【読書】ガイ・アダムズ/シャーロックホームズ 神の息吹殺人事件 The Breath Of God
そもそもはテレビを見てはまったシャーロックホームズ
カンバーバッチさんのシャーロックホームズも、J-COMで見たエレメンタリーもどっちも大好きで、良かったのですね。どっちも大好きで録画して見て、エレメンタリーはAmazon Primeでも見たりしてます。
そして、少し前までNHK BSで放送されていた正統派シャーロックホームズのドラマがこれらを上回る出来ですごく良かったのです。吹き替えが太陽にほえろ!の山さんですが、完全版ということで足りないところはジャックバウアーが話してましたね。(^^;;
カンバーバッチの作品はオリジナルを現代に解釈し直して作っているのはよく知っていますが、ジェレミーブレットのドラマを通して、エレメンタリーのヘンテコな話のそこかしこにも、あ、この話がネタだったのか、と今更ながらに気付かされることがありました。原作の良さ・面白さ、もちろんジェレミーブレットの快演も!を感じて、シャーロックホームズ関係を最近意識してました。
そんな中散歩の途中で立ち寄った本屋さんで本書を見かけて、どんなものかな、と手に取ってつい訳者あとがきを見てしまったのです。
そしたらこのガイ・アダムズさんってなんとシャーロックホームズ研究の第一人者で上記ドラマの解説本も出しているとか、恐れ入りました。ではお手並み拝見とまいりましょう。ということで連れて帰ることになりました。
まるで本家?
読み始めて何やら奇想天外な話が展開していきます。登場人物も他の小説の主人公とか本当にいた人とかが入り混じり、虚実取り混ぜたいかがわしい展開。でもこれってなんだか本家が書いても不思議じゃない感じ。なんでしょう、この違和感と本当味の入り組み方。
思うにこの人はシャーロック大好き、そして元々役者で、テレビドラマの解説もしている。そう、映像的な演出が効いているんです。なのでよみながら、私はテレビのジェレミーブレットやカンバーバッチが話しているところを思い浮かべてました。シャーロックのちょっと駄々っ子というか、ツンデレな感じがよく出ていると思います。
詳しいストーリー、少しでも触れたら面白さが欠けそうなのでぜひ「好きな人」もそうでない人もお読みください。
ちなみに第二作も面白そうです。まだ読まないといけない本たくさんあるので少し先になりそうですが、そのうちご紹介したいと思います。
しかし本の感想・紹介というよりはテレビドラマの話ばっかりでしたね、すみません(^^;;
おすすめ度:★★★★(シャーロック好きなので)