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逆指値注文の活用方法

こんにちは、堀北晃生です。

会員様から素晴らしいご質問を頂きましたので回答させて頂きます。

Q:
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逆指値について、◯◯円以上の時は◯◯円で買い埋めと同じ値で入れた場合、翌日その指値を大きく超えて(窓開け)で始まった時は約定となるのか疑問です。

Oさんがおっしゃるように◯◯円以上の時は成行で入れたほうが確実なのかなとは思いますが、どなたか教えていただければ幸いです。

また、逆指値(損切りライン)は、1日空売り以外はどれ位の期間で設定するのが適当でしょうか?
(例えば週毎、あるいは長い期間)

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A:

逆指値注文とは通常の買いたい、または売りたい時の指値注文とは逆に、反対方向に行った時に、どう対処するかの注文を予め入れておくことです。

(例)
現在株価 1,000円で500株を保有中

・株価が1200円になったら500株売却は指値注文

・株価が900円になったら500株売約は逆指値注文

このような感じです。

逆指値注文とはご自身の損切りを予め設定しておくために極めて便利なやり方です。

またやり方としては、

株価が900円になったら、

1、900円の指値注文で売却

2,成り行きで売却

このどちらかが選択できます。

成行注文の場合は、価格がいくらで約定されるかわからないため、オススメはしません。

この場合は、

「株価が900円になったら、890円で売却する」

このように設定します。

株数が多いときは、全てが約定しない可能性があるため、もう少し低めの価格を設定するのもありかも知れません。

このように逆指値注文は投資する前に設定すると損に対する不安が軽減されます。

また損切りラインに関しては、どれくらいが妥当かは人それぞれのメンタルと、戦略の期間によって異なります。

基準としては、

・もし損になった時にその損に耐えられるか

・その損切りから復活は可能か

・長期投資なのか短期投資なのか

・株価の変動率(ボラティリティ)はどれくらいか

こういったことを組み合わせて損切りラインを決めておきます。

あまりにも厳しすぎる損切りを設定するとそれが原因で上昇してしまう可能性があります。

これはもったいないことですよね。

適正な株価はさまざまな銘柄で試してみて、感覚でつかんで頂くのが一番ベストになります。

人のメンタルにも関わることなので、正確に数字化できないのが損切り価格です。

ぜひこういった便利な機能を使いこなして、損を最小限にして利益を最大化してみてください。

追伸:
逆指値注文はFXでよく使われてきましたが、ここ最近株投資にも利用できるので、便利ですね。


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投資コンサルタント堀北晃生(ほりきたあきお)。群集心理学と金融工学を組み合わせた独自の投資メソッド「堀北式株価デトックス理論」の考案者。作家、コミュニティ、通信講座を通じて次世代の投資家を増やして社会貢献を目指す活動を行っています。