【シリコンバレー】講演会まとめ「どのような戦略でシリコンバレーに挑戦するのか?」(2014年)
2014年10月11日シリコンバレーにあるPlug and Play Tech Centerにて講演してきました!
今回の主催は、シリコンバレーに住む大学生戸村光くん。
今回のテーマについて、戸村くんからこういうことを言われました。
以下、戸村光くんより
あきらさん、シリコンバレーでは日本から来た成功者はいっぱいいます。
みんな講演会では、自分の過去の成功を語りたがります。
でもこっちの人や学生が聞きたいことって、過去のことじゃなくて「これから」のことなんです。
過去のことを聞いても、こっちで使えないからです。
だから、これからシリコンバレーでどんなことをするのかを語ってください!
シリコンバレーでビジネスをする学生 戸村くん
なるほど、と思いました。
しかし、こっちに来たばっかりでいきなりこれからのことを人前で語るのは、すごいプレッシャー。
でもぼくのこれからの考えが、
こっちの人にとっての何か助けになるのであれば!
以下、講演会で話した内容を講演会の語り口でまとめます。
シリコンバレーで挑戦するのは主にこの4つのカテゴリー
みなさん、こんにちは。
この第2部では、シリコンバレーでどのような挑戦をするかについて話します。
まずぼくの夢は、世界一の会社をつくること。そしてノーベル平和賞を受賞することです。
それに向かって自分は進んでいます。
その過程で、このシリコンバレーで挑戦することは自分に必要なことだと思いここにやってきました。
シリコンバレーでは、主に以下の4つに挑戦していきます。
①【家族】海外での子育てに挑戦
②【ビジネス】英語と金融ビジネスに挑戦
③【本】日本への情報発信・出版、英語での出版に挑戦
④【チーム】世界中に少数精鋭チームの形成に挑戦
一つ一つを詳しく見ていきましょう。
①【家族】海外での子育てに挑戦
沖縄にいるときの子育てを考える上での最大の問題点は、刺激を求めてぼくが海外に多く行ってしまうことでした。
このシリコンバレーでは、家の近くに多くの成功者がいたり、世界企業が多くあります。
なのでぼくが海外に出ずに、家にいることができます。
また前の記事「【報告】アメリカに引っ越すことになりました。」でシリコンバレーに行く理由のひとつに、最先端の技術をウォッチすることができる。そうすることによって、いきなり黒船のようなサービスに恐れる必要が少なくなる。ということを書きました。
まさにその最先端の技術を家の近くでウォッチすることができます。
つまり子育てに集中することができるのです。
成功者で成功しているけども、
家族とうまくいっていないという人はとても多いです。
ぼくは経営と家族はどちらか一方ではなく、
どちらも両立できるものだと思っています。
もしかしたら、アメリカで子供が生まれて、次はヨーロッパで生まれ、次はオーストラリアで・・・
なんていう、グローバルな家族になるかもしれませんね(笑)
②【ビジネス】英語と金融ビジネスに挑戦
こっちではサンノゼにある語学学校「Golden Gate Language Schools (ゴールデン ゲート ランゲージ スクール) 」に通いながら、英語を話せるようになっていく予定です。
英語を話せるようになることで、世界中の人とビジネスの話ができるようになる。世界中の人と組める。
それによって人とチャンスの可能性が大きく広がるのではないかと考えています。
英語を話せるようになる過程で、アメリカで展開するべきビジネスと出会えれば理想ですが、もし出会えないならば
海外MBA(スタンフォード、ハーバード、ハルト)といったビジネススクールに通う予定です。
英語を学ぶ段階が終われば、今度は英語でビジネスを学ぶという段階に進むといったイメージです。
またMBAなどで自分自身に権威づけをすることでチャンスの幅を広げていく予定です。
こっちで挑戦したいビジネスは、すばり「金融ビジネス」です。
ぼくはネットショップ運営などを経験して、経営には小さい大きいといった基準の他に、軽さ重さがあることを学びました。
物を運ぶビジネス、人が多く必要なビジネスは典型的ですが、重くなります。
重いというのは、資金繰りが遅い、組織が大きくなる、何かを変えるとき時間がかかるということです。
