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2023年の読書記録

 2023年最後の日を迎えた。年の瀬というのは何かと忙しく,クリスマスに向けて盛り上がった世の中は,新年に向けて急速におとなしくなる感じがする。その豹変ぶりは日本ならではなのだろう。
 さて,今年も様々な本に出会ってきた。どんな本を読んできたのか。ただただ羅列していく。今年は142冊の本を読んできたようだ。とても印象に残っているものから,ほとんど覚えていないものまで。

1月

光文社『実践理性批判(2)』イヌマエル・カント

原書房『古代エジプトの日常生活』ドナルド・P・ライアン

誠文堂新光社『コーヒー語辞典』山本加奈子/村澤智之

光文社『オズの魔法使い』ライマン・フランク・ボーム

平凡社『般若心経』角田泰隆/金岡秀郎

新潮社『江戸川乱歩傑作選』江戸川乱歩

2月

清流出版『繊細さんが「自分のまま」で生きる本』武田友紀

小学館『はじめての『般若心経』』サライ編集部

幻冬舎『ルポ中年童貞』中村淳彦

山川出版社『スペイン・ポルトガル史 上』立石博高

山川出版社『福井県の歴史第2版』隼田嘉彦/白崎昭一郎

メイツ出版『三線 上達のポイント 新装版 正しい技術と発音で演奏と唄をレベルアップ』日高桃子/山城留美子

山川出版社『奈良県の歴史第2版』和田萃/安田次郎

新潮社『夜明け前 第1部 上』島崎藤村

3月

河出書房新社『学校では教えてくれない生活保護』雨宮処凛

中央公論社『沖縄のいきもの』盛口満

岩波書店『私たちと戦争責任』宇多川幸大

洋泉社『あなたの知らない般若心経』渋谷申博/宮坂

産業編集センター『結局、人の悩みは人間関係』林伸次

millegraph『沖縄と琉球の建築』小川重雄/青井哲人

筑摩書房『現代語訳般若心経』玄侑宗久

東京創元社『珈琲と煙草』フェルディナント・フォン・シーラッハ/酒寄進一

河出書房新社『図説ジプシー』関口義人

新潮社『夜明け前 第1部 下』島崎藤村

新潮社『首里の馬』高山羽根子

岩波書店『ルポ 大阪の教育改革とは何だったのか』永尾俊彦

岩波書店『#教師のバトンとはなんだったのか』内田良/斉藤ひでみ

4月

人々舎『愛と差別と友情とLGBT+』北丸雄二

風鳴舎『発達障害×絵本』木村美幸/松嵜洋子

新潮社『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド(上巻)』村上春樹

新潮社『ティファニーで朝食を』トルーマン・カポーティ/村上春樹

汐文社『ちくちくことば・ふわふわことば 1 あいての気もちを考えて話そう』秋山浩子/鈴木教夫

岩波書店『つながりを煽られる子どもたち』土井隆義

岩波書店『世界の片隅で日本国憲法をたぐりよせる』大門正克

明石書店『生まれ、育つ基盤』松本伊智朗

学苑社『発達障害といじめ』小倉正義

新潮社『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド(下巻)』村上春樹

平凡社『労働の思想史』中山元

岩波書店『占領期カラー写真を読む』佐藤洋一/衣川太一

新潮社『異邦人』カミュ

東京書籍『目でみる方言』阿部敬史/山出高士

5月

Gakken『「学校」ってなんだ? 不登校について知る本』伊藤美奈子/いつか

明石書店『遊び・育ち・経験』松本伊智朗/小西祐馬

創元社『SNSの哲学』戸谷洋志

中央公論社『日本語の発音はどう変わってきたか』釘貫亨

PEARSON EDUCATION ESL『Level2: Alice in Wonderland Book and MP3 Pack』Caroll

NHK出版『学びのきほん 感性でよむ西洋美術』伊藤亜紗

本の雑誌社『憧れの住む東京へ』岡崎武志

新潮社『夜明け前 第2部 上』島崎藤村

中央公論社『戦後教育史』小国善弘

6月

青春出版社『「発達障害」と間違われる子どもたち』成田奈緒子

中央公論社『幕府海軍』金澤裕之

笠間書院『一生使える国語力』山口謠司

あすなろ書房『谷川俊太郎』萩原昌好/渡邉良重

フィルムアート社『クリティカル・ワード ポピュラー音楽』永冨真梨/忠聡太

あすなろ書房『山之口貘』萩原昌好

PHP研究所『先生がいなくなる』内田良/小室淑恵

新潮社『夜明け前 第2部 下』島崎藤村

あすなろ書房『まど・みちお』萩原昌好/三浦太郎

あすなろ書房『北原白秋』萩原昌好

筑摩書房『子どもの文化人類学』原ひろ子

7月

明石書店『教える・学ぶ』松本伊智朗/佐々木宏

光文社『好色一代男』井原西鶴/中嶋隆

岩波書店『先生が足りない』氏岡真弓

日本実業出版社『読んだらきっと推したくなる!がんばった15人の徳川将軍』房野史典

新潮社『ビニール傘』岸政彦

