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ダイナミックプライシングが気になる

 需要によって価格を変動させる このシステム それが数日前に朝の情報番組で話題になっていた。

ユニバがこれを採用していると何となく知っていていいよね~とザックリと思っていたあれだ。
遊園地なら行きたいけれど空いていて安いときを狙いたいな と閑散期や曜日に行ける人には嬉しいシステム。あとビジネスホテルなんかもバンバンやってそう。
ホテルは以前からそうだったような気もする。大きなイベントがある時期は7,000円で泊まれるビジネスホテルが20,000円に近い価格になり、出張者、頭をかかえる図というのも聞いたことがあるし。直前割なんて昔からあった。

 このシステムがもっと身近な、例えばスーパーなどにもお目見えするらしいよ! 個々の商品にあらかじめランク?のシールを貼り、そのシールごとにそれぞれの値段が表示される。表示はデジタル価格欄にされるので瞬時に価格の変更もできる という段取りらしい。
夕方恒例の割引シール貼りの兄ちゃんに、コレも半額シール貼ってーな。という厚かましい光景が見られなくなるのはスッとするのか、寂しいのか?
フードロス対策にもなるはずでナイスだと思うけど、商品棚の価格をのぞき込むのが腰痛そうやわ。それに価格の変動にナーバスになり、もう少し待てば安くなるのでは?と待ってみたり、いろいろ検討して結局その日は買うのをやめたり。私はきっとそれだな。
メリット多め、しかしどうなんだ? 導入にえらく費用もかかりそうやよ。それを商品価格に転嫁されちゃあ嬉しくない。

 そんな動きの中、そのようなシステムを作る会社ってどこ?と株でも買おうかと目をギラギラさせる自分もいる。企業もシステム導入の初期費用以外にも大変だろうな。停電したりシステムエラーになったら値段わからず店員舞い踊るしかないだろうな。などと。

 かつて銀行でパートをしていた時のことを思い出したわ。システムが止まってしまい、入出金すらままならぬ事態になったことを。
古い時代からの行員さんが、手動の伝票でその場をしのいだ。もちろん振り込みはその場ではできなかったけれど。新しいメンバー―は何もできずに立ち尽くすのみよ。舞い踊るなんていうファンキーな展開には決してならなかった。銀行だけに。
”古い船をいま動かせるのは古い水夫じゃないだろう” と心の中でつぶやき私はただその光景を見てたっけ。

 おっと、話がそれました。電気が止まったりシステムダウンしたら、たちまち何もできなくなる現代。電子表示のプライスカードもその一つだけどそれを気にしていたら前に進まないよね。 
数々の懸念点はあるにせよ、いいのではないかい? ダイナミックプライシング。

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