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「チャーリーとチョコレート工場」

私が読んでた児童書ではタイトルは「チョコレート工場の秘密」でした。大好きで何回も読んでたのに、相変わらず内容を覚えてないというね。小学生のときは「怪人二十面相」シリーズもルパンシリーズ(モーリス・ルブランのいわゆる初代ルパン)もホームズも大好きで読みまくっていたのに、どれも覚えてない。アガサ・クリスティーも大好きで、集めてて、いまも本棚にあるのに、たまに読むと犯人に心当たりがない。映画になるぐらい有名なのはさすがに覚えて…なかったわ。かの有名な「そして誰もいなくなった」は、何回読んでも、だれが犯人か覚えてない。殺されただれかだってことはわかってる。

私の記憶力、どこにいった?

推理小説書いてみたいな、と思うことはあるんですけど、アホみたいに推理小説読んできて、そして正真正銘アホなことに全部忘れてるから、無意識にパクってしまいそうで怖くて書けないです。ふふふ、すごいトリックだ! と意気揚々として書いて、完全パクリをかます可能性が大いにある恐ろしさ。

あ、ちがうちがう、「チャーリーとチョコレート工場」のお話ですよ。

光一さん、主演おめでとうございます!

キンキちゃんの個人仕事にまったく興味ないのはいまも変わらないのですが、興味のあるものに個人仕事が重なるのは大歓迎! めっちゃ見にいきたい!
個人仕事に興味がないのはスマさんのときもそうで、5人(初期は6人)そろってないものはほとんど見てなかったですね。ドラマは本当にだれのも一本たりとも見てない。もともとドラマが好きではないのと、毎週決まった時間に何かを見るのがとても不得意なのと、録画する情熱はないので、完全スルー。そのかわり、5人そろったものはほぼリアタイ+録画してたので、昔からずっと箱推し体質なのです。
なので、個人仕事にシフトするこの時期、さて何をしようかな、と考えていたのですが、25年も活躍してると見るものたくさんあるし、聞くものもたくさんある。買うだけ買ったライブビデオ(ビデオ?)は積んでるままなので、ひとつずつ見ていかないとね。ずっとサンクスコンばかり見てる場合じゃない(サンクスコン大好き)。φは積んでおいて、ようやく見たんですが、MCばっさりカットしてある構成が好きじゃないですね。やっぱりね、MCも含めての構成だと思うので、ずっと歌っていうのは見ててあんまり楽しくない。サンクスコンみたいに一日はちゃんと収録して、別日のMCもつけるよ! っていうのがいいです。あとφ見て思ったのは、光一さん、ほんっとに歌がうまくなったなあ、すごい努力したんだなあ、でした。φはちょっとあやうい。剛さんは昔からうまいんですが、それでもやっぱりうまくなってる。才能があって努力を惜しまない二人は本当にすごい。
才能ってね、実はそんなに意味ないんですよ。スポーツを熱心に見てる人なら大いに同意してくれると思うんですけど、すごい才能の持ち主はちょいちょい現れる。五十年とか百年に一人じゃない。テニスを二十年ぐらい見てきて、天才! って思ったの、両手で足りないもん。その天才がゾーンと呼ばれる状態に入ったときはだれも手をつけられないんですが、ゾーンなんて年に一回あればいい方で、それがどこにくるかも自分では決められない。長年ラファを応援してきて、ああ、今日の相手には何をやっても勝てないな、ゾーンだな、と思うことは多々ありまして(全豪ゴンちゃん、おなじく全豪ツォンガ、ウィンブルドンのキリオス、パリマスターズのナルさま、などなど。全試合覚えてる…私の記憶力、もしかしてこっちに使われてるのか!)、じゃあ、その人がそのまま勝ち上がって優勝するのかというとそういうこともなく、選手としての評価がラファより高いかというと、そんなことは絶対にない。ジュニア時代にラファが一回も勝てなくて、本気で天才だと思ってるし大好きなガスケはプロ転向以降、一回もラファに勝ててない。そこの差はどこに出てるのかというと、努力です。ガスケは練習がきらいで、才能に頼りきった結果、たまにアップセットを起こすだけの選手になってしまいました。彼が、筋トレとかしないと、って言いはじめたのは三十歳過ぎてからで、もう何もかもが遅い。若いころに努力してれば、あの才能を活かせたかもしれないのに。才能だけでどうにかできる期間って、本当に短いです。天才と呼ばれて、努力をしない人は、そこそこの成果しか出せないまま消えていきます。
BIG4の何がすごいって、全員とんでもない才能があって、全員とんでもない努力をして、なおかつテニスが好きすぎて、努力を努力と思ってないんです。もっと強くなりたいからがんばろー! みたいなね。そんなのに勝てるかっていうの。ダテに四人合わせてグランドスラムタイトル60個以上持ってない。
キンキちゃんも似たようなもので、二人ともすごい才能がありながら、すごい努力をしてる。あの二人はその努力を見せるのは好きじゃなさそうだし、なんにもしてませんよ、って顔してるし、冠番組ではゆるゆるの空気出してるけど、そんなわけがない。努力をきちんとしてる天才。おたがいがそれをわかってて、隣の人がきっと励みになってる。才能があって努力してる人って孤独になりがちで、スポーツだとライバルがいない場合は燃え尽き症候群で早々に引退するケースもよく見てきた。BIG4みたいに三人もライバルがいると長年トップにいつづけて周りが迷惑するから(笑)、ある程度ライバルがいるといいよね。
キンキちゃんは一番近くにいる人がおなじだけの努力をする人でよかったね。そこがずれてたら、とっくに解散してるかもしれない。性格とか正反対で、おまえとは結婚できん!(するつもりあったの?)な人たちだけど、仕事の面ではおたがいを認めあってる。天才二人が孤独じゃない。それはすごいこと。
自分ひとりでできることって実はそんなにないんじゃないかな、と個人的には思ってます。私なんて究極のひとり仕事だけど、最初に読んで励ましてくれる担当さんいなかったらとっくに心折れてた気がする。この仕事はひとり仕事に見えて、担当さんと二人三脚だからね。担当さんとの相性で作家が潰れることもあるし、逆にとんでもなく飛躍することもある。たったひとりでできることのように見えて、まったくそうじゃない。私もいろんな担当さんがいて、ほとんどがいまもおつきあいがあるいい担当さんだけど、表では絶対に書けないような人もいたりしたので、潰されなくて本当によかった。私の才能がもしあるとしたら、それを信じてくれる人たちに恵まれた作家人生を送ってます。ありがたいね。
キンキちゃんの才能を信じてる人は本当にたくさんいるし、それは個人個人でもそうなんだと思う。解散して個人になったとしても、それぞれを応援してくれる人たちは仕事が途切れないぐらいの数はいるだろうし、本人たちもやりたいことだけができる。KinKi Kidsは一大プロジェクトで、本人たちがやりたいことをやりたいように、というわけにはいかないのが二人の言葉で伝わってくる。いろんな記録を持っていて、それがまだつづいていて、本人たちが、記録なんて気にしていない、と言ったところで、それを周りが許すかというとそうでもなさそう。冬しか活動しないのが本人の希望だとすればそれでいいけれど、そうじゃないなら大変だねえ、と思う。思うけど、ファンにできることって与えてくれるものを最大限に楽しむぐらいしかないというのが私の考えなので、キンキちゃんがキンキちゃんとして出してくれるものを享受するだけです。キンキちゃんに曲を提供した人たちが二十五周年のお祝いコメントで、これからもつづいてほしい、と祈るように言っていたのは二人に届いてるし、それに応えての『完成しないままつづいてく』なのでしょう。だって、おなじぐらい才能があって、おなじぐらい努力してる人なんて、そうそう出会えないよ! あいつがいるからがんばろう、ふんばろう、ってすてきだよね。あとね、剛さんがインタビューで言ってた『あいつにできて到底自分ができないことがある。逆もしかり。シンプルだけどとても大事なこと』が、ああ、すごいな、って思った。本当にシンプルで大事なこと。それさえわかってれば、ほかはもういらないぐらい。

