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映画メモ(2023年下半期にしたかったが失敗)(結局6月分)

はい、2023年下半期の映画メモです。と書いたんですが、私、なぜか下半期を5月までだと思ってて、6月からの映画メモになりました。さすがにここから年末までは長すぎるので、適当なところで切りますね。いっぱい見てるから、どっちにしろ下半期全部をひとつの記事にするのは無理ですけども、ちょっと恥ずかしいまちがい(笑)。

「ブラックデーモン」
サメ映画は上映されてたら見る! よし初日にいくぞ! とはりきったら大豪雨の日で、ずぶ濡れになりながら見に行きました。サメ映画じゃなかったら、この天気だとチケット捨ててる。
映画は、わざわざ大豪雨にいってよかった、と思うぐらい最高におもしろくて感動して最後泣いたけど

サメ映画…?

と疑問になるほどサメ出てこなかったわ。予算って残酷だね(予算のせいかどうかは知らないw)。続編ありそうな終わりだったけど、アレがああなったので、どうするつもりなんだろう? あったら見るけどね!

「65」
不気味な恐竜がたくさん出てくる恐竜映画(たぶん、ちがう)。恐竜にたくさん予算使ってくれてありがとう! びっくりした! な場面もたくさんあって楽しかったです。ただ映画としては、そこまで面白くはない。恐竜出てこなかったら、よくありすぎるパニック映画でした。恐竜お好きな方はぜひ!

「テノール」
下町出身のラップがうまい子がオペラの先生に出会って、無事にオペラ歌手になる話、だと思ってたら、筋としてはおなじだけど、もうちょっとヘビーなやつだった。主人公の鬱屈とかやるせなさとかは理解できるんだけど、周りに愛情深い理解者しかいないのに性格がゆがみすぎてて、甘ったれのクソガキ、としか思えなかったわ。どうして、みんな、この子にやさしいのよ。いいところがまったくわからないんだけど。ストーリーもありきたりだし、最後は、まあそうだろうね、だけど、こういうのに弱いので号泣した。歌は本当にすばらしいので、主人公の性格が気にならない人にはいい映画だと思います。

「ウーマントーキング」
性被害を描いた映画だとしっかり把握したうえで、覚悟をきめて見にいきました。サラ・ポーリーが好きだから、なんですけど。サラ・ポーリーといえば「アヴォンリーへの道」の主人公の子というイメージだったんですが、いつの間にか立派な監督に。
映画としては、性被害と宗教をおなじぐらいの重さであつかってるから、どっちつかずな感じが否めず。性被害を実際には描かずに、メタファー的なシーンが挿入されるだけですが、それでも、目を背けること何度か、でしたね。想像させる映像の使い方はとてもうまかったです。
ですが、話としてはまったく刺さらなかったです。正直、実際に話し合ったとしたらその結論にはならないでしょう、と。宗教を信じて生きてきた人にとって神様の存在はとても大きいので、ありえないよなあ、と思ってしまった。希望に満ちたいい結論なんですけどね。タイトルどおり、女性たちが話し合う映画で、わかる、わかるよ、がたくさんなのに、本当に不思議と刺さらなかったですね。

「怪物」
評判がいいので、めずらしく邦画を。観点を変えると真実は変わる、その脚本のうまさはありましたけど、はあ? なところがたくさんで、まったく好みじゃないです。先生が気の毒すぎないか? あの人の人生、今後どうなるのさ。教師の身内も知り合いも友達もたくさんいて、みんながどれだけがんばってるか知ってるので、そういう意味でもとても不快。あんな組織だと思われたくない。男の子同士の関係については語るのもめんどうですけど、クソみたいな描き方だね、とは言っておきます(堂々と悪口だよ(笑))。最後はリドルストーリーかい、エンディングまで気があわないな、と思ったら、制作側が、生きてるよ! と明言してるというのを見て、本当に言葉は悪いけど

クソだせえな

と思いました。そんな言い訳しないといけないぐらい、大多数の人に伝わらない描き方はどうなの。私も、死んだのかな、と思ったからね。何も解決せずに最後をほっぽりだすから、そんなふうに受け取られるんですよ。暗転した瞬間、まさか終わりじゃないよね、と思ったら終わりだったという驚き。そんな驚きいらないんで、ちゃんと終わってください。
いいところとして、全員演技がめちゃくちゃうまい。特に子供たち、全員すごい。びっくりした。これはいい驚きでした。
カンヌとはまったく気があわないな、と思いつづけてきたけど、今回もそれを再確認しただけでした。

