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ご飯の量はどれくらいですか?

全国のカレー屋さんに言いたいことがあります。
僕が初めて行くカレー屋さんで「ご飯の量はどれくらいですか?」と聞くと、笑顔で「大盛りにもできますよ!」と答えられることが非常に多いです。

よく考えてください。
それは質問の答えになっていないということに気づきませんか?
例えるなら「あなたの体重は何kgですか?」と聞いて「もっと太るつもりですよ!」と答えるのと同じ。
知らんがな。
です。

恐らく僕がたくさん食べるように見えるのでしょう。
しかし僕がたくさん食べたいのはカレーであってご飯ではないのです。
日々カレーをたくさん食べる為に基本的にご飯などの主食の量は減らしているのです。

ですから僕が「ご飯量はどれくらいですか?」と聞いたら、「○○グラムです」と答えてくれるのが一番嬉しく、求めている答えなのです。
もちろん他のお客さんには「何グラムって言われてもわからないよ」という方もいるでしょうし、大盛りにできるかどうか知りたいが為にその質問をする人もいるでしょう。
しかし、そうじゃない人も増えてきています。
昨今トレーニングをする人が増えていますね。
そんな方々の中には糖質制限したい為にご飯のグラム数をチェックしている人も少なからず存在します。
つまり、マッチョでたくさん食べそうなのにそうはいかない事情がある方もいるのです。

お店の中には先の質問をすると「多いのが良い? 少ないのが良い?」と聞かれ、「少なめが良いんです」と答えるとわざわざ盛り付けてくれて「このくらいで良いかしら?」と確認してくれる方もいます。
そういう方は何故かフレンドリーなおばさまがほとんどなので上記のような言葉遣いとなるのですが、こういうお店はほとんどの場合不思議と美味しいんですよね。
おそらく色んなお客さんがいることをわかっていて、色んな人に美味しく食べてもらいたいという気持ちがあるからこそ先のようなやりとりとなり、だからこその愛ある美味しさなのでしょう。

また、グラム数がわからずとも「どんぶり一杯くらいかな」とか「お茶碗一杯分くらいです」と答えてくれればだいたいの想像がつくのでこちらも「ではご飯半分で」とか「ならご飯ちょっとだけ少なめで」と伝えることができます。

つまり、沢山食べそうに見える人でも少なくしないといけない理由があったり、逆に痩せの大食いや小さな女性でもフードファイターのように食べる方もいますから、そんな人から「ご飯どれくらい?」と聞かれて逆に「少なくできますよ」とも言わないで欲しいのです。
要は、

人を見かけで判断するな

ということです。

ちなみにサムネは僕が毎週通う高田馬場ブラザーの鯖キーマです。
ブラザーは「ご飯どのくらい?」と聞くとわかりやすく答えてくれますし、こちらのグラム指定にも答えてくれます。
僕がブラザーに行く時はいつも鯖キーマの場合はご飯100g。
チキン野菜の場合はご飯70gでお願いしています。
そのくらいの量でも満足できる美味しさであり、ご飯を少なくお願いしてもカレーは絶対減らさないという完全に正しい対応をしてくれるお店なので毎週通っているのです。

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