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祇園祭 御神宝蔵出と山鉾建て

2023年7月11日 
八坂神社へ御神宝蔵出を見に行ってから、山鉾町に山鉾立てを見に行ってきました。

八坂神社の舞殿には飾り付けが終わった三基の御神輿が鎮座していました
南門の階段には前日の松明の燃えかすが落ちていました

円融天皇の勅版などの御神宝や、神宝行列で用いる道具類を蔵から出してきれいに準備する御神宝蔵出し。お揃いのTシャツを着た宮本組の皆さんが暑い中、作業されていました。祇園の老舗の旦那さんの皆さん、連日お疲れ様です。

御神宝蔵出し
テレビカメラの取材も来ていました

八坂神社から山鉾町方面へ歩いて行く途中にヒオウギを見かけました。
祇園祭の祭花であるヒオウギは厄除けの植物とされています。

くずきりで有名な鍵善良房の店先に置いてありました

11:15ごろの長刀鉾
二階から鉾建てを見学しているのは、たぶんお稚児さんと禿だと思います。

長刀鉾

11:20ごろの函谷鉾
すでに真木の引き起こしが終わっていました。たぶんどこよりも早かったのではないかと思います。

函谷鉾

12:00ごろの鶏鉾
鶏鉾は誰でも紙御幣を榊につけられるとのことだったので、参加させてもらいました。貴重な経験させていただき、ありがとうございました。

保存会の方が紙御幣を配布してくださいました
近くの保育園の子どもたちも御幣つけに参加していました

12:15ごろの菊水鉾
車輪の直径は2mくらいありました。
菊水鉾ではまず町内関係者のみが御幣をつけ、その後に一般の見学者もつけることができるそうです。

菊水鉾

13:00ごろの月鉾
真木の引き起こしを見学させてもらいました。
てっきりクレーンなどを使って90度引き起こすと思っていたら、クレーンは見当たらなかったです。鉾頭側から見学したので、詳細は分からなかったのですが、どうやらウィンチを使って人力で引き起こしていたみたいです。
釘を使わずに縄だけで10トン前後の鉾を組んでいることにも驚きですが、26メートルもある月鉾がエンヤラヤーの掛け声でたった5分ほどで立ち上がることにも仰天です。

真木には天王台が取り付けられて、そこに天王人形がお乗りになります。真木が地面と平行になっている時は、人間が上から天王人形を見下ろすのは失礼、ということで真木に取り付ける時は布で覆われています。
月鉾では立ち上げから1分半ほどした時に、予め布に着けてあった紐を引いて、赤い布を地面に落としていました。

月鉾の天王人形を覆っていた赤い布が落ちる瞬間

13:15ごろの放下鉾

13:20ごろの船鉾
胴枠の木に「令和五年三月」と刻してあったので、今年新調されたようです。

13:20ごろの岩戸山

14:30ごろの菊水鉾
真木立て前だったので、鉾頭の16弁の菊花を間近で見れました。
写真奥が鉾の土台で、真木の中間につけられた榊に町内会の方が御幣を取りつけています。
天王人形は紫の布で覆ってありました。


14:30ごろの鶏鉾
13:00から真木立てが行われたそうです。
私が結んだ御幣も高い位置へ。


山鉾の公式SNSが増えていて、見学する側としては大変ありがたいです。

祇園祭の詳細スケジュールは、こちらのサイトが一番分かりやすと思います。


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