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「今に集中」できた妊娠中期

「今に集中する」ということを、ここ数年意識して生活している。
妊娠中期は、「今に集中する」ができていたと今振り返って思う。
それは、瞑想をし続けられたとかそいういうことではなく、「今やるべきことに没頭する」という意味での「今に集中する」である。

妊娠初期の頃に、昇格試験を受けることが決まり、転勤に伴い引っ越しをすることが決まった。
妊娠初期に関する記事はこちら↓

安定期に入り、予想していた通り昇格試験準備・引っ越し準備に追われる日々が始まった。

仕事はこれまで通り普通にありながら、昇格試験準備は業務内でも行いつつ、時間が足りないので土日返上で準備を進めていった。
昇格試験の内容は、これまでの実績と今後の展望を具体的に説明し、私が会社にどれだけ貢献してきて今後どのように売上を伸ばしていけるのか?ということを、役員に向けてプレゼンを行う。
上司に週1でレビューをしてもらいながら、資料作りを行なっていった。

一方、引っ越しに関しては自分の希望と旦那の希望を擦り合わせつつ、不動産屋さんが出してくれた物件を確認していった。
こだわりをぶつけ合い、折り合いをつけていくということをしていると、夫婦なんだなとしみじみ思う。
納得できない部分がお互いにあるが、説明して理解し合って落とし所を探っていった。
諸々の手続きは旦那がやってくれたので、本当に助かった。
段ボールに荷物を詰めていく作業も、お腹が大きくなってきてから行なったので腰がきつく、自分の荷物とキッチン周り以外は旦那が全部やってくれた。

同時に行なっていたのが、赤ちゃんを迎え入れる準備。
ベビーグッズを揃えたり、名前を考えたり、安産祈願に行ったり。
しばらくは行けないであろう夫婦二人での旅行も行っておきたかったので、温泉にも行った。

振り返ってみるとこんなに忙しい日々を過ごしていたのに、毎回の妊婦健診では異常なしで、赤ちゃんはスクスク育ってくれていた。
とにかく心身ともに疲れさせないことを意識しながら、少し無理はしていたけどこれ以上はダメという、心と身体の声に耳を傾けながら日々を過ごしていた。

やること全てにおいて「今、やっておかないと」「今、やれば終わる」という意識があった。
出産という一大イベントを控えている中で、仕事においては一区切りのための昇格試験準備をしながら、旦那と過ごせる2人の時間を大事にし、赤ちゃんのことを考える。
学生時代の卒業間近の感覚に近いかもしれない。
卒業という節目に向けて、受験勉強や就職活動をしながら、友達と過ごせる残り少ない時間を過ごし、将来の自分に思いを馳せる。

人間、「節目」があると「今に集中」できる。
節目に向けて、余計なことを考えることなく、今、目の前にあることをやるしかないから。
終わりが見えないと、今やらなくてもいいと思うし、いつ終わるか分からないことに関しては何をやっていても長く感じてしまうものだ。
(出産予定日1週間前の今、いつ産まれてくるか=いつ妊娠生活が終わるのか分からないので、まさに日々が長く感じて困っている、、)

妊娠するということは、学生時代に誰しもに平等に与えられていた「節目」というものを、大人になってから与えられるということなのかもしれない。
少なくとも私は、それによって「今に集中」することができたし、何かに没頭できて毎日充実していた。

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