足関節捻挫のリハビリ 捻挫グセを改善するためのトレーニング
こんにちは、秋元信博です(^^)
今回のテーマは
『足関節捻挫のリハビリ』です。
“捻挫”と言っても内容はさまざまですが
9割方は「内反捻挫」と云われています。
※内返しに足首を捻ったもの
そのような状態に対して
どのようなリハビリが必要なのか??
あるいは
どのようなポイントに注意すべきなのか??
その辺りについて考察していきます。
スポーツのケガで二番目に多い『足関節捻挫』
__________
スポーツ外傷ランキングでは
一位:突き指
二位:足関節捻挫
三位:膝関節捻挫
というデータがあるそうです。
(初めて知りました…笑)
割合でいうと
足関節捻挫は全体の約20%とのこと。
あらゆるスポーツのケガで
お馴染みの足関節捻挫ですが…
繰り返し痛めてしまう
いわゆる『捻挫グセ』に対しては
どのような対応策があるのか??
・足首のトレーニング
・ストレッチ
・食べ物(栄養)
・サポーター etc…
いろんな対応策がありますが
『足底アーチを安定させる』
というのも有効です。
足底アーチ…つまり
“土踏まず”のことを指しますが
足関節の捻挫グセを訴える人の中には
足底アーチが以前よりも
下がってしまっている人が
少なくありません。
捻挫により靭帯が引き伸ばされると
足部の関節で
体重を支えることが難しくなります。
同じ場所を痛めやすいだけでなく
・外反母趾
・開帳足
・扁平足 etc…
さまざまな症状に繋がり得ます。
足首のリハビリで最初に意識すべきこと
__________
はい、何だと思いますか??笑
・足首を動かすときの角度
・後脛骨筋に効かせるように意識する
・痛めないようにテーピングして行う etc…
いろんなやり方がありますが
これらは全て“足首そのもの”を動かす
トレーニングの一例です。
もちろん、この方法が
適切なケースもあると思いますが
基本的に足関節捻挫は
▼
立位(荷重時)に起こるもの
▲
なので
同じような体勢で行った方が
リハビリとしては都合がいいです。
つまり
“立位で荷重をかけた状態で足首を動かす”
ということ。
こちらの動画は
足首を動かす類いのトレーニングでは
ありませんが
足底の筋肉(足趾の把持力)を鍛えて
踏み込んだときに足首が安定するように
するためのものです。
特にスポーツの場面では
踏み込んだり切り返したり
いろんな動きに対応できる足首でないと
俊敏に反応できないので
足趾の把持力は強い方が有利に働きます。
引き伸ばされた靭帯は元に戻らない…??
__________
これはよく訊かれることの多い質問です。
結論から言うと
▼
“引き伸ばされる”とは少し違うけど
元の状態には戻りにくい
▲
です。
靭帯とは骨と骨とを繋ぎ止める
役割のある繊維ですが
水分:約65%
コラーゲン:約25%
で構成されていると云われています。
患者さんに説明するときには
“めちゃくちゃ堅いグミ”みたいに
伝えることが多いですけど
皆さんがイメージしてるよりも
そんなに伸びるものではありません。
弾力(弾性)は多少ありますが
“伸びる”と感じる程度の弾力だと
そもそも骨同士を
強固に繋ぎ止められませんもんね。
グミを引き伸ばそうとすれば
なんとなく分かりますが
一生懸命伸ばそうとしても
最後には必ず千切れてしまいます。
逆に“伸びたな”と感じても
手を離せばまた元の位置に戻るだけ。
靭帯のイメージって
簡単に言うとこんな感じです。
※あくまでもイメージなので実際の
靭帯はそんなに単純ではありません。
ではでは。
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