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パンを食べるように本を読む

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「読書は、パンを食べるようなものだからね。走るときに備えての栄養なんだ。」ポール・ランド デザインの授業という本にあった言葉を抜粋し、このマガジンのタイトルとしました。気になる章…
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#イラスト

ラフドローイングのコツ / シャルル・バルグのドローイングコース

19世紀にフランスで出版された画家シャルル・バルグの著したドローイングの入門書。プロのアカデミックドローイングアーティストとなるために必要なドローイングテクニックが記されている。 知りたいこと:ラフドローイングのコツをしりたい 答え:点や線を使って骨格にアタリを付ける前に、私達は弧を描きがちである。重要なのは対象をよく観察することだが、その観察がなされているかどうかは、弧を描く前に垂線をおろし、点をとってアタリをつけているかどうかで判断できるとのことであった。 ドローイ

リズム曲線のない絵の残念さ / 古典に学ぶ人物デッサン

どんなデジタルイラストレーションであっても、うまく・よく描くには、技法をわざわざ自分の体と頭に焼き付ける必要があるのだ。この現実を受け入れながら、私は空き時間を見つけてはせっせと練習を行っている。 自分がペンツールで作ったイラストがなんだか変!に見えるのは、リズム曲線を意識していないからかもしれないIllustratorの話でいうと、何も考えずにペンツールで絵を描いたときに「なにか惜しいストローク」が最初にできてしまう。 ざっくりとペンツールを使って描かれたものは、リズム