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Twitter「今日の1曲」連続投稿 2020.08.22 - 08.28

8月22日(土)
今日の1曲 はドリー・パートンが作詞作曲して歌い、カントリーチャートで1位になった曲……のカバーバージョンです。ちなみにパートンはこの曲で2回カントリーチャート1位を獲ってるそうですけど。

一番有名なカバーはあのR&Bのディーヴァが歌って大ヒットさせたバージョンですね。R&B/ソウルとカントリーというと、全然別のジャンルのように思いますが、実はカントリーの曲をソウルシンガーが歌ったりしてヒット、なんてことも結構あります。

でも今日のバージョンは、その大ヒットしたバージョンではなくて、別の女性シンガーによるバージョンなんですけどね。こちらはカントリーロック系のカバーです。

1975年のアルバムの中の1曲。19時ごろに。

【I Will Always Love You (1975)】
ホイットニー・ヒューストンの14週連続全米No.1というお化けのようなヒットで有名な曲ですが、オリジナルは1973年にドリー・パートンの歌ったカントリー・ソングでした。このリンダ・ロンシュタットのバージョンは1975年のアルバムから。


8月23日(日)
バンドのメンバーがどのようにつながってそのバンドが生まれたのか、というきっかけは色々ありますよね。子供の頃から一緒にやってたとか、学校で知りあったとか。掲示板で呼びかけたとか。レコード会社にいわれたとか(笑)

そんなバンドメンバーのつながり方ですが、最近では昔とはちょっと違ったきっかけでつながったりすることもあるようで。今日の1曲のバンドのメンバーたちの多くはオンラインで出会ったようです。SNSとか音楽のフォーラムとか。

今日の1曲は、そんなイギリス、日本、韓国他、色んな国籍のメンバーで構成された多国籍バンドの曲です。リードヴォーカルの女性シンガーはアメリカで暮らしている日本人だそうです。

2018年のデビューアルバムから。19時ごろに。

【The Prawn Song (2018)】
スーパーオーガニズムは2017年結成の、日本、イギリス、オーストラリア、 ニュージーランド、韓国といった多国籍のインディー・ポップバンドです。リード・ヴォーカルのOronoは日本人で結成時はまだ高校生でした。彼らのデビューアルバムから。


8月24日(月)
今日の1曲 は日本のアニメの中の曲のカバーバージョンです。1990年代の終わりから2000年代初頭にかけて日本そして欧米でも放送され人気のあったアニメなんですが。

このアニメを昔見たアメリカなどのミュージシャンが曲をカバーしている動画などもYouTubeによく上がっているのを見かけますが、今日のバージョンはもう少しオフィシャルな(?)ものでして。

アメリカのミュージシャンを中心に企画され、そこに英語版の声優や、オリジナルを演奏した日本のバンドメンバーなども加わって作られたもので、チャリティシングルとして発表されたものです。

オリジナル日本語版の放映は1998~99年でした。19時ごろに。

【The Real Folk Blues (2020)】
アニメ『カウボーイビバップ』のエンディング・テーマで、アメリカで企画されたチャリティ・シングル・バージョン。アメリカのミュージシャンや米国版のオリジナル声優らに加え、オリジナル版の菅野よう子とシートベルツも参加しています。


8月25日(火)
今日の1曲 はアメリカのブルーグラス系のバンドの曲ですが、出身はニューヨークのブルックリンだそうです。マンドリン、バンジョー、ギター、バイオリン、ウッドベース。生の弦楽器のみを使う、トラディショナルなブルーグラスバンドの編成なのですが。

彼らの生み出すそのサウンドは一味違う感じでして、ロック、フォーク、ジャズ、クラシックなどの要素も取り込んだ新しいタイプの演奏をする人たちです。

2006年ごろから活動しているバンドですが、昨年は来日もしてブルーノートでも演奏をしていましたね。昨年度のグラミー賞の最優秀フォークアルバムも獲得しているというバンドです。

グラミー賞を獲得した2018年のアルバムから。19時ごろに。

【Like It’s Going Out of Style (2018)】
パンチ・ブラザーズはクラシックやジャズの要素を取込んだプログレッシヴ・ブルーグラスと称されるジャンルのバンドで、2006年ごろ結成されました。2019年のグラミー賞(最優秀フォーク・アルバム)を獲得したアルバムからの1曲。


8月26日(水)
今日の1曲 は1960年代から活動を続けている、あのアメリカのロックグループの新曲です。ずっと離合集散やら、分裂やら、改名やらを繰り返してきたバンドです。

特に80年代には、メンバー間で訴訟になったりして、分家のようなグループもできたりとか、いろいろあった人たちです。もはやオリジナルのメンバーといえる人(とはいえ加入は70年代になってから)は1人という状態ですが。

今回出た新曲には、それでもバンドの中心メンバーだったすでに引退した女性シンガーが曲の共作者として加わっていたりもしています。

12年ぶりに出たアルバム(EP)からの1曲。19時ごろに。

【What Are We Waiting for (2020)】
ジェファーソン・スターシップが12年ぶりに発表した新作EPアルバム “Mother of the Sun” からのシングルカット曲。バンドからはすでに脱退し引退している元メンバーのグレース・スリックが曲の作者として加わっています。


8月27日(木)
今日の1曲 は1970年代のディスコ・ナンバーです。ヒットして、ディスコの定番として今でも聴かれます。90年代にもカバーされてリバイバルヒットもしました。

歌っているのは、ニューヨークのハーレム出身の女性歌手で、おそらく大ヒットと呼べる曲はこの曲だけかと思います。残念ながら2000年にガンで亡くなってしまいましたが。

実はこの曲、最初は彼女のボーイフレンドのバンドの曲として書かれたそうですが、レコード会社が拒否したため、この曲を気に入っていた彼女に回ってきたんだそうです。

1976年のヒット曲です。19時ごろに。

【Turn the Beat Around (1976)】
ヴィッキー・スー・ロビンソンのディスコ・スマッシュ・ヒット。ディスコ・ナンバーのクラシックとして、現在でもよく聴かれる楽曲です。グロリア・エステファンが1994年にカバーしたバージョンもよく知られていますが、こちらがオリジナル。


8月28日(金)
今日の1曲 は、日本で最初に100万枚を超えるセールスを記録したというあのアルバムの中の曲です。LPの時代の記録で、そういう100万枚超えをしたLPアルバムは4枚しかないそうで、その最初の1枚ということになります。

あの男性シンガーソングライターの曲なわけですが、この曲はまだブレイクする前の別の男性シンガーと一緒に作った作品なのだそうです。LPがヒットしたおかげで、印税が入って助かったと共作者のシンガーは言っていたそうですが。

なんでも2人でアパートの部屋でギターを弾きながらつくったのだそうです。本当はシングルのA面にしたかったくらい気に入っていたらしいですが、レコード会社の意向でB面になったのだとか。

1973年のアルバムでした。19時ごろに。

**【帰れない二人(????)】 **
井上陽水の大ヒットアルバム『氷の世界』に収録された曲で、シングルでは「心もよう」のB面として発売されました。作詞作曲は井上陽水と忌野清志郎の共作でした。アパートで二人で作ったんだそうです。その二人が共演したライブ映像でどうぞ。


好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。