筑摩書房『「聴く」ことの力』鷲田清一

旬報社『教員不足クライシス』山崎洋介/杉浦孝雄

あすなろ書房『高村光太郎』萩原昌好/田中清代

岩波書店『モモ』ミヒャエル・エンデ/大島かおり

ミネルヴァ書房『絵本力』浅木尚実

河出書房新社『社会学入門一歩手前』若林幹夫

新日本出版社『おこりじぞう』山口勇子/四国五郎

KADOKAWA『キッチン』吉本ばなな

文藝春秋『竜馬がゆく一』司馬遼太郎

8月

光文社『シン・学校改革』西村祐二

岩波書店『哲学がわかる 中世哲学』ジョン・マレンボン/周藤多紀

明石書店『大人になる・社会をつくる』松本伊智朗/杉田真衣

岩波書店『世界史とは何か』小川幸司

中央公論社『言語の本質』今井むつみ/秋田喜美

ぺりかん社『国語の時間 学校の学びを社会で活かせ!』松井大助/漆原次郎

岩波書店『被爆者からあなたに』日本原水爆被害者団体協議会

文藝春秋『竜馬がゆく二』司馬遼太郎

集英社『夏と花火と私の死体』乙一

文藝春秋『竜馬がゆく三』司馬遼太郎

日本評論社『「生きづらさ」を聴く』貴戸理恵

講談社『1973年のピンボール』村上春樹

晶文社『インフルエンサーのママを告発します』ジェ・ソンウン/渡辺奈緒子

9月

KADOKAWA『音のない世界でコミュ力を磨く』難聴うさぎ

新潮社『西の魔女が死んだ』梨木香歩

講談社『中学校の授業でネット中傷を考えた 指先ひとつで加害者にならないために』宇多川はるか

早川書房『これからの「正義」の話をしよう』マイケル・J・サンデル/鬼澤忍

筑摩書房『客観性の落とし穴』村上靖彦

文藝春秋『竜馬がゆく四』司馬遼太郎

中央公論社『御成敗式目』佐藤雄基

光文社『校庭の迷える大人たち』大石大

岩波書店『「引きこもり」の30年を振り返る』石川良子/林恭子/斎藤環

世界文化社『「発達障害」基本のき』坂崎隆浩

中央公論社『午後三時にビールを』中央公論社

吉川弘文館『大学で学ぶ沖縄の歴史』宮城弘樹/秋山道宏/野添文彬/深澤秋人

文藝春秋『竜馬がゆく五』司馬遼太郎

NHK出版『「100分de名著」ブックス カント 純粋理性批判』西研

岩波書店『桓武天皇』瀧浪貞子

筑摩書房『「人それぞれ」がさみしい』石田光規

岩波書店『教育入門』堀尾輝久

10月

早川書房『教育虐待』石井光太

岩波書店『関東大震災と流言』前田恭二

集英社『スーフィズムとは何か イスラーム神秘主義の修行道』山本直輝

文藝春秋『竜馬がゆく六』司馬遼太郎

PHP研究所『はじめて考えるときのように』野矢茂樹/植田真

新潮社『はじめての沖縄』岸政彦

筑摩書房『北京の歴史』新宮学

筑摩書房『古代史講義【海外交流編】』佐藤信

講談社『創造論者vs無神論者 宗教と科学の百年戦争』岡本亮輔

中央公論社『恐怖の正体』春日武彦

文藝春秋『竜馬がゆく七』司馬遼太郎

晃洋書房『戦後日本の教員採用』前田麦穂

中央公論社『隋–「流星王朝」の光芒』平田陽一郎

11月

新潮社『京都』有賀健

草思社『子どもの話にどんな返事をしてますか?』ハイム・G・ギノット/菅靖彦

講談社『#Z世代的価値観』竹田ダニエル

KADOKAWA『増補カラー版 九相図をよむ 朽ちてゆく死体の美術史』山本聡美

岩波書店『子どもと学校』河合隼雄

筑摩書房『ルポ高学歴発達障害』姫野桂

中央公論社『カラー版 美術の愉しみ方』山梨俊夫

文藝春秋『竜馬がゆく八』司馬遼太郎

あすなろ書房『宮沢賢治』萩原昌好/唐仁原教久

光文社『愛とラブソングの哲学』源河亨

新潮社『金閣寺』三島由紀夫

名古屋大学出版会『戦後表現』坪井秀人

マイナビ出版『コーヒー事典』川島 José 良彰

岩波書店『読書について 他二篇』ショウペンハウエル/斎藤忍随

筑摩書房『体育がきらい』坂本拓弥

12月

KADOKAWA『こゝろ』夏目漱石

筑摩書房『勉強する気はなぜ起こらないのか』外山美樹

光文社『吃音の世界』菊池良和

講談社『わかりあえないことから–コミュニケーション能力とは何か』平田オリザ

講談社『失敗学のすすめ』畑村洋太郎

筑摩書房『トルコから世界を見る』内村正典

岩波書店『子どもの算数,なんでそうなる?』谷口隆

筑摩書房『ルポ歌舞伎町の路上売春』春増翔太

筑摩書房『安楽死が合法の国で起こっていること』児玉真美


 今年は年齢も30歳となり,一つ節目なきがしていた。しかし,こうしてまとめてみると,特に去年と思考は変わっていな気がする。それから,本のまとめはこまめに作っていくべきだった。142冊分を一気にまとめるのは本当にしんどい。出版者,タイトル,著者を羅列しているだけだけれど。

 今年も出会い別れ多々あり,濃厚と言える1年でした。

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