見出し画像

理事長なのに? - まずは自らが動く、が当たり前

学校法人の理事長という立場に立つようになってから10年以上になりますが、いつも私は驚かれています。そんな理事長って、いるんだ?!と。

世の中の人がイメージする”理事長”像は

* 週に2回くらい出勤する (しかも運転手付きの車で)

* 出勤したら、書類にハンコを押す

* 行事などで話す原稿は、事前にに誰かが考えてくれている

という感じ、なのだそうです。私の職場での実態をお話すると、だいたいの方は

「えぇ!理事長なのに、毎日出勤してるの?しかも電車?え?で理事長自らGoogle Analyticsのデータと睨めっこしてて、説明会でも毎回プレゼンして、スピーチの原稿も自分で考えてるの?生徒さんのプロジェクトにコメントすることもあるって?!信じられない。」

とびっくりされます。

ですが、私にとっては「当たり前。」普通の社会人ですから、毎日出勤するし、電車で通勤するし、自分の仕事は自分でする。父が亡くなったという理由で、若い頃から理事長という立場にありますが、その仕事を責任を持って取り組むのが使命なので、皆さんに驚かれても別に「そんなものかな」と思う程度です。

理事長だから・・・ ではなく 理事長であるから余計に、まずは自ら動いてみる・体験してみる

を大事にしています。

例えば、コロナ禍でまず、自分でやってみようと取り組んだのが、オンラインミーティングでした。他の人がスタートするより前に、試してみる。その良さや難しい点なども、自ら体験して理解していきました。(昨年の春先は、Youtubeなどで、オンラインプレゼンの仕方やweb会議のための機材などについても研究していました。グリーンバック、リングライト、クロマキー、機材についてもそれなりに詳しくなりました・・・。)

そして、最近は、「1人1台構想(GIGAスクール構想)」の影響もあり、本校で今度の4月入学生より導入予定のiPadを活用したら、どのようなことができるのか、スマホとの連携でどのような世界が見えて来るのか、などについても、自ら体験してみています。(今日はペンで描いた手書き文字が認識されてデータになるのに感動したところでした。)

自ら経験してみて初めて気づく・感じることが、ある。

それらの視点を大切にして、理事長という肩書きは横に置いて、何にでも前向きにチャレンジしてみたいと、日々思っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?