彼岸花が現れて…
秋分の日が近づいてきたある日、実家の庭に彼岸花が姿を現しました。
こんなの所にいたんだネ。
久しぶりに、彼岸を実家で過ごすことで、この花が庭にあったことに気付きました。
彼岸に墓参りをするのも久しぶりでした。
亡き父と、親しくしてくれていたご近所さんが、墓前に花を供えてくれていたので、帰り道、その人の自宅に、お礼を言いに立ち寄りました。
その人は、年々、飲み友達が去っていき、彼らに挨拶するため、墓地をグルグル巡るようになったそうです。楽しかった日を思い浮かべながら…。
そして、庭先で栽培しているリンゴをお裾分けしてくれました。
まだ、ほんのり赤くなったばかりのリンゴは、瑞々しく、とても美味しかった…。
彼岸が過ぎると、秋は深まり、夜長になっていきます。美しく心地よい季節だけど、何となく寂しさも感じてしまいます。
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