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本📖「神との対話」から~感情を優先させる勇気~

現代の聖書とさえ言われている名著
ニール・ドナルド・ウォルシュ著の「神との対話」


この本はいまだに、世界中で多くの人に読まれ続けている素晴らしい本。

この本の題名だけ見ると、受けつけない方もいるかもしれませんが、
(そういう私も何度も手に取りながらも、敬遠してきました)
読み始めると、人間の本質のとても深い部分にふれており感銘を受けます。


何度読み返してみても、どのページを開いても、いつも深い気づきと学びがあり、いつの時代でも通用する「真実の言葉」として貴重な本だと、私は思う。

そして対話形式で進んでいくのでとても読みやすくもあります。



この本の冒頭に出てくのが、人間の感情についての話なのですが、最初に語っているので、伝えておきたい重要な部分かなと思います。
(その後ほかのページでも、感情については何回か語っています)

言葉で語り合おうとすると、とたんに言葉の持つ制約にしばられることになる。
だからこそ、わたしは言葉以外でもコミュニケートする。
それどころか言葉はめったに使わない。
一番多いのは、感情を通じたコミュニケーションだ。
感情は魂の言葉だ。
何かについて、自分にとっての真実を知りたいと思ったときには
自分がどう感じるかを探ってみればいい。


私は感情は表に出さない方が丸く収まるとか
自分さえ我慢すれば良いという経験をたくさん重ねてきているので
この感情というものが神との対話、もう少し別の言い方をすると、本当の自分との対話なのだということが冒頭に書かれていて衝撃をうけた。


自分が出さないでいる感情が、自分の魂を裏切る行為になっていたかもしれないと。「自分の中の感情との付き合い」が人生の中でとても大切な役割を担っているのがわかる。


そして感情の源は、突き詰めれば不安か、の二つしかないとかいてある。ほかの恐れとか悲しみとかもあるでしょうと思うのだけど、それらはバリエーションらしい。

この二つは宇宙を創造したときに生み出された二つの極なのだ。
この二点、物事に対するこの二つの思考がなければ、ほかの思考は存在しえない。
人の思考も行動もすべて、愛か不安か、どちらかを根拠としている。
他の考えはすべて、この二つから派生したものだ。
単なるバリエーションで、同じテーマが変化したものにすぎない。


歴史を紐解いてみても、教科書に載るような様々な出来事は、愛で行動して成された結果が歴史となったのか、または人間の不安に根差したものが悲しい歴史なって残ってしまったのか。


そのような見方で歴史を見る、物事を見る、自分を観察するようになったことは、この本から学んだ大きな気づきとなった。

行為に対して、この「愛から発生した感情か、不安からの感情なのか?」と考えるなら、自分の魂からの問いかけを正しく受け取れるのではないか。
この感情の扱いに気づけないと、本当の幸せにはたどり着けないとさえ感じる。

自分自身の感情の出所を、意識する習慣をつけることは大切だと思う。
自分でも気づかなかった本当に求めている世界が見えてきたりするから。

次回はもう少し、この感情の二つの違いを探っていくテーマで書いていきたいと思います。
読んで頂きありがとうございます。




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