つまり、同じ年商1億のビジネスがあったときに、一つは一人でも運営できるビジネス、もう一つは30人以上必要なビジネスという風にわかれます。
ビジネスは、どんなビジネスを選ぶかによって将来大きくなった時に、どれだけ苦労するかが決まるとも言えます。
そこでぼくが次にやりたいと思っているのは、金融ビジネスです。
小売は、物を売ってその原価の差から利益をえるビジネス。
コンサルタントは、時間をお金にかえるビジネス。
金融は、お金からお金を儲けるビジネスです。
金融は、お金を扱うので物が動くわけではありません。だからどんなビジネスよりも「ビジネスの重さ」が軽いのです。
また経営において、小売りはビジネスの基本でした。
そして金融もまたビジネスの基本だとぼくは思っています。
世界一の会社を目指すにあたり、金融ビジネスを分かっていないということは結局は経営の基本がわかっていないということだと自戒を込めて思います。
正直、自分が金融ビジネスをやっているイメージは今現在においてまったくありません。
しかしこれは挑戦する必要があるものだなと感じています。
金融ビジネスとは、例えば・・・・
・保険業
・銀行業
・決済
・クレジットカード
・仮想通貨
・手数料ビジネス
というものをイメージしています。
やる上で大切なことは、
・ネットで完結できること
・世界中に展開できること
・働く人が少人数でOKなこと
・キャッシュフローが早いこと
・マイペースで成長できること
です。
例えば、保険業などは前払いの金融業なのでキャッシュフォローが早いビジネスになります。
探し方は、いつもの立ち上げにするときと同じです。
・色んな人に会いまくる。
・本を読みまくる。
・これだと思う人が見つかったら近づく。
・これだと思う会社が見つかったら近づく。
・無料で働いてでもお金払ってでも、ビジネスを経験させてもらい実感値とノウハウを得る。
・そして自分のサービスをスタートさせる。
アンテナを貼り、多くの努力をするしかありません。
2年後までには何かをスタートさせているのではないでしょうか。
③【本】日本への情報発信・出版、英語での出版に挑戦
ぼくにとっての本は、自分を育ててくれたものであり、自分の道しるべでもあります。
本との出会いによってぼくの人生は大きく変わりました。
ぼくが経験したことを本にまとめることによって、その本が多くの人の道しるべになってくれることを願っているし、それはぼくの使命だと思っています。
また情報というものは、とりにいくよりも出せば出すほど入ってくるという特性があります。
このブログも、一記事書けば専門知識を持った方から連絡が来ることもしばしばです。
本当に有益な情報を出すということは、単にボランティア精神だけじゃなく、出した以上の有益な情報が入ってくる手段でもあります。
ぼくが日本だけじゃなく、世界中に英語で発信できるようになればシリコンバレーにいずとも、情報を発信している限り、どんな場所にいても有益な情報を手に入れることができるようになるのです。
また金融ビジネスをやり成功することで、お金の本質的な本を書きたいと思っています。
世界中の人へお金の囚われからの解放や新しい価値観の提供ができたら、こんなにワクワクすることはありません。
結局のところこちらのゴールのほうが大きいかもしれません。
④【チーム】世界中に少数精鋭チームの形成に挑戦
シリコンバレー、沖縄、ヨーロッパといった世界中に一緒に働く少数精鋭チームを作っていきたいと思っています。
大切な仲間とともに世界中どんな場所でも働ける会社を目指していきます。
またアメリカでは、新しい働き方の概念をつくっていきたいと思っています。
人の働き方の歴史を振り返ってみると、
・体を使って仕事をするブルーカラー
↓
・頭を使って仕事をするホワイトカラー
↓
・オフィスの自由さ、福利厚生
↓
・働く場所の自由、リモートワーク
こういう風に推移していると思います。
日本はオフィスの自由さから働く場所の自由に働き方が推移していると感じています。
では、次はどのような働き方になるのでしょうか?
・働く上で何が自由になるのか
・働く上で何が豊かになるのか
・働く上で何が幸せになるのか
働く場所が自由になった人は次は何を求めるのだろうか?
