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【洋楽】U2 SONGS OF SURRENDER

久しぶりのU2の新譜です。最近の映像ではすっかり老けて見えるボノ、体調不良により代役を立てたラリー、ちょっと心配になる様な話が多いのですがさてどうでしょうか。


アルバムカバー

コロナの中2年くらいかけて過去の自分たちの作品を振り返ってリメイクしたとのこと。私は40曲入りのエディションを購入し、じっくり聞いてみることにしました。

基本的には楽曲の良さを引き出す、元々作った時は未完成で今完成させたと言える曲もある、とか狙いはいろいろで中には歌詞を今に合わせて変えたものもあります(サンデイ・ブラッディ・サンデイ)。

元々曲の良さ、歌詞の深みに間違いはなく、そこに4人の熱いものが加わり、作品やステージで爆発していたのが好きだったのですが、今作はアコースティック的なアプローチで大人しく、そう、紛れもなく、実に大人らしい仕上がりなのです。正直私には物たりません。んー、ボノたちが老成、熟成していくのに私はついていけてないのでしょうか?


リリース直後、ディズニー+でドキュメンタリー映画があり、ボノとエッジが今作品について語ったり、演奏したりするのをじっくりみることができました。こちらを見てなるほど、アイルランド音楽と繋がっていて、面白いなぁ、いいなぁ、と思ったのですが、でもやっぱり物足りないんです。

80の大台を目の前にまだまだロックなローリングストーンズのGRRRRを聴いて元気が出る自分としては、U2を聴いて厚いものを滾らせたいのですが、このアルバムを聞くとしんみり、じわり、しみしみ、なんです。

この作品の前2作、SONGS OF INNOCENCE とSONGS OF EXPERIENCEから繋がるシリーズで期待していたのですが、電気、ドラム、ロックが足りんのです。

これもU2の音楽性の幅だと思うしかないのですが、私のはちょっとまだ早かったか、聞き込みが足りない様です。60歳を超えたらわかる様になるかなぁ?

おすすめ度:★★★(好きな曲のリメイクが気にいるかどうか、です)

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