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夢を追うのは今度こそ最後にしようとG’s Academyに参加した結果

G's ACADEMY Advent Calendar 2022 2枚目の12/16を担当します、東京DEV23期のあっきーな(@akinatty_dev)です。

私はほとんどコミュニティに顔を出せなかったので、今さらですがこのアドベントカレンダーの場を借りて(笑)自己紹介をしようと思います。

G's ACADEMYがプログラミング×起業のコミュニティなので、ITと絡めて人生を振り返ります。



私とIT業界

小中学生の頃からWordで物語を書いたりイラストソフトでイラストを描くのが好きで、それらを公開するためにWebサイトを作っていました。掲示板や相互リンクなどの時代で、創作活動をする人はみんなやっていたと思います。

高校生のときは親のためにしぶしぶ勉強に注力。

大学生になるとバンド活動を始めたので、バンドを宣伝するためにまたWebサイトを作っていました。

2011年、就職活動を始めたとき、ベンチャー業界の先輩に「ベンチャーに行け。まずTwitterでフォロワー10,000人稼げ」と言われました。しかし、そういうことに全く興味がもてず、「ITやらベンチャーとやらには向いてなさそうだ」と思いました。

と同時に、YouTubeに動画をアップロードすることを始め、チャンネル登録者数を稼ごうとしなくても勝手に数が増えていくのを見ていました。海外のファンに気に入られて、翻訳を駆使してコラボ動画を作ったりしました。
そんな中、たまたま受けたゲーム会社の就職面接で、「どうやって数を稼いだのか?KPIは?どのようなPDCAをまわしている?」などと聞かれ、「うーん…自分が好きなものをアップするとファンが増えるんですよね…」と答えたら、「地頭が弱い」と選考を落とされました。まだインフルエンサーやYouTuberなんて言葉がなかった頃です。

そんなこんなで「IT業界は向いていない」という印象をもち、大手メーカーに総合職で就職。工場配属となり、寮と工場を往復する日々へ。
8時-17時で仕事を終え、それ以外の時間で海外のクラウドソーシングサイトを活用し、イラストを描く仕事と、オンラインでギターを教える仕事を1件500円くらいで趣味で受けていました。

これはフリー画像ですが、工場勤務時はこんな感じの場もありました


余談

ところで私は小中学生時代、先生方に、「世界のために才能を発揮する人になってほしい」と言われ続けて育ちました。
そのため、ありがたいことに「私は世界のために才能を発揮しなきゃいけない」と思い込んで生きています。(その「才能」とはなにか?はさておき)


プログラミングに出会うまで

工場勤務時代に話を戻します。

「世界のために」と思うものの、ひとりでお絵描きしているだけでは広がらないと感じました。しだいに「YouTubeのような世界中の人が使うITサービスを作りたい」と思うようになりました。

それがプログラミングと出会うきっかけです。

作りたい世界は頭の中にいくつもありました。
が、工場勤務のため紙の図面を見ることには詳しかったのですが、ITサービスの作り方は全く知りませんでした。

なにも知らなかったので、まずは日本のクラウドソーシングサイトで壮大な開発を3万円(!)で募集。当然、アウトプットゼロでお金だけ請求される。(作れないなら受けないでほしかった…)
ほかには、MTG料金だけで5万円を請求されたり。良い人を紹介すると言われて怪しい飲み会に誘われたり。作り方教えるよと言ってくれたベテランエンジニアさんも、何度会ってもただのおしゃべりで終わる。

なかなか進まず、「IT業界は怖い」「向いてない」という印象が強まるばかり…

自分はナメられやすいし、もういいや、htmlとcssくらいならわかるし、自分で作ろう!と決めました。

結論としては、なにも作れませんでした。
いろんなプログラミング書籍も写経してみたし、複数の教室も受けてみたが、全く続きませんでした。
やれと提示される「お勉強項目」が、自分が作りたいサービスにどうつながるのかがわからず、モチベーションが続きませんでした。

そんなことを繰り返して、自信をなくします。

創りたい世界はいくらでも描けるけど、私には作ることができない...
だったら、創れる人の夢を叶えることに専念しよう!

そうして自分で創作することをやめ、社会人3年目、工場を辞めてスタートアップの世界に飛び込み、社長のクレイジーな夢をチームで叶えていくということにコミットしていきました。

ありがとうG's ACADEMY

それから、「私に作ることはできない」という劣等感と「世界のために才能を発揮せねば」という義務感とともに歳月を経て、33歳になりました。

その冬、たまたまノーコードで日記アプリを作っていて、それを飲み会中に友達に偶然見せたところ、「G’s Academy、あってると思う!」と熱弁されました。(DEV19期の石丸さん。あのときありがとう!)

これまで、ずっと「誰か」の夢を叶えるために力を注いできた。
そろそろ、「自分」と向き合ってもいいのではないか...
なんとなくピンときて、これで続かなかったら今度こそいろんなことを諦めようと思って決めて入学。

G’sがどんな場なのかは多くの先輩方が発信されているのでこのnoteでは端折ります。
結論としては、入学時には「まぁどうせ続かないから前半リタイアだろう」と思っていたのが、毎週課題をちゃんと出して、卒業制作では「作りたい」と思ったものの第一歩をちゃんと作って、卒業生となることができました。

なぜG’sではできたのか。
課題は一応あるが、なにを作ってもいい(むしろ歓迎!)という自由さ。
同期SlackだけでなくTwitterでも出会える受講生・卒業生の熱いコミュニティ。いつ、何歳から、どのタイミングから、どんなレベルから始めても、なんにも遅くないことに気づかせてくれる。
(ほぼコミュニティに関わってこなかった私ですら感じるのだから、本当にすごい...)

G’sのおかげで、失っていた「ITサービスを作ること」への自信を取り戻し、「自分に見えている世界を表現する」ことの楽しさを思い出すことができました。約10年ぶりに!

ただこの10年は結構長くて、「スタートアップはこうあるべき」論にどっぷり浸かってしまって、自分はなにが好きだったかを無邪気に思い出すことに時間がかかっています。

そんなわけで、まずは年内を元気に乗り切りながらも、2023年は、世界のために、なにかしらのかたちで自分の価値観を可視化していきたいと思っています。それはITサービスに限らなくていいな、とも思えてきています。

このnoteをきっかけに知ってくださったコミュニティのみなさま、これからもよろしくお願いいたします!


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