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みんな等しく年をとる

最近「30代ならでは」の悩みを打ち明け合うことが増えた。

ついこないだまで、「悩みに年齢は関係ねえ」と思っていたけれど、関係はあるのかもしれない。確実に年はとっている。

とりあえず自分のいまの微妙な感覚を言葉にしておく。

昔から体はすごく強い方ではないくせに、健康に気を使いもしないせいか、とにかく去年ぐらいから体調を崩すことが増えた。そして、去年は原因不明の血管の持病を発症しいまも毎日薬を飲んでいる。加えて今年は貧血も指摘され毎朝晩鉄分を摂取。身体が資本。でもだからといってこれまでの生活や自分がやってきたこと、選んできたことを後悔しているかというと、それはない。

そんなこともあり、20代の時にはまったく考えなかったけれど、ここ数年はあと何年こうやって働けるのだろう、動けるのだろう、と考えるようになった。

久し振りに会う人たちと会うと自分のこの10年間、優先順位が変わってきたことと、そしてそれぞれの人も、優先順位をつけ始めている、取捨選択をし始めている、そういう感覚に陥る。わたしの人生、あなたの人生。

時間は確実に有限だ。
わたしは、確実に、年を重ねている。

それは悲しいことかと言われると、そうではない。むかしはよかった...とは特に思わないし、今がいつも一番楽しい。

鏡を見て、目尻に少しシワを見つけたり、この間はじめて白髪を見つけた時は少し嬉しかったぐらい。人間なんだ、こうやって等しくみんな年をとっていくんだ。こういうところでへんな「所属感」を感じる。
よかった、わたしも同じだった。
ちゃんと、年をとっている。

生き方は多様で、それぞれ大事にしているものは当然違う。
でも、等しくみんな年をとる。そして時間は有限。だから、なにかを選んでなにかを捨てている。
どうやって選んでいるんだろう。
選ぶことは、決めることはとても勇気がいる。

「年をとった」という実感は、時にわたしを安心させ、時にわたしを焦らせる。

わたしは「残りの時間」をどう過ごそう。

※写真は昔行ったどこかの神社

#日記 #30代

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