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体外受精 2回目 〜鍼治療始めてみました

初めての体外受精は受精卵が良好な胚にまで育たず、
2回目のトライ前に血液検査で引っかかってしまったところまでを
前回の記事に書きました。

血液検査クリア

2023年9月にアメリカの血液学の先生に診察を受け、
改めて血液検査をしてもらったところ、
正常値が出て、日本での検査結果は、直前の体外受精の
ホルモンの影響だろう、とのことでした。

休職

仕事もだいぶ落ち着き、9月はほぼ業務の引き継ぎで定時勤務、
10月からは完全にオフ、専業主婦生活が始まりました。
仕事のことについてはまた別で書きたいと思いますが、
すんなり休職を受け入れられない自分もいました。
8割〜9割は納得も、1〜2割はこの先のキャリアへの不安がありました。
この1〜2割の未練を断つにも、社内外のお世話になった方に、
休職を知らせるメールを送り、不在を知らせる自動応答メールを設定。
当たり前のことに聞こえるかもしれませんが、
私の会社では、仕事熱心な人がたくさんいて、
たとえ休んでいても、部署を異動しても、築いてきた関係性を保ち、
仕事に関り続ける人もいるので、
完全に手放す、というのは勇気がいることでした。
そんな気持ちが休職を知らせるメールに滲み出てしまったのもあり、
何人の優しい方からはちょっと心配されるメールももらいました。

2回目の採卵までのスケジュール

こうして、2回目のトライをスタートすることになり、
次のスケジュールが渡されました。
基本的な流れは1回目と同じで、Gonal Fの投与量が
1日あたり300から525に増えました。

9月22日 Nuvaring(避妊リング)開始
10月12日 Nuvaring外す→すぐに新しいNuvaring開始
10月20日 Nuvaring外す&超音波検査と血液検査
10月15日 Omnitrope(成長ホルモン)開始
10月23日 生理開始→Day1
10月24日 (Day2) Gonal F(排卵促進)、Menopur(卵胞発育) 投与開始
    Gonal Fは朝300IU&夜225IU、Menopurは夜に1vial
10月28日 (Day6) 超音波検査と血液検査
10月29日 (Day7) Cetrotide(早期排卵防止)投与開始
10月31日 (Day9) 超音波検査と血液検査
11月2日 (Day11) 超音波検査と血液検査
                                   OmnitropeとMenopurはこの日まで
11月3日 (Day12) 超音波検査と血液検査 Cetrotideはこの日まで
    22:30 Ovidrel2本とLupron 80IUを投与 その後Gonal Fを投与
11月14日 (Day 13) 10:30 Lupron 80IU投与 & 血液検査
    24:30~食べ物禁止 4:30~水も禁止
11月5日 (Day14) 8:30 クリニックへ ~採卵
※この日から冬時間へ移行した為、
前日・前々日の注射の時間については要注意でした。
クリニックも一度間違えた時間を伝えてきて、
慌てて訂正されました。すぐに訂正連絡をもらったので、
混乱しなかったのですが、要注意ですね。

ちょっとしたバタバタ・・・アメリカ人夫との喧嘩

2回目で注射のオーダー、注射自体も慣れてきましたが、
このサイクルでもちょっとしたバタバタな騒動が。。

まずは、今思えば小さなことかもしれませんが、
10月20日にNuvaringを外す時に、”17時以降”との指示を私が見落とし、
朝の超音波検査の時に”邪魔だろう”と思って外してしまいました。
ナースは”大丈夫よ”と言ってくれましたが、、
Ringがあると検査しにくいだろうと勝手に思い込んで
良かれと思って外してしまって、裏目に出てしまった〜となりました。

もう1つは、Omnitropeという注射は1本で2回分の容量のため、
1日目に液剤と混ぜたら、半分残った容器を冷蔵庫で保管します。
そこで、保管する容器を間違えて、液剤と混ざったものを捨ててしまい、
液剤のみの容器を保管してしまっていたのです。
この薬、以前の記事でも書いた通り、
唯一保険がきかず、高額なものなので、184ドルを捨ててしまったのか。。
と落ち込みました。

採卵前のバタバタナンバーワンは、
採卵後に飲む薬、ホルモン剤と痛み止めを処方されていたんですが、
近所のかかりつけ薬局のBartellが倒産というニュースと重なり、
Bartellが全く機能しない状況に。。
何度電話してもなかなか処方薬を用意してくれないし、
最終的には窓口に毎日のように通って、なんとか処方してもらいましたが、
この店舗も近々なくなるとのことだったので、
これをきっかけにCostcoへ薬局を変更しました。
まだ運転に自信がないので、徒歩で行けるBartellは重宝していたのですが…

この時、アメリカ人夫とBartellを巡っての対応で
全く意見が分かれて喧嘩になったのも精神的に疲れました。
私としては、
「倒産すると言っても、
 閉店するまでは顧客の薬を処方するのは責任でしょ」
という考え方。
かたや、夫は
「倒産すると分かっていて、スタッフも物流もスローダウンする。
 死にかけの動物に鞭打っているようなものだから
 早く別の薬局にすればいいのに」というスタンス。
結果的には、確かに早々にBartellに見切りをつけて
別の薬局に処方箋を出してもらった方が効率的だったなぁと思います。
アメリカならではですが、
クリニックは処方箋を出すまでが仕事で、
薬局で薬をもらうのは自己責任。
一方、クリニックに頼むと、すぐに違う薬局に処方箋を出してくれます。
この辺の前提条件も意見形成・意思決定に影響しているかなと思いますが、
Bartell倒産に思わぬ余波を受けました。

鍼治療

2回目は、鍼治療も始めてみました。
最初は、鍼灸師が自宅まで来てくれるサービスを利用。
自宅のソファを使ったんですが、
鍼を刺している間、お腹や足などその部分を当然露出させているんですが、
その部分が冷えてしまってあまり心地よく感じられず。
西洋系アメリカ人の方で、ホリスティック医療を勉強されて、
食べるもののアドバイスなども熱心にしてくださり、
いい方だったんですが、次は鍼治療クリニックに行くことにしました。
そこは、中国系アメリカ人の方で、
”ちょっと世話焼きなおばちゃん”というタイプの方。
鍼を刺している箇所は、温めてくれるし、
何より、ここの鍼治療は保険がきいたので、お財布にも優しかったです。
行き始めたのが10月中旬と採卵に迫っており、
本来は3ヶ月くらいかけて体質改善をするそうなので、
ちょっと遅かったかもしれませんが、
私は鍼治療でものすごくリラックスすることができました。

春〜夏にかけて、食いしばりがひどく、
歯医者さんにもナイトガードを作ってもらったほどだったんですが、
鍼治療では体全体の力が抜けてリラックスでき、
色々なバタバタとバランスをとるのに良かったなと思っています。


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