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『「さすが!北斎、やるな!!国芳」-浮世絵のマテリアリテ』@KeMCo_20230612

三田の慶應義塾大学東門の手前にある、慶應義塾ミュージアム・コモンズで開催されている企画展「さすが!北斎、やるな!!国芳」-浮世絵のマテリアリテ(会期:前期2023年5月15日~6月13日・後期6月15日~7月15日)をたまたま見つけて行ってきました。

無料の展示会で作品数も多くないのでちょっと寄り道に最適。慶應義塾大学経済学部教授で大学名誉博士だった高橋 誠一郎の浮世絵コレクションの半分が慶應義塾大学所属になり、それが展示されてるとのこと。

特に面白かったのを、こちらで紹介。

葛飾北斎《百人一首乳母か絵説 在原業平》1835-36頃 大判錦絵

こちらはNDLのもの

乳母が百人一首を絵画化して解説するシリーズということで、上の絵は在原業平の和歌「千早振 神代もきかず 龍田川 からくれないに 水くくるとハ」を表している。橋の上には赤ちゃんを抱っこした人がいるの、面白い。

右上部分


葛飾北斎 《絵本隅田川 両岸一覧》19世紀前半

NDLで全部見れる 

隅田川の様子を全24図、見開きで両岸を描き、且つ全てが絵巻物のようにつながり四季が表されているという作品。構成が面白いし、上の絵なんてなんか原宿の竹下通り的な混雑でちょっと見た時笑ってしまった。葛飾北斎《富嶽三十六景 江戸日本橋》もそうだったけど、北斎はカットする風景が独特だから魅力的なんだと今回の展示で気づきました。

葛飾北斎《富嶽三十六景 江戸日本橋


この資料も興味深かったです。
(PDF資料)『【資料紹介】葛飾北斎の『絵本隅田川両岸一覧』について
―描かれた隅田川の名所を読み解く―
』東京都江戸東京博物館紀要、第12号 2022年3月


全然関係ないけど、ここのトイレのマークが理解できなくて、どっち入っていいか一瞬躊躇してしまった。足を開いてるのが男性で、閉じるのが女性?手広げてる?あ、ワンピース?ということで一応手前が女性よね・・・?

トイレマーク



おしまい

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