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自分は何者なのか

自分って一体どういう人なの?

自分自身のことなのに、実際はよくわかっていないのが事実。
自分のことなのだから、自分が一番わかっているはずではないか、わかっているべきではないか。

この質問に対する答えの神髄は、就職活動の一環であった自己分析を通しても、私には見えていませんでした。

「私ってどういう人なの?」
「どういう人に見えるの?」
「でも、本当の素の私って、どういう人なの?」

その答えは、一度何にも属していない気持ちになった時間を経て、今やっと見えてきた気がします。

アメリカのカリフォルニア州、日本人コミュニティが色濃い場所に10年住んでいましたが、夫と子供二人と4人で、夫が生まれ育ったドイツに引っ越しをしました。

デュッセルドルフやベルリン、フランクフルトなどという大都市ではありません。人口が7,000人の村に引っ越してきました。

他に日本人はいません。
引っ越しして数ヵ月して、同時期に引っ越してきた同年代のタイ人の女性と知り合い、私自身、他にもアジア人がいたことにとても驚いたくらいです。

外を歩く時の私の意識は「アジア人代表」。
ドイツの田舎ではアジアといったら中国も韓国も日本もタイもフィリピンもベトナムも同じです。「アジア人代表として恥じない行動をしないと」というプレッシャーが少なからずありました。

当時、心のどこかで孤独感を感じていました。ドイツ側の親戚も良くはしてくれましたが、私の中では寂しさは消えませんでした。
「どこにも属していない」という寂しさがありました。

大切な家族はいましたが、それだけでは満足していなかった私は、どこに行けば私の居場所を見つけられるのかわからないでいました。

その戸惑いを払拭してくれたきっかけになったのは間違いなく、
ママJOBでした。

ママJOBは2021年初旬に始まった事業です。『家庭の事情で働きに出られないママが、在宅で好きなことを仕事にして笑顔になりますように』という熱い想いを元に、(株)Meguriruの黒田さんと(株)WEBUOの吉田さんがタッグを組んで発進したママ救済事業です。

私はママJOB1期生として、Eコマースという、それまで一切関係の無かった分野に飛び込んで学び始めました。そして、お仕事をいただき始めてから、自分の価値を見出せるようになりました。

他の人と比べて自分の実力がどうだとか、才能がどうだとか、今の人生のステージがどうだとかは一切関係なく、このママJOBという存在が、「ありのままの個人」を認めてくれている、という事実、それだけです。

「無理して背伸びしなくていいんだ」と思えたときに、落ち着いて等身大の自分を見つめることができるようになりました。

全ての経験がその人を作り上げている。何千、何万と重ねてきた選択の一つ一つには自分なりの理由があり、細かいレベルでの好みが含まれている。

当たり前のことだけれども、全てをひっくるめて、自分である。

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でも、自分の目で自分を見たときに比較対象が無いと、自分がどういう人間なのかは見えてきません。社会の中にいる自分という個人を知るには、どこかしら、他人と比べることが必要になってきます。

自分が選択した居心地がいいと思える団体の中で、自分がどう行動しているのか、自分のやり方は他の人とどう違うのかを比べてみる。

ワクワクして周りしか見えない時はまだ早い。
浮足立った気持ちが少し落ち着いたときに、深呼吸をして少し周りを観察してみる。

更にもっと深く探ろうとすると、自分が選択した団体が社会的にどういう位置づけになっているか、なぜ自分はこの団体を選んだのか、ということも、客観的に自分を見つめる対象とはなりますが、自分が選択した時点で、その特徴は自分でもわかっているのだと思います。

他の人と比べると、自分の力量の無さを感じたり、人をうらやむ気持ちが出てくることもあると思います。

私もかつてはそうでした。だから「他の人と比べるのはやめましょう」という教えを胸に生活していたこともあります。

「他人を見て自分を見つめる」で伝えたいのは、他の人を見て良し悪しの判定を下すのではなく、フラットな感覚で違いを見つける、ということです。

比べ始めたらキリがありません。
あの人の方が素敵
あの人の方が器用
あの人の方がお金持ち
あの人の家の方が素敵
あの人の子どもの方が出来がいい
あの人の方がスタイルがいい
あの人の方がゆとりのある生活をしている
あの人の学歴、職歴の方が輝かしい
あの人の方が…

私ができるようになったのは、自分の汚点を数えて劣等感を強めることなく、自分は自分、これが自分、と認めること。

これができるようになってから、精神的にとても楽になりました。そして、様々なことに精一杯向かっていけるようになりました。自分なりに「頑張っている」と、自分を褒めてあげられるようになりました。頑張っている自分には、『成長』しかないからです。

一人じゃ気づけなかったこと、それは「自分とは」です。
長い間自分探しをしていたような気がしますが、孤独を味わってから見えてきた、光に包まれた自分という像が、とてもかけがえのない物に感じます。

#一人じゃ気づけなかったこと


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