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【読書】カリ・モーラ CARI MORA

羊たちの沈黙、ハンニバル博士のトマスハリス13年ぶりの新作です。書店に行くまでノーマークでした。読み始めるととても読みやすく、出てくるワルたちの顔が色々な俳優を彷彿させてとても面白く最後まで毎晩楽しませてくれました(わたし読書は寝る前にするので)。

あんまり書くとネタバレしそうですので程々にしますが、ある程度伏線は回収してくれます。ある程度満足できる終わりですが少し書き急いだかな?もう少し丁寧にそれぞれの人物を掘り下げて書いてくれてもよかったかな、と。作者何気に良いお年なので続編期待できるかどうかわかりませんがこれを原作に良いドラマ、映画作れそうです。

舞台はマイアミと聞くだけでマイアミヴァイスやCSIマイアミが浮かびます。そして麻薬王の隠した金庫をめぐる猟奇殺人者や様々な過去を持つモノたちのつぱぜりあいが面白いんです。

登場人物たちのやりとりを読んでスペイン語やキリスト教文化をもう少し知りたくなりましたのと、原書でも読んでみたくなりました。これくらいならそれほど長くないので読めそうだしスラングを学ぶにはいいかも、ですね。

おすすめ度:★★★★(4つ。作者もう少し若く続編描いてくれるなら5!)

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