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でき太くん三澤のひとりごと その96

◇ 灯台の根本は暗いよ


私は起床時刻を変えました。

先週までは6時30分に起きていましたが、5時起きに変えて、まずは近所を散歩してから「朝活」をするようにしました。

朝活で、私は書道の練習をしています。

休まず、コツコツ。

自分でもよく続けることができていると思っています。

これも、一緒に朝活をしてくれる子どもたちのおかげかと思っています。


さて、朝活の前の散歩では、近所にある神社にいきます。

近くに神社があることは、前々から知っていたのですが、実際に行ってみると、

「え、こんなにすごかったの?」


と思うほど立派な木が、何本もあります。

私でも抱えきれないような大きな木、おそらく樹齢300年以上はあるような木(それ以上のような気もします)が、いくつもあるのです。

そのような立派な大木がつくる朝の神社の空気。

鳥が朝日とともにさえずる声。

境内を流れる川の水音。

まさに朝の散歩には十分すぎるほどの環境です。

歩いて1分もかからないところに、こんな素敵なところがあったとは。


まさに灯台下暗し。

もっと早くに気づくべきでした。


そもそも、なぜ私が5時起きに変えたのかといいますと、自分の「環境」を変えるためです。環境に変化を与え、自分の持てるパワーをさらに引き出したいと思うようになったためです。

ちょうど今日散歩をしていて思ったことは、もし朝の6時スタートで7時くらいに終了する「モーニングでき太くん」のような教室を作ったら、きっと通常の教室よりもさらに学習効果がのぞめるだろうな、ということです。

6時に教室がスタートするということは、教室の先生は最低でも30分前には教室に来て、暖房を入れたり、机を拭いたりと準備をしなければなりません。

生徒がくるときにはある程度あたたかく、集中しやすい環境を作っておく必要があります。生徒と同じような時間帯に来て、一緒になって「寒いねー」なんて言っているようではアウトです。

6時スタートというのは先生にも良い意味で常に緊張感があります。

生徒さんはといえば、先生と同じように遅くても30分以上前には起床し、身支度を整えなければなりません。

眠気まなこで、寝癖がついたままというのでは、教室ではじっくり集中できないでしょう。

6時から集中して取り組むには、生徒さんもそれなりに準備が必要となってきます。

そのような意味で、朝6時スタートの教室というのは、先生にも生徒にも、そしてそれを支える親御さんにも、通常より主体性や労力が要求されてきます。

この6時スタートという多くの課題を乗り越える必要がある環境設定が、自然と先生や生徒の主体性、集中力、モチベーションを向上させていくのです。

主体性と集中力、そしてモチベーションが高まり、また1日を気持ちよくスタートできたという達成感の連続は、子どもの学力をどんどん伸長させていくでしょう。

これは経験上、まちがいないと思います。


もしみなさんが、自分に変化を与えたい。

自分を変えてみたいと思ったら、ぜひ起床時刻を見直してみてください。

最初の数日はちょっときついですが、そのうち環境の変化を楽しむことができるようになってきます。


注:「灯台の根本は暗いよ」はみなさんお分かりだと思いますが間違っています。「男はつらいよ奮闘篇」第7作で渥美清が言ったセリフです。
私、寅さんが好きなものですから。

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