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パートナー探しの現場より:情と理のバランス

「情=感情」と、「理=論理」。素敵なパートナーを見つけ、結ばれ、山あり谷ありの人生を共に歩んでいく。この壮大な道をしなやかに歩んでいくには、「情」と「理」のバランスが重要だなあ と、多くの結婚生活に悩む皆様と話せば話すほど感じています。
 
傾向として、結婚生活に悩んでいる方の多くが、
 
「見た目が超タイプ!」
「苦しいときに寄り添って穏やかに話を聞いてくれる感じが素敵!」
「どうしてもあいつのことだけはなぜかほっとけないんだよなー」
 
などなど、お互いが出会ってからほぼ「情」のみをベースに結婚したものの、その後、
 
「子育てについての拘りが夫婦間で全然違うのだけどどうしましょう?」
「なぜ私ばかりがキャリアを犠牲にしないといけないのでしょうか?」
 
「理」の部分で苦しんでおられます。
 
冷静に自分たちの関係を見つめなおして関係修復に向かえばいいのですが、実際は難しいことも多いようです。「可愛さ余って憎さ100倍」じゃないですが、相手に対するネガティブな感情のうねりが四六時中収まらず、更にそれを周りの人にわかってもらうために、自分の正当性と相手の至らなさを論理的に説明しようとする。もはや「情」と「理」の限りを尽くして相手を貶めて、益々関係が泥沼化する方向に向かってしまうケースも少なくありません。
 
そしてこういう方々が一旦今のパートナーと終止符を打ち、次の一歩を踏み出すと、今度はお相手に求める条件が極端に「理」に走る傾向を感じます。
 
「子育て方針は、xxまでは妥協するが、yyは絶対に譲る気はない」
「週末の過ごし方は、xx時までは一緒に過ごすが、それ以降は各々の時間とする」
「再婚にあたっては、あらかじめ合意事項について誓約書を交わしておきたい」
 
などなど。(あれ、感情はどこにいっちゃったのでしょうか・・・)
 
同じ失敗を繰り返したくない気持ちはよくわかります。ただ、その「理」って、一方的に「私」の論理になってないでしょうか?「私は」絶対に損をしない、「私は」絶対に妥協しない、「私は」今の生活リズムを変える気はない とか。論理的・計画的であることは大事ですが、この「理」の側面も一方的でなく相手と共に考えていけたらいいですよね。
 
たとえ論理的には相性の良い相手でも、たとえば相手が海でおぼれていたとして、すぐに飛び込んで何が何でも助けようと思えない人と共に人生を歩めるでしょうか?「理」だけでなく、相手を心から思う「情」も尊く大切なものです。
 
「情と理のバランス」、本当に大事です!


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