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海外旅行 荷物のラッピング

海外旅行から日本へ帰ってくるときに、海外の空港で荷物のラッピングサービスを何度か利用したことがあります。

私がラッピングサービスを利用する理由

スーツケースに加えて大きなサイズのカバンを預入荷物にする際に、カバンが汚れたり、中身を盗難されたりしないようにするためです。

また、預入荷物の定数を超過してしまった時に、増えた荷物を機内に持っていく時も、ラッピングすることでカバンがぐっとコンパクトになるので、機内持込荷物の定格サイズ以内にすることができます。

雨や雪がひどい時は、他の人の荷物が濡れていたせいで、自分のカバンに水がしみることを防ぐこともできます。

いろいろとメリットがあるので、ラッピングサービスは状況に応じておススメです。

実際に荷物ラッピングした時のお話

イタリア・ミラノのマルペンサ空港でラッピングしてもらったカバン。

イタリア旅行で服や食品をたくさん買ってしまったので、スーツケースに食品を積めて、荷物が増えた時用に持参していた80リットルの布製カバンに衣類を詰めました。
80リットルのカバンをマルペンサ空港のラッピングサービスのカウンターへ持ち込んだのですが、内容物が洋服だけだったので、ぐぐっと圧縮されてかなりコンパクトになりました。
ご参考までに下の濃紺スーツケースは70リットルです。

ラッピングしてもらった80リットルのカバンはスーツケースと一緒に預け荷物にしました。


2022年春にスペインから日本へ戻ってくる際にも布製のボストンバックをマドリード空港でラッピングしてもらいました。
この時のカード明細メールが残っていて、12ユーロ(当時のレートで1,500円)でした。
お気に入りのカバンで、淡い色なので汚れてしまわないようにラッピングしたのですが、日本に帰ってきてからラップを開封する時に、自分でハサミでカバンを切ってしまいました。なんのためにラッピングしてもらったんだか、、、

ラッピングサービスを利用する他の理由


日本人の方が空港でラッピングサービスを利用している姿はあまり見かけないですが、アフリカ、東南アジア、インドなどの方々はかなり高い割合でラッピングサービスを利用しているように思います。

残念ながら、機内へ積込む空港職員の方が、空港カウンターで預けた荷物をあけて、中身の貴金属や電子機器などを盗むことがあります。
また、荷物に違法な薬物などを混入させられて、知らぬ間に運び屋に仕立て上げられたり、わざと荷物を調べて違法物所持で逮捕されたくなければ袖の下を払うように要求されるという事件もあります。

こういう残念なことに関わらずに済むように、ラッピングサービスを利用するのもいいと思います。

プラスチック削減が求められる中、不必要にラッピングする必要はないと思うのですが、最近は地球にやさしい素材で作られたラップを使用していることもあります。


ラッピングサービスカウンター

日本の空港も含めて、ほとんどの空港にラッピングサービスがあります。

利用する空港のラッピングサービスが何時から利用可能かを調べる時は「空港名 baggage wrapping 」で検索すればヒットすると思います。

写真は撮らなかったのですが、ポルトガルのリスボンから日本へ帰国した時もラッピングサービスを利用したので、例として検索してみました。

朝5時から夜22時まで利用可能だし、Webで事前予約も可能になっていました。リスボン空港すごいですね。
実際に利用した時の金額を忘れてしまったのですが、8ユーロくらいだったような気がします。

もうひとつ試しに「london baggage wrapping」で検索してみたら、こちらは3段階の金額も表示されました。ヒースロー高い、、、

カウンターに荷物を持って行って、係りの方にカバンを渡せば、台に乗せてさくさくとラップを巻いてくださいます。どこのカウンターでも手際がよくて、見とれていたらあっという間に巻き終わってしまいます。
巻き終わったら器用に切り込みをいれて、持ちやすいようにしてくれるのも、見ていて感心します。
YouTubeでairport wrappingと検索してみてください。ショート動画がたくさんあります。

ラッピングサービスの注意点

ラッピングしてもらったら、もうカバンは開けられません。
間違えて中にパソコンを入れたままのカバンをラッピングして、預け荷物にしたかったら、いったんラップを切ってパソコンを取り出さないと預け荷物にできないです。
ラッピングカウンターに行く前に、自分のカバンの中身をよく確認しておいた方がいいです。
モバイルバッテリーとか小さな物は忘れがちなので、ラッピングするカバンには入れずに、必ず機内持込荷物にいれるように特に注意しています。

ラッピングはハサミやカッターなどの刃物でないと開封できません。日本から東南アジアに行く際に成田でラッピングをしてもらった場合は、到着地のホテルでハサミなどを借りて開封する必要があります。
ラッピングしたカバンをどこで開けるのか、ということもある程度は考えておいた方がいいです。
空港についてすぐに着替える場合などは、誰かにお願いして刃物を借りる必要があるので、この点も留意しておいた方がいいです。

それと、ホームセンターで自分でラッピングするための材料(ハンディラップ というみたいです)が売っていたので、試しに買ってみたのですが、無駄な買い物に終わりました。プロの荷物ラッピングの仕上がりと比べると足元にも及びません。


ちょっとセキュリティに不安がある国へ行く時や、トランジットで長時間自分の手元から荷物が離れてしまう時などに、ラッピングサービスを利用してみてはどうでしょうか。

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