ぼくはこの答えをアメリカで見つけたいと思っています。
この答えさえ分かれば、
次の時代に求められるサービスが自ずと見えてくるからです。
今はリモートワークに移行の真っただ中です。
なので、シリコンバレーやスタートアップでもリモートオフィスに関連したサービスがいっぱい出てきます。
ぼくが、これからのサービスを考える上で大切だと思っていることは、どんなサービスが流行るかを考えるのではなく、どんな風に人の欲求は変わっていくかを観察することだと思っています。
それさえ分かれば、それさえ予見することができれば、おのずと必要になってくるビジネスやサービスが見えてくるはずです。
今日は第3部として、日本の働き方は、世界の働き方は今後どうなっていくかをみんなでディスカッション(議論)してみましょう。
※ディスカッションの内容は割合します。
講演会を終えて
集まった参加者の皆さんは色んな国で、色んな環境で育ったバックグラウンドがありました。
そんな中で、「これからの働き方はどうなっていくと思う?」や「真のグローバルとはなんだろう?」といった議論ができました。
講演会をした自分が一番勉強させてもらいました。
こういった機会をどんどん増やしていきたいと思います。
講演会参加者の声
講演に参加していただいた参加者の方から感想をいただきました。
自分はfoothill college でbusinessを専攻しています。
あきらさんのメッセージを戸村君がシェアしててそれを読んで凄いなって素直に思い、あきらさんにメッセージを送らせていただきました。
講演会はすごく為になりましたし、刺激も受けました。
同世代の方々の意見も聞けてすばらしかったです。
自分の親は両方共国際貿易をしており小さいときから色々なbusiness関係の場に立ち会わせて貰って成功や失敗を色々見てきました。
その場面場面で私だったらこうするのになとか色々あったのですが、やっぱり子供として扱われ意見を聞いてもらえませんでした。
今日の講演会で18歳とか私よりも若い人たちがいて、それでその歳でbusinessに真剣に取り組んでる姿をみて頼もしいなとも思いました。
またの機会がありましたらどうぞよろしくお願いします。
- Yan Heさん
講演会では中村さんのお話から始まりディスカッションを通して、全く違った視点からの意見を聞くことが出来とても新鮮でした。
日本に何かしらの関わりを持ちながらも全く違ったバックグラウンドを持ち、そしてそれぞれのアイデンティティをどこに持とうかという考え方は、日本で生まれ育ち生活の基盤が日本にある人に取ってはなかなかその感覚は持ちづらい思います。
ですが自分もアメリカに渡り自分はどういうバックグラウンドを持ち、自分はこの世界でどういう風に見えてどういう風に在るのかと考えたときに、自分はやはり日本人であるなといつも実感しています。
そういう意味で周りの人へは自分は日本を代表しているんだという自覚を持ち、同時に日本に何らかの形で還元していかなくてはと改めて思いました。
今回の講演会はビジネスの話以上に集まったメンバーの根本的な価値観を共有出来た会だったと思います。
機会があればまた皆さんお話ししましょう!ありがとうございました。
- 石川智さん
私は以前よりあきらさんとお話する機会がありましたが、今回の講演会で初めてあきらさんのイデオロギーや国家感などを深く聞く事ができました。
(経営のお話は以前よりお聞きしていましたので、感想を省かせていただきます。)
私は生涯にわたって日本という国に誇りをもって日本を背負っていく覚悟です。
人種国家であるアメリカでは、自分の国を語れない人は相手にされません。
アメリカでの一年の生活を通して僕が感じたことは、真の国際人とは自分の国を誇りを持ち、自分の国を語れる人であるということです。
今回の講演会を通して、自分の渡米前の考えと今の考えの変化、またアメリカでの気づきに改めて認識することができました。
本日はありがとうございました。
世界中どこでも話に行きます♪
今回はアメリカ・シリコンバレーでしたが、ご連絡をもらえれば世界中どこへでも話に行きます。
ぼくは10人以上集まれば、アメリカだけではなく世界中どこへでも行きます。
ただ今のところ日本語しか話せません(笑)
そしてご当地のおいしいお店を紹介していただければ大満足です(^^)
連絡はお問い合わせページでも、ツイッターでもフェイスブックでも大丈夫です。
ご連絡お待ちしています。
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