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故郷に異質のものを埋め込む

微妙な違和感

故郷のものづくり事業。田舎者の自分は本当に恵まれていると思います。地方だからできること。物件もほぼ決まりそうでイメージをつくってみたのです。もともとは木材の倉庫でつかわれている物件で今はほぼ稼働していない場所。倉庫は倉庫良さがある、その場所の良さは崩さずに新たに命を吹き込んでいく。地元の人からの褒め言葉『おしゃれすぎて入りにくい』こんな言葉をいただけるのは刺激、違和感を生み出せていいる証拠。ビビットなカラーを出したり、派手派手しい照明などで目立とうとするようなことはしないので実は昔からそこにあるような自然な佇まいを意識して意匠をかんがえているのです。

整いすぎず程よく

世の中のデザインには整いすぎているものが多いようにも思えるのです、あまりにも完璧なものは好みではありません、建築も、人も、料理でも改善できるから面白いのです。その余白が美しさにつながってくると思うのです。不器用ながらももがいている姿こそ真美の見えてくるものだと。

次の階段

場所もほぼ決定、意匠もほぼ決定、ただ超低コストなのが次の超絶課題になってくるのが明白。田舎だけに広さがあるため工事費用は右肩あがりなのが世の常にもかかわらずかけれる費用は右肩下がり笑。しかし条件が決まっているのであればむしろ逆にやりやすい。自分たちでやればいいんだと、もちろん設備工事は素人はご法度だけども意匠になるともはやなんでもありになってくる。仕上げの精度は我々のさじ加減、クライアントなき仕事というのは本来楽しいしか存在していないものだと思うわけです。なので予算なんて関係ないどこまで楽しんで作り込んでいくかが勝負の分かれ道なわけで。これからその楽しみと落ち込みのお話を綴っていこうかと思うわけです。


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