「フラッシュ」
ちょうさいこうだった!
とても頭の悪い感想ですけど、エンタメにふりきった映画が大好きなので、もうずっと、こういうのが見たかったの! と思ってましたね。最近はマーベルよりもDCのが気が合うよ。CGが予算の関係なのか、あんまり使われてなくて、戦闘シーンはわかりやすいし、一瞬も眠くならなかった。私の脳には、やっぱりCGは向いてない。まさかの主人公がエズラ・ミラーで、最後に名前出てきたとき、そうだー! ってなった。おひさしぶりですね、お元気でしたか。続編も楽しみにしてます。

「リトル・マーメイド」
人魚姫じゃない、リトル・マーメイドをはじめて見たので、なるほど、へー、でした。ディズニーならハッピーエンドにするのね。いろいろ言われてたアリエルは、めっちゃ美人だし歌もうまいし、なんの文句もないです。それよりも、プリンス・チャーミングにあたる人が、だいたい解釈違い。かっこいいと思ったことがない。ディズニーにかぎらず、大好きな「赤毛のアン」もギルバートがいつも解釈違い。アンは全員大好きですけど、やっぱり、ミーガン・フォローズがいいよね。アンらしい(別の映画の話を熱くするな)。女の子はかわいいのに、かっこいいがまったく共感できない。あの男のためになんにもしたくないわ。
変身してない魔女が大好きで、かわいい! かっこいい! って思ってたら、メリッサ・マッカーシーだった! 大好きなはずだわ。「ギルモア・ガールズ」もっかい見たい。
個人的には、どうでもいい映画(よくも悪くもない)のくくりですね。最近のディズニーはこのカテゴリーが多くて、見にいく意欲が薄れてます。

「インディアンジョーンズ」
副題あるけど忘れた。ものすっごく楽しみにして、初日にとってもいい席を予約しましたよ!

東宝のプレミアムシート、寝心地最高だね! リクライニングあるしね! 五千円で2時間ちょっとの眠りを保証してくれるの、ありがたいね!

最初のくっそ長くてつまんないアクションシーンからの、終わったと思ったらすぐに始まるくっそ長くてつまんないアクションシーンで耐えきれず、気づいたら寝てたわ。起きたら、ローマにいたわ。アリストテレスと話してて、はあ…、そうですか…、ってなった。まさか、最後の最後にタイムトラベルかますとは思ってなかったわ。たぶん、2時間ぐらいは寝てたと思うんだけど、アクションシーンを適切な長さに削ったら、映画そのものが2時間ぐらいで終わってくれたんじゃないかな。それなら、起きてたかも。話がクソなのは、タイムトラベルの時点で変わらないけどね。だれなの、この脚本にオッケーだしたの。あと、やっぱり、ハリソン・フォードのアクションはきついよ。動きがないから、似たような場面がずっとつづくんだよね。それは寝るって。寝てる間のシーンとか、一切気にならないし、もう一回見に行こうとも思わない。だって、アクションシーンで寝るもん、また。そして、起きててもあの結末だもん。三時間弱をムダにしたくないですね。
某ファンタビ(某の意味とは)で途中いっぱい寝て、カバンの中の世界が見たかったのにー、ってなってもう一回見に行って、きれいにおなじところを寝た経験からして、眠いところは何度見ても寝るもんだとわかってる。某ファンタビは二作目も見たけど、またきれいに寝たし、つまんないのでもう見てない。エディ・レッドメインを解放してくれませんかね。私はエディが好きで、彼の演技が見たいんだ! 役者としての十年単位をあんな(以下略)。
私に残された希望はミッションインポッシブルだけです。トムのことは(役者として)信じてるので、どうか楽しいものでありますように!
一番のショックはスピルバーグの名前があったことかもしれない…。ある程度のクオリティはたたきだしてくれる人だと信頼してたのに…。この映画にクレジットされるなんて…。

はい、以上、6月の映画メモでした。6月は個人的に不作。夏休みは超大作がロングランでかかる傾向にあるので、7月、8月はそんなに見ないんじゃないかな。たぶんね。6月によく見たね、というメモでした。

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