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コロナ対策 油断禁物 遅くて不十分な政府の背中を強く押し続ける

 新規感染者数が減少傾向にあることで、一部、安堵感が広がっていますが、油断は禁物です。
 私たち立憲民主党は、政府の対応は遅くて不十分だと考え、積極的提言によって政府の背中を強く押しています。
 少しずつ改善に向かっている点もありますが、何しろスピードが遅い。政府内には、専門家会議に責任を押し付けるような言動があり、首相はじめ閣僚のリーダーシップが見えません。今後とも、早期の収束を目指して取り組んで参ります。
 皆様からのご意見をお待ちしております。      長妻 昭

*ご意見はメール(akira@naga.tv)などでお願いします。長妻昭本人が直接拝見いたします。
*立憲民主党コロナ政策
立憲民主党では以下のコロナ対策特設ページにて情報を発信しています。
→→https://cdp-japan.jp/COVID-19
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◎ポイント1:戦後最大の経済危機にどう対処するか?
→失業・貧困や倒産を防ぐための最低限のコロナ経済危機セーフティーネットの整備 

 何しろ政府は遅すぎる。私たち立憲民主党は、経済危機セーフティーネットを整備する観点から、第一弾として、固定費(税・保険料、公共料金、家賃)などの猶予や免除、緊急無利子融資、休業補償金を国が補助する制度(雇用調整助成金)の拡充と実施を国に強く求めています。
 私たちが雇用調整助成金の1日の補助の上限8330円の大幅引き上げを政府に求めると、政府もその方向で動き始めました。また、私たちは事業者の家賃を国(政府系金融)が肩代わりする「家賃支払い支援法」を議員立法として国会に提出しました。自民党は審議に応じていませんが、やっと自民党も家賃支援の実施を決定しました。
 また、バイトが無くなり困窮し、学費を払えずに退学を余儀なくされる大学生がいます。彼らに対しての支援についても要請の結果、やっと政府も決断しました。
 また、全国一律10万円給付が実現した陰で、生活困窮者への30万円の給付が見送られました。生活が立ち行かなくなっている方々への支援についても国会に対案を提出しています。


◎ポイント2: なぜ、検査が圧倒的に不足しているのか?
→国が率先して検査体制を強化しないのが最大の原因

 現状把握なくして対策なしーー。PCR検査等による感染者の把握なくして、出口戦略含め、的確な対策は打てません。私たちが何度も何度も強く要請しても検査数は圧倒的に不足しています。
 OECD加盟の先進国36か国中、日本は、人口当たりの検査率は35位、最後から二番目とお粗末な状況です。全国で検査能力(キャパシティ)の半分程度しか実際の検査はされていません。
 記者会見で、PCR検査不足の原因を問われた首相が回答を専門家にさせていました。未だ他人事です。首相が回答できないのであれば、本来は厚生労働大臣に回答させるべきものです。
 検査不足は、専門家委員会や自治体(保健所)や病院任せで、国が率先して検査体制を強化しようとしないのが最大の原因です。
 私たち立憲民主党は、検査強化の大型予算、保健所を介さない検査ルートの拡充、民間検査会社や大学の活用、ドライブスルー・ウォークスルー方式の全国展開など数々の要請を強くしてまいりました。
 また、都道府県ごとに検査能力に限界が来た時、都道府県をまたいで検査を依頼するような調整を国が積極的に担うことも要請しています。微々たる改善はありますが、まだまだです。抗体検査、抗原検査の拡充についても要請を続けます。

◎ポイント3:自分が感染したか不安になったとき、どうすればいいのか?
→熱がなくても、「強いだるさ(倦怠感)」あるいは「息苦しさ」がある場合は、あるいは、風邪症状が続く場合は、すぐに保健所にある帰国者・接触者相談センターに電話相談、または、よく行く医院などに相談

 自分に心配な症状が感じられ感染しているか不安になったとき、どうすればいいのか。これまで政府は、保健所にある帰国者・接触者相談センターに電話相談してほしいとしていました。その相談の条件の一つとして「風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続いている」という点があり、混乱しました。
 国民の皆様は、その条件を守って症状を悪化させたり、保健所が必要な検査を断ったりしました。
 政府は5月8日に「37.5度以上の発熱が4日以上」の要件を削除し、熱がなくても「強いだるさ(倦怠感)」あるいは、「息苦しさ」がある場合、あるいは、風邪症状が続く場合は、すぐに相談センターに電話して欲しいとなりました。そこから保健所の判断で指定の病院が紹介されます。
 また、かかりつけ医あるいは、よく行く近所の医院にも相談して欲しいとしています。
*政府は、高齢者や基礎疾患のある方は、発熱やせきなど軽い風邪症状がある場合、すぐに相談してほしいとしています。
*帰国者・接触者相談センターに相談する場合、保健所内にあるため平日夜間や休日は電話はつながりません。時間外ダイヤルがありますのでそこに相談をしてください。
→東京都の時間外・休日相談ダイヤル 午後5時から翌日午前9時まで
(土日、祝日は終日)
03-5320-4592

◎ポイント4:助かる命も助からなくなるのではないか?
→医療崩壊を起こさないためにヒトモノカネの増強と優先順付けを確実にする

 日本はかつて医療費を削減しすぎて医療崩壊が起こりました。もともと先進国の中でも特に集中治療室(ICU)が少ないのです。この中で今回のコロナ拡大があり、地域によっては医療崩壊寸前です。大幅なヒトモノカネの増強を要請しています。
 軽症者用のホテルの確保やPPEといわれる医療用マスク、ガウン、フェイスシールドなどの感染防護具、人工呼吸器、医学生や引退した看護師の協力などを強く要請しています。また、医療施設に余裕のある地域と無い地域が混在しており、患者さんの適正な振り分けを国がコントロールしなければなりません。
 また治療薬の承認やワクチン開発を国を上げて早急に取り組むことを強く要請しています。


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