だから、チャーリーはどうした? 話があっちこっちに飛ぶ癖はどうにかした方がいいんだろうけど、それも味ですよ(開き直るな)。ついでにチャーリーはゴールデンチケットが当たる主人公で、光一さんではありません。
私はハッピーミュージカルがとても好きで、悲劇とか重い話はとても苦手です。若いころはまだそれでも自分の好みじゃないものも見にいっていたけれど、生きてきた時間よりも人生の残り時間の方が短くなって(めっちゃ長生きするかもしれないけど、観劇できる体力がある期間は限られてる)、なんでお金と時間使って楽しくないものを見ないといかんのだ、ぐらいの気持ちでいます。

私は私のお金と時間を使って、好きなものだけを好きなように見る!

演劇好きとしてはSHOCKも一度は見てみたいと思うんですが、階段落ち恐怖症なのと(以前、見事に階段から落ちて以来、階段を降りるのすらちょっと怖い。それ以前から怖いのが悪化してる。たぶん前世は階段落ちて死んだんだと思う。そのぐらい怖い)、メリバらしいのがいやです。『ヴェラキッカ』観にいってクソみたいなメリバっぷりに本気で激怒したので(あの脚本家とは一生わかりあえない)、なぜメリバにした…? と思いそう。もし来年、私の大好きな潤花ちゃんがヒロインになったら観にいきたいです。あーちゃんがなったことで、娘1が出る可能性が広がったのが嬉しいですね。その当時は全然キンキちゃんに興味なかったけど、あーちゃん出るの? ちょっと行きたい! って思ったぐらいだからね。そのときも、でも階段落ちるしな、でやめた。
剛さんの音楽については、これは単にnot for meなので行かないです。剛さんは大好きだけど、そこは好みの問題ですから。for me の人たちが楽しく参加できるといいよね。
キンキちゃんの活動すべてが守備範囲の方は楽しそうでいいね、と微笑ましく思いますけど、さっきも言ったように残り時間が見えてるのに、キンキちゃんだから、と好みじゃないものを見る気はないです。
チャリチョコの対談目当てで買った演劇雑誌でエリヘレの対談あって、みりおちゃん、六十歳の役もやるの? 迷ってたけど見にいく! とさっそくチケット取ったので、そういう意味でもチャリチョコありがとう。みりおちゃんの演技が大好きな身としては、倍ぐらいの年齢の人をどう演じるのか楽しみすぎる。
取れてた1月の星組が中止になって、ありちゃん(暁千星)をとってもひさしぶりに見れると楽しみにしていた分、がっくりしすぎてエンタメに対する熱量が落ちてたんだけど、エリヘレ取って、映画を二日連続で見にいくぐらい回復したので、きっかけとなった光一さんには感謝しかない。宙組も無事に取れて、まかかのコンビも見送れるし、これから『1789』はじまるからね! これはもう! ムラ遠征もするよ! ありちゃんがロベピだと思ってたんだけどな。それだけが残念。
ところで! 私が見てみたい光一さんの話を聞いてもらってもいいですか! いいんですね、じゃあ書きます。
長くなりそうなので次回!
それでは、また!

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