なつかしい電車
高校から大学までの7年間、
小田急線を使って通学していた。
住宅街の間を抜け窓の外には畑が増えて、
乗客は少しずつ減っていく。
夏は冷房がガンガン効いていて寒いくらいで、
冬は足元のヒーターが熱くて触れるとヤケドしそうなくらいだった。
久しぶりに小田急線に乗ったら
その頃のことを思い出した。
駅で待ち合わせをするのも
電車のなかで誰かにバッタリ会うのも嫌で
毎朝少し早めの電車に乗っていた。
電車の中で遊んでいたのは「ネコ探し」。
小田急線は道路地面や線路横の家々がよく見える。
そこをよーくよーく見てみると、
家々の屋根の上や畑の中などに猫が隠れている。
堂々とひなたぼっこしている猫もいる。
多いときは3〜5匹も見つけることができて
3匹見つけるとその日はラッキーデイ!!ということにしていた。
あの頃よりもずいぶん大人になったけど、
電車に乗っただけで
するすると記憶が巻き戻ってきたことが面白かった。
そして、
今も昔も考えていることは
あんまりかわっていないかもしれないなー。
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