弱そうだとやられる
※ストーカーの話が嫌なかたは読まない方が良いです。
私には、男性恐怖症の時期があった。
何があったかというと…
例えば、自転車のサドルに精子をかけられたり、駅の改札で電子カードをピッした手を見知らぬ男性に掴まれ無言でどこかに連れて行こうとされたり、ストーキングに気付いて走って逃げたら回り込んだフルフェイスヘルメットの男に、公園(自宅の帰り道にあった)のフェンスに押さえつけられたり、した。
大声出すなどして全部逃げられたが。
サドル精子は友人も同じ被害に合ったので、"ストーカーあるある"のようだ。
これらの出来事は私の心を傷つけた。
仕事中以外では、誰かがどこかで狙っているかもしれないという不安が常にあった。人が乗っている駐車中の車の横を通る時など緊張したものだった。
それがある時、パタッと無くなった。
駅で誰かに声をかけられることも、一定の距離を保ってついてくる原付も無くなった。
その時、私は太ったのだ。2.3ヶ月で5キロ増。
結婚後数年経っていたのだが、痩せ過ぎの診断だったので、妊活の為に体重を増やした。
私は以前より強そうに見えるようになった。
子供の頃グッピーを飼っていたのだが、大きい個体達は小さい個体をつっついていじめていた。生き物は、小さかったり弱々しく見える者を軽んじ、自分の勝手に出来ると思うのだ。
本能なのかも知れないが、人間には理性がある。勘弁してほしい。