産後に見失った"自分"を取り戻したら、とんでもない未来が待っていた話
我が子との生活
我が子が生まれてから、子供の都合最優先で回る日常。
自分の起きたい時間とは無関係に、早起きな子供に起こされて一日がスタートし、
トイレに行きたいとき、ではなく、行けそうな隙を見て大急ぎで行き、
食べたいものよりも、子供が食べられそうなもの・好きなものを作ったり注文したりして、
自分が行きたい場所よりも、子供が楽しめそうな場所にばかり詳しくなっていく。
子供を育てているとそれが当たり前になって、
でも、産むことだって一緒に過ごすことだって自分で選択したことだし、それらを含んだうえで、子供と一緒にいられることが心から幸せだ、というのは大前提で。
自分の好きなもの、自分のやりたいこと、自分のなりたい姿、がどんどんわからなくなっていく感覚がありました。
自分の意思がどんどん消えていくというか。
意思を持ったところで、どうせ叶わないから。
いつしか私の中で、「子供を産むまでの人生」と「子供を産んだ後の人生」を、分けて考えるようになっていたようです。
私は子供を産むまでの間、好きなことを思う存分やってきました。陸上も仕事も遊びも。
その自覚があったからこそ、子供が生まれてから私は自分自身に
「人生で私が輝くフェーズは、もうおしまい」
と、無意識に告げていたみたい。
これから先の人生は、自分のことは二の次。
誰にも邪魔にならない、迷惑にならない範囲で、こっそり好きなことにも少しは触れていけたらいい。
明文化することはなかったけど、どこかにそういう感覚がありました。
ここまでが、子供が生まれてから3歳までの話。
「諦めていたもの」に気付いてしまった日
そんなある日、友人に誘われてとあるワークショップに参加しました。
参加する前は何が得られるのかよくわからないまま、でも心地の良いワークショップの場の空気に、凍結させていた心の奥が、だんだん熱を取り戻してくる感じがありました。
講座の最後、順番に感想を言う時になって突如、大量の涙と共に溢れ出したのは、
「私はまだまだ自分の人生を輝かせたい」
という思い、そして
「それを大切な家族にやっぱり応援してほしい」
という思いでした。
夫に対してはもちろん、息子に対しても、「支える」とか「輝かせる」とかではなく、同じ人間として、仲間として、「お互いに輝きあって、照らしあっていきたい」んだったなあと。
そんな思いの中で講座の最後に描いた、5年後の自分の未来の絵は、
スパイクを履いてユニフォームを着て、陸上のレースに出ている姿を夫と息子が観覧席から応援してくれているというものでした。
でもその当時の生活はといえば、土日含め週7で早朝から寝かしつけまでワンオペ。学生以来走ってもいないし、練習はおろか試合なんてどこを切り取っても不可能な状況でした。
描いたはいいものの、「叶わなかった時に見つけてしまったら絶対辛いから」と、家に帰ってから捨ててしまいました。
それでも心の奥ではずっとその絵が輝きを放っていました。
自分が変わると家族が変わる
それから、夫の仕事の波や、自分の体調の波、気持ちの波、環境の変化、、色んなものに揺さぶられて決してスムーズではなかったものの、
なんと3年後、私は講座で描いた絵の通りユニフォームとスパイクを履いてレースに出場し、土日は仕事か睡眠しかしていなかった夫は息子を連れて喜んで応援に来てくれました。
あの時の絵と目の前の情景が頭の中でピタリと重なり、夢なのか現実なのかわからないような気持ちでレースに出たのを覚えています。
そしてさらに驚いたのは、無趣味で仕事人間かつ万年寝不足で体力のなかった夫（言い方笑）が、ここ一年で突如マラソンにハマり、タイムを目指してトレーニングを続けていること。
どんどんイキイキと健康的になっていく姿を見られるのは嬉しいし、お互いのレースを応援しあったり、陸上トークで盛り上がったり、
さらには息子もかけっこ教室に入り、家族でバトンを繋いで走ったり、一緒に大会に出たり、、
こんな奇跡のような日常が舞い降りてくるなんて、3年前の私が知ったら泣き崩れると思う。
それくらい当時は信じられなかったし、それくらい、私にとって嬉しくてたまらない変化でした。
あの日ワークショップを受けていなかったら間違いなくここには辿り着いていなかったと、ここ3年間の家庭の変化を実感するからこそ、
同じように毎日頑張っているお母さんに一人でも多く届けたいと思い、3年前に受けたワークショップのファシリテーターになりました。
オンラインでもオフラインでも可能です。
オフラインの場合は一都三県なら駆けつけます。
🪄育自のための小さな魔法🪄
〜自分を大切に生きるためのワークショップ〜
Part 1 〈過去〉
Part 2 〈現在〉
Part 3〈未来〉
各2時間ずつの3部構成。
※一つだけの開催や参加も可能ですが、3部受けるのを圧倒的にオススメします！
※参加者同士でお互いにたくさん深く話をするので、絆が深まるのも魅力ポイントです。
【料金】
3000円/部
開催場所や人数によって変動する場合もあります。
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