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私達は格差があることを認めるべき

夏休みどこ行く?

先日、職場の子連れあるあるで、夏休みにどこ行く?という話しがあり、そこで東京ディズニーリゾートが話題にあがりました。

ディズニー大好きなある人は、ミラコスタに宿泊して数日間楽しみ尽くす…と予算100万(!)を考えているとか。
(ちなみにこの方は夫婦同じ職業の二馬力さん)

ある方は夜、車で高速道路を走り続けて、朝から楽しんで2泊3日楽しむ…で予算30万かな?とか。
(私の地方からディズニーリゾートに行く場合は、新幹線を使わなければ行けない距離です。)

そんな話になったのです。

私自身、子どもの頃に家族旅行で2回、ディズニーランドに連れていってもらってます。
最後に行ったのは中学校の修学旅行なので、25年くらい前ですね。(まだディズニーシーが出来る前でした。)
当時はもちろん、そんなに値段も高くなかったと記憶しています。

ディズニー値上げはニュースを見て知っていましたが、まさに行ける人、行けない人の象徴のような話題だなあと感じます。
(ちなみに本場アメリカでも、ディズニーに行くのは金銭面でかなり苦労するみたいです。)

1億総中流?いつの話?

それ以外にも値上げによって、旅行やお出かけがしにくくなっていることは実感します。
ちょっとしたホテルや旅館に泊まろうとしたら、4人家族だと1泊5万~10万は普通にかかります。

日本は外国に比べると格差がある国ではありませんが、それでも「お金が使える人、使えない人」と、少しずつ格差が出来つつあるのかなと感じます。
そして、その格差を解消することは、高齢社会+経済的体力が落ちている今の日本では困難でしょう。

ディズニー値上げのニュースがあった時、「企業が格差を助長するなんてけしからん」という意見もありましたが、文句を言ったところで現在の状態が改善されることはないでしょうし、建設的なことでもありません。
レジャー施設は誰でも行けるような値段でなくてはならない…なんて意見は、潰れろと言っているのと同義です。

私達は、今の日本が格差拡大の社会に向かいつつあることを認めなくてはいけません。
1億総中流なんていう昭和の時代は、2度と戻ってこないでしょう。

そして、個人がどうやってその流れに対処していくのかを、今まで以上に深く考えなければいけない時代に差し掛かっているのだと思います。