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【恐怖麻痺反射】好奇心を固めてしまうもの

恐怖麻痺反射が強く残っていた小学生の子。

笑顔で部屋に入ってきて、しかも部屋の中の骨格模型やストーブ、植物に近寄ってじっと眺めてる。

何見てるの?と話しかけると、答えてくれる。しかも笑顔交じりで。
こんなに好奇心のまま動けるようになったなんて、ずいぶんほどけてきたねぇ~、と嬉しくなりました。

恐怖麻痺が残っていると、新しい場所、人、環境の変化が苦手になります。
目を合わせず、喋らず、じっと固まることで身を守ろうとするのがこの反射の特徴。

知らなければ、「うちの子すっごい人見知りで~」で終わってしまいそうですよね。

そして、そういう性格なんだと本人も家族も思い込んだまま育っていくケースの方が、今はまだ多いのかなと感じます。

恐怖麻痺反射をもってると、本当にしんどいです(経験談)。
この世を安全だと思えなくて、常に臨戦態勢で生きているのだから。

基本しんどいで生きてるので、自分がしんどいことにすら気付かず生きている人も多いです。頑張って頑張って、からだが限界迎えてようやく自分がしんどかったことに気付く・・・というのがよくあるシナリオ。

ほとんどの方は限界点にきてからいらっしゃるので、できれば限界を迎える前に、人生の早い段階で、無意識に感じてしまっている恐怖から解放されてほしいなぁ~というのが心からの願いです。

とくに子どもたちは、子ども時代に子どもらしい好奇心を発揮して、楽しい冒険を味わってほしい。

賑やかな子、おとなしい子、一人ひとり個性の差はあるにしても、子どもは基本好奇心の生き物だから。

この世を安全と認識できているから、あれなんだろう?面白そう!と自由に動ける。自分の中に起きた「動きたい」衝動を抑え込む必要がない。

大人も子どもも、そんなふうになっていけるといいな。

小さなクライアントさんが見せてくれた、嬉しい変化でした。

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