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仕事の休養中にしていたこと

人生には往々にしてそういうことってあると思うんですが、突然会社に出社できなくなっていました。すっごく美味しかった誕生日ディナーの翌日だったと思います。
人は楽しいことや嬉しいことだけでは、悲しみや疲れや不安を吹き飛ばすことはできない。当たり前のことをすっかり忘れていたようです。

メンタルの先生に診断書を出してもらって突如1ヶ月のお休みですが(世の中には『傷病手当』というのがあるのでそれを使うことにした)まあ最初はちっとも休めるわけもなく、メールボックス無駄にチェックしてしまったり(良くないことだそうな)突如ボロボロ泣くし、無意味にオロオロするしで大変周囲に迷惑をかける羽目に。

きっかけは、歯痛と訃報と繁忙期と会社の制度との不調和、上司との反りが悪かった等などのあれこれなんですが、疲労や不満が諸々溜まってたんだと思います。良くある話ですね!

まあそんなことより、休暇になってやってみたことで良かったことを明記しておきます。

●アシックス専門店で足に合わせた形のウォーキングシューズの制作
休養中も運動は必要だけど、ウォーキングするとすぐに疲れてだだこねるタイプだったので、足のサイズを機械で計測してきちんと靴を作って貰うアレです。脚の疲れ指数全然違います。あっという間に必需品化しました。倍以上歩いても平気平気!ってなります。これがないと生きられなくなりそう。

●日記帳
メンタルボロボロのときはSNSにボロボロあれこれ書きたくなるんですが(私もたまに書いちゃうけど)こいつを用意して色々書きまくるだけで、何となく心が落ち着くこともあります。誰得なボロボロ文章をウェブ公開する黒歴史が減るぞ!
博文館の買ったら今年から紙が変わったらしく裏抜けしまくったので(かなしすぎる)コクヨ→能率手帳(2冊目)と移動を繰り返してしまいましたがいいんだ………。ほぼ日とかEDITとかより博文館日記帳レイアウトが好きなので来年は改善されてるといいなあ。来年は万年筆使えるといいな。

●風呂場の改装
ジェバンニというかDIY得意すぎる我が母が一晩でやってくれました。築年数が古すぎて壁のペンキがもうボロボロだったのを100均のヘラでメリメリ剥がして下地材塗り込んで新しい外壁用塗料で塗り直しました。お風呂場が明るいだけで心は回復します。マジです。

●キッチン回り大掃除
お風呂乾かしてる間にいきなりはじまった予告なしのキッチン回り大掃除。大体のものは電源にさえ気をつければお湯だのキッチンハイターだのでゴシゴシ洗える!とでっかい某病院で器具の煮沸だのを管理するのが本業の母がいろんなものを突如洗い出しました。
『女は元気ややる気や生きる気力がなくなって本当にどうしようもなくなっちゃった時は と に か く 水 回 り を 綺 麗 に し ろ 。迷信かもだけどこれが一番!!!』
という名言も頂きました。

●骨格診断&パーソナルカラー診断
そもそも(色々あって)自分への自信がまるでなくなったのも休職理由の一つのはずなので、人は見た目が9割!!!自分に本当に似合う色と形の服やコスメを一式揃えてやる!変身だ!!!!!!!!!と、思い切って専門のサロンへ足を運びました。
そこでわかったのは、好きな色と似合う色は別であり(ここ大事。私はダークな色が好きだし似合うタイプだと思い込んでいたけど真逆でした。まさかのイエベ春!)、本当に似合う色(パーソナルカラー)やら本当の体型(骨格診断)なんかを素人で計るのは無理だった……ということです。
帰宅してクローゼットを開けたら服の9割が黒い色で「こ、これは流石にどうよ……」ってなったので、翌日にUNIQLOに足を運びました。(着古したシャツの黒染めをオーダーしたので結局また黒服は増えるんですが小物で明るくアレンジしようねって励まされた)一式買い替える勢いのお買い物です。コスメはちふれ・セザンヌ・キャンメイクで明るいパーソナルカラーっぽい色にチェンジです。もうアラフォーとは思えないチョイスですが如何せん休職中だしデパコスは見てるだけでおなかいっぱいだからいいんだ……。
で、明るい色で顔にお絵描き(!)したら
『すごく印象が明るい!』
『スマートに見えるぞ!』
ってなったので、やっぱり(プロの診断はお金かかったけど)やって良かった!!!ってめっちゃ思いました。
今は明るい色のメイクやコスメで通勤しています。コートは黒だしインフルエンザ大流行でマスク手放せないからぶっちゃけ意味を為してないけど、メンタルボロボロの時にあるあるな外を歩く怖さが減りました。服とコスメは心の武装です。

●寝袋(1枚にも広げれるタイプ)
別件で(冬は寒い自室での作業用)寒さ防止用に買ってたんですが今回ものすごく役立ちました。寒さはメンタルの宿敵であり天敵です。とにかく暖まって包まって全てを忘れて寝ましょう!

●かわいいぬいぐるみ
あると良いです。枕元に置いておくだけでも違います。謎の心強さがあります。ペット飼ってる方はペットでOKだと思います。

●おいしいごはん
旦那がご飯を作ってくれる兼業主夫だったのを神に感謝しています。しかしながら10年一緒に暮らしてくると人より先に家(最初から家が古かった)にボロが出てくることがわかりました。お掃除は日頃からしっかりしなきゃなあ、と反省しきりです。

まだ感動的音楽(歌詞入り)聴くだけでボロボロ泣くし(映画『ボヘミアン・ラプソディ』見に行きたいけど確実にしんでしまう)時々夜ごはんのあとメソメソするし(少し減りました。以前は毎日泣いてた)まだお絵描きは定期的には出来てない(出来る日には一気にやる)状態ですが、生きています。3月には個展もやります。
少しづつですが心身回復していると思います。会社にも1ヶ月と数週間で復職しました(直前までは怖くて怖くてボロボロ泣いてたけど、いざ復職すると体力不足でヘロヘロしながら定時でヨロヨロとオフィスから遁走する日々に……)

今週から会社に復帰したのに特に面談や異動やケアやフォロー的なもの一切ゼロだし、やっぱちょっと腫れ物扱い感もあるし(まあこれはもう突然の休職による自業自得ですが)なんだかものすご凹みかけたけど、めっちゃ心配してくれてた校正室のメンバーや背中バンバンして「おお帰ってきたか!」ってニコニコ対応してくれた営業のおねえさんにはきちんと以前よりもきっちり真摯に接しようと思いました。

もうアラフォーですが、もうすこし素敵な大人になりたいです。好きなものではなく、本当に自分にあっていたものを選ぶ、という選択もしました。大人とはこういう選択をできる人間のことを言うのかもしれません。そして(本当はあまり向いてないんじゃないかって思っている)印刷のお仕事に復帰したわけですが、今回の自分みたいに、いつかはもう少し心疲れた人にお茶を出すような、あるいは自分でつくったもので誰かの心を動かすような、自分に向いている(それが自分に向いているかは分かりませんが)お仕事に就きたいです。そのための資格も勉強しています。「これからが一番楽しい」と母上は言っていました。「人生は上り階段だけどいまのあなたは踊り場にいる。そういう時は休みなさい。踊り場は休憩する場所。誰もが永遠に階段をのぼりつづける事は出来ない」と諭されました。

そんなこんなで悩み多き人生ですが、楽しい記事も書いていけたらって思います。

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