祇園祭 山鉾巡行の早朝
2023年7月17日 前祭山鉾巡行の早朝に山鉾町をぐるっと周ってきました。
5:30に四条駅に到着
こちらのnoteに書いたルート通りに保昌山から行ってみました。
朝早すぎて、まだ巡行の飾り付けがスタートしていなかったです。警備の方にお尋ねしたら保昌山では6:00頃から飾り付けがはじまるとのことでした。
岩戸山は山鉾を囲っている埒(らち)が撤去されていました。
太子山もまだ巡行の飾り付けが始まっていなかったです。
木賊山では櫓の調整をされているようでした。
油天神山も埒の撤去が完了されていました。
芦刈山では巡行に向けた飾り付けが始まっていました。
伯牙山では埒の解体を見ることができました。埒も山鉾同様に釘など使っていらっしゃらないので、杭をかなづちで叩いてテキパキと解体される様子に見とれてしまいました。
周囲では女性陣が道路のお掃除をされていました。普段からとってもきれいな京都の街並みは、皆さんが朝早くに清掃してくださっているおかげなのですよね。ありがとうございます。
船鉾はまだ埒も屋根も提灯の紐も着いた状態でした。雨除けは外されていたので、懸飾品を近くでゆっくり観させてもらいました。
綾傘鉾は鉾を会所の中に収蔵されていたようで、宵山期間にみせていただいた傘鉾は道路になかったです。棒振り踊りなどを見れる舞台も撤収が始まっていました。
白楽天山では御神体人形をとり付けるところを見学させていただきました。
鶏鉾は埒も雨除けもまだついていました。大きな鉾なので準備が大変そうですが、人手も多いので6:20の時点で準備開始されていなくても間に合うのでしょう。
月鉾は埒の撤去が終わっていました。
京都は連日暑かったので榊がカラカラになっているのが、遠くからでも見てわかりました。
四条傘鉾は埒の撤収途中でした。
蟷螂山はクレーンを使って埒を撤去されるので、働く車の様子をじっくりみるのが面白いです。職人さんたちが手際よく梁や柱を撤収される様子もとても興味深くて、去年は長時間蟷螂山で巡行準備を見学させてもらいました。
人数で比較すると、長刀鉾の次に蟷螂山の巡行準備を見物している人が多かったです。
郭巨山は四条通の北側の埒の中にあった山を、皆さんで南側に移動させていらっしゃいました。
放下鉾周辺では埒を解体するかなづちの音が小気味よく鳴り響いていました。撤去した埒の部材を会所の奥にある蔵へ次々と運び入れる様子が見れたのもおもしろかったです。
霰天神山では胴懸や前懸の取り付け作業をされていました。
山伏山でも御神体人形をとりつける様子を見学させてもらいました。会所の2階から山へ御神体を引き渡す様子はちょっとドキドキしました。保存会の方も「重要文化財やで」と言いながら作業されていました。
菊水鉾では巡行飾りつけと埒の撤去が同時進行でスピーディーに進んでいました。
占出山では先輩世代が次世代に見送りの取り付け方をレクチャーされていました。
孟宗山は前掛や真松に雪をつけていました。
函谷鉾は会所で取り付けている屋根を外しながら、地上では裃を着た方々の記念撮影も始まっていました。
長刀鉾も準備が整い、引手の皆さんが写真撮影していました。
長刀鉾のお稚児さんが切るしめ縄が付けられる齋竹も見てきました。
早朝だったので、見物人は少ない時間帯でした。歩きやすい環境でぐるっと23基の山鉾を見て、約2時間かかりました。
朝9:00~山鉾巡行が始まりますが、7:00の時点で四条通には巡行見学の場所取りをしている人がいらっしゃいました。暑い中、朝の陽ざしが照りつけていて、場所取りは大変そうでした。
来年以降、前祭の山鉾見学をされる方のご参考になれば嬉しいです。
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