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治療において“症状を追わない”という考え方

こんにちは、秋元信博(@kumagaya_sports)です。

僕は自宅から職場の行き帰りの車の中で、毎回Live配信(Twitterスペース)をしながら運転しています。

目的はいくつかあるのですが、そこに関しては今回はあえて触れずにいきます。笑

昨日もいつものようにLive配信したのですが、今回のタイトルにある「症状を追わない」ということに対して、僕の考えを喋りました。

(約12分間の配信です)

こちらの記事では、Live配信では伝えていなかったことを“補足”のような形で書いていきます。
配信を聴きながら記事を読むと、より一層理解しやすいかと思いますので、ぜひ試してみてください。


さて、タイトルにある「治療において“症状を追わない”という考え方」ですが、これは主に慢性痛に対して当てはめるケースが多いです。

『痛みとは主観である』

これは以前からずっと大切にしている考え方ですが、例えば2人の腰痛を抱える患者さんがいたとして、痛みや症状の訴え方は2人とも違うはずですよね??

同じ腰痛でも、捉え方や感じ方が違うということです。

だからこそ、相手の主観に合わせた治療(or運動指導など)内容を考える必要があるんですけど、実はこの“痛みや症状”というのは、慢性痛だけでなく外傷や打撲にも言えることです。

『いや、さすがにそこは原因がハッキリしてるんだから…』

という意見もあるかもしれませんが…極端な話、鞭で打たれて『気持ちいいー!!』という人がいるくらいだから、やはり慢性痛に限らずあらゆる状況に当てはめられる考え方だと思います。

そうした前提の中で、改めて「症状を追わない」というのはどういうことなのか??…簡単に言えば、症状は結果でしかないから目的意識を大事にしたアプローチを心掛けることを意識することです。

Live配信の中で登場した患者さんの例を挙げると、肩こり・首の張り感を主訴として来院されましたが、その背景には「フォームを改善して、スポーツを楽しみたい!」という目的がありました。

バドミントンをやられている方ですが、羽を打ち返すときにどうしても肩の症状が気になってしまい、プレイに差し支えが出てしまうとのこと。

なので、肩のこりや首の張り感がなくなれば、スムーズに動けて楽しくバドミントンができる…と考えたんですね。

このときの患者さんは『肩のこりや首の症状さえ改善すれば大丈夫』という思考になっています。(当たり前ですが…)
なので、症状改善=問題なく動ける体というイメージですね。


しかし、単に筋肉がほぐれれば(こりが取れれば)症状が出なくなるようになるか…というと、絶対にそんなことはありません。

Live配信の中でも伝えていますが、生きている上で何かしらのストレスやトラブルは付きものなので、症状だけ追っているような施術(治療計画)では本質的に改善を図ることは無理な話なんですよね。

なぜ、肩こりを感じるようになったのか??
バドミントンを楽しむためには他にどんな要素が必要か??
肩・首以外に何か問題はないのか??

などなど、気にすべきことは山ほどあります。

だからこそ“症状を追う”のではなく、相手の目的に主軸を置いたアプローチを考えることが大切なんですね。


ではでは。

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