナンバーを、19時ごろに。

【Do You Know the Way to San Jose (1968)】
バート・バカラックとハル・デイヴィッドの作品で、ディオンヌ・ワーウィックの代表作でもあるのですが、ワーウィックはこの曲が「馬鹿げてて好きじゃない」のだそうです。それでもコンサートでは歌うそうですが(笑) https://youtu.be/jqWt49o7R-k


5月14日(火)
ジャズ・ギタリストのケニー・バレルという人がいまして、現在87歳で、ついこの前まで元気に演奏活動していた印象があるのですが、実は2年ほど前から病気療養のため入院生活をしているのだそうです。そんなところに色々な不幸な出来事が重なったらしく、現在はかなり経済的にひっ迫している様子。

下手をすると近いうちにホームレス状態になってしまう、ということで、奥さんのキャサリンさんがクラウド・ファンディングで支援を呼びかけています。そうしたところ、たちまち各方面から支援があつまり、目標の10万ドルを4日ほどで達成してしまって、まあまずは良かったって話なんですが。

しかしケニー・バレルほどのギタリストでもちょっとしたことで経済的に追い込まれるとは、アメリカという国も厳しいところですねえ。今日の1曲はそんなケニー・バレルが1963年に書いてブルーノートから出たアルバムに収められたナンバーをお送りいたします。

バレルは現在自伝を病床で執筆しているそうです。また再び元気になってほしいですね。19時ごろに。

なお、クラウド・ファンディングのWebサイトはこちらです▼▼▼
https://www.gofundme.com/support-kenny-burrell

【Chitlins Con Carne (1963)】
ケニー・バレルのブルーノートからのアルバム『ミッドナイト・ブルー』の中の1曲。バレル本人の作曲です。彼らしいブルージーなギターが素敵ですね。テナー・サックスはスタンリー・タレンタイン。また元気になって聴かせて欲しいものです。 https://youtu.be/mP0flneNfaQ 


5月15日(水)
曲などのタイトルというのは、「原則として」著作権法の保護の対象にはならないそうです。時々、同じタイトルだけど全く別の曲なんてことありますよね。

もっとも、「原則として」と書いたように、全ての場合に当てはまるとも言えないので、あなたが何かの曲のタイトルをパクってトラブルになっても私は責任は取れませんので、そこはよろしくお願いします(笑)

さて、今日の1曲は、映画化もされて大ヒットしたアメリカのベストセラー小説と同じタイトルのスタンダードナンバーです。小説の出た翌年に書かれていますので、何らかの形でインスパイアされたのかもしれませんが、詳しいことはよく分からないそうです。

1937年に書かれた曲です。19時ごろに。

【Gone with the Wind (1960)】
有名な小説(映画)『風と共に去りぬ』と同じタイトルで、書かれた時期(1937)も小説のすぐ後ですが、直接的なつながりはないという曲。ハーバート・マジッドソンという人の作詞。作曲はアリー・ルーベル。ウェスのギターでどうぞ。 https://youtu.be/0ur7F_ZRHDA


5月16日(木)
ラリー・カールトンってまた来日するんですってねえ。今回はリチャード・ボナと一緒だとかで、ブ○ー○ートでツェー万デー千円だそうですよ奥さん。稼ぐなあ。まあ、71歳、元気でご活躍でご同慶の至りではありますが。

そんなわけで(?)今日の1曲はそのラリー・カールトンがメンバーだったあのジャズ/フュージョンのグループの曲でございます。もちろん、カールトンは「ルーム335」を始めとしたソロの活動が今となっては目立つわけではありますが。

でも、今日の1曲のグループとか、スティーリー・ダンとか、それ以外にも、バンドメンバーあるいはサイドマン、スタジオ・ミュージシャンとしても多くのレコーディングを残しているわけですね。

1976年のヒット・アルバムからの1曲。19時ごろに。

【Keep That Same Old Feeling (1976)】
クルセイダーズのアルバム『南から来た十字軍』からの1曲。シングルカットもされてR&Bチャートで21位まで上っています。この曲を書いたウェイン・ヘンダーソンはこのアルバムを最後にグループから脱退していますね。 https://youtu.be/sgGQxnzy1Qs


5月17日(金)
今日の1曲はサンフランシスコ/ベイエリアを拠点とした、あの重厚なホーンセクションと強烈なグルーヴ感をもつファンク/R&Bバンドのナンバーです。結成されたのは1968年頃で、1970年代にはヒットも飛ばして一躍スターダムに上りました。

その後80年代はしばらく不遇でしたが、同じサンフランシスコ出身のヒューイ・ルイス&ザ・ニューズのホーンセクションとして起用され復活を果たしたあのバンドですな。メンバーチェンジを繰り返しながらも、現在もライブなどを中心に活動を続けています。

70年代からよく来日もしていて、日本のアーティストとの共演も多いバンドですね。ムッシュかまやつとかRCサクセションとか朱里エイコとか。たしか去年も来日していましたね。

というわけで、マーカス・ミラーがベーシストが聞くべき1枚としても挙げている、1974年のアルバムの中から。19時ごろに。

【Don’t Change Horses (in the Middle of a Stream) (1974)】 
タワー・オヴ・パワーの『バック・トゥ・オークランド』アルバムからのヒット曲。アメリカの「モダン・ドラマーズ・マガジン」の投票でドラマーが聞くべき最も重要なアルバムの1つに選ばれたのだとか。
https://youtu.be/wffRNjGGr4E

好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。