女性こそ技術を身につけねばならぬ

　2019年の日本の人口を男女別にみると，男性が6146万人，女性が6486万人で，女性が240万人多い。

女性の方が長寿なので、自ずと人口は女性が多くなる。

単純に考えると、長寿で長く働ける女性にスキルがある方が国は稼げるのでは無いかと、私は思う。

というか、スキルの無い人間が国の人口の多くを占めるのには、資源のない日本では問題だと思う。

女性は出来るだけスキルをつけなくてはいけない。男性のお世話力では無く、稼げるスキルを。

しかし、現状はどうであろうか？

　私は学生時代に場末なバーでバイトをしていた。女性4人に男性1人の20歳前後の店員のうち、私以外の女性3人は中卒のフリーターだった。

彼女らはとても明るくて楽しい人達で、仲良くして貰ってとてもありがたかった。

しかし、月10数万円のバイト代はほとんどブランド品に使って残らないと言っていた。将来の自分についての自己投資をしていなかった。

学ぶ機会が少なかった分、自分である程度自己投資しないと年をとった時に自立が難しくなるのだが。

　女性は投資した学費よりも得られる収入が比較少ないと、彼女らの親はそう判断し、学ぶ機会をあたえなかったのかもしれない。

事実、女性は男性と比べ、収入は半分近い。2017年の平均年収は男性の520万円に対し、女性は276万円であった。

もしかしたら、親ではなく、彼女ら自身が、勉強をしても自分の将来には関係ないと考えたかも知れないが。

どちらにしても、多くの親が女性に投資すべきであると、女性自身が長くなる人生にスキルが必要であると、社会認識の潮流が生まれる事を願う。