新藤 明菜

ヨガ講師、望診法指導士をしています。東洋医学、陰陽五行をベースとしたヨガを伝えています…

新藤 明菜

ヨガ講師、望診法指導士をしています。東洋医学、陰陽五行をベースとしたヨガを伝えています。 ■RYT200修了 ■Sarah Powers "Insight Yoga(Yin&Yang&Meditation)"修了 ■望診法指導士(山村塾認定上級望診指導者)

最近の記事

身体は本当にそれを望んでいるだろうか。

私は8年前に手術をした肩関節に対して、 「強化すること」(靭帯を復元するために筋肉をつけなさいと主治医に指導を受けていました) そして 「可動域を広げること」(解剖学に詳しい先生に毎回望んでアジャストしてもらっていました) ばかりを目標にしてきました。 それ自体は正しいことであり、 私なりに自分のためと奮い立たせて向き合ってきたんだと思います。 問題はこころで 「身体の弱点を克服し、元の柔軟な関節を取り戻さなければならない。」 自分の中でこのような「体を絶対

    • ヨガとケガは、愛と無関心に似ている

      昔、よくヨガで体を痛めていました。 ストイックに練習をしながら、整体に通っていました。 股関節の可動域が限界を超えているのにも関わらず、 無理やり筋肉と腱を伸ばして理想の状態まで到達しようとしていました。 ポーズを力づくで手に入れようとした私のおごりが、 体に悲鳴と痛みを引き起こしていました。 ああ、自分で書いていても目を覆いたくなる! なんと愚かなんだろうか。。 私は一体何を目指していたのか。。 でも、人間だもの。そんな失敗もある。 失敗して、痛い目をみ

      • ヨガ教師として、「盗まない」ということ

        私がヨガクラスをする上で感じた「ヤーマ」「ニヤーマ」の話をします。 ヨガクラスでの時間配分のことです。 最近の私は、時間になったらすぐクラスを始めるようにしています。 これは、 「生徒さんの人生の時間を盗まない」というアステヤ(不盗)を大切にしたいからです。 盗むとは、何かモノを盗むということだけではなくて、 その人の人生の時間も含まれています。 60分のヨガクラスをうけるために、生徒さんはいろんな準備をして来てくれています。 私はその60分の中で最大限のパフ

        • 今あるものを最大限生かして生きる。

          クリパルヨガ教師向けのオンライン講座 「ヨガ教師としてのヤーマ・ニヤーマ」を受講しました。 コロナで価値観が大きく変わったここ数ヶ月の間、 どんな思いや葛藤、気付きが生まれたのか。 そしてそれが「ヤーマ」「ニヤーマ」で言うと何に当てはまるのか。 ということをシェアしていきました。 コロナによってオンラインヨガが急激に普及したことで 遠く離れた人たちと一緒にヨガができることを私は恩恵としてありがたく受け取っています。 ですが、 「zoom映え」を気にして、画面を通し

        身体は本当にそれを望んでいるだろうか。

          「陰」と「陽」の概念に忠実なヨガ

          毎週日曜日に「陰陽ヨガ」のクラスをするにあたり、 今一度、 「陰」とは何か。 「陽」とは何か。 という問いを自分自身に課しています。 陽とは、上昇していくエネルギーのことだし そこには力強さがあり、リズムがあり、挑戦がある。 陰とは、内側に向かう潤下のエネルギーのことだし、 そこには静けさがあり、安定があり、癒しがある。 問題は、どんなアーサナ、呼吸、ガイドを選び取りどう表現していくか。 ということです。 単純に「前半は動いて〜、後半はリラックス〜」 ではなくて

          「陰」と「陽」の概念に忠実なヨガ