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体外受精 採卵までのSTEP②~避妊リングと注射の種類

体外受精が決まったら、
クリニックから詳細なカレンダーとプロトコルが渡されます。
今回は、そのカレンダーとプロトコル、実際の通院記録についてです。

3月5日 生理開始でクリニックへ連絡
3月8日 Nuvaring(避妊リング)開始
3月28日 Nuvaring外す
3月31日 生理開始
4月2日 Nuvaring開始
4月22日 Nuvaring入れ替え
4月24日 Omnitrope(成長ホルモンの注射)毎朝 投与開始
4月29日 Nuvaring外す&超音波検査と血液検査
5月2日 生理開始 → Day1
5月3日 (Day2) Gonal F(排卵促進)、Menopur(卵胞発育) 投与開始
    Gonal Fは朝150IU&夜150IU、Menopurは夜に1vial
5月7日 (Day6) 超音波検査と血液検査
5月9日 (Day8) 超音波検査と血液検査
5月10日 (Day9) Cetrotide(早期排卵防止)投与開始
5月12日 (Day11) 超音波検査と血液検査 
         OmnitropeとMenopurはこの日まで
5月15日 (Day14) 超音波検査と血液検査 Cetrotideはこの日まで
    20:30 Ovidrel2本とLupron 80IUを投与 その後Gonal Fを投与
5月16日 (Day 15) 8:30 Lupron 80IU投与 & 血液検査
    23:30~食べ物禁止 3:30~水も禁止
5月17日 (Day16) 7:30 クリニックへ ~採卵

■Nuvaring(避妊リング)
ピルのかわりになる避妊リングです。半透明のリングを膣に入れます。
最初はこんなの自分で入れられない…ということで、
リングを入れるためだけにクリニックへ行きました。が、
ものの1~2分で終わり、2回目は自分で入れることができました。

ピルのように飲み忘れの心配がなく、
一度入れたら入れっぱなしで特に違和感もなく、優れものです!
日本でも入手できないか探したんですが、流通していないようです。
不妊治療にかかわらず、こういう女性のQOLが上がる製品は、
ぜひ日本でも入手できるようになってほしいなと思います。

■Omnitrope(成長ホルモン) ※要冷蔵
このOmnitropeから注射生活が始まりました。
自分で液体とパウダー状の薬を混ぜ合わせて、1本で2回分の投与量に。
液体とパウダーが混ざり合うのにだいたい7分くらいかかりました。
こちらは、保険適用外のため、9本18回分で3321ドル。一番の出費でした。

■Gonal F ※要冷蔵 (30分前に室温に戻すこと推奨)
こちらは日本でも一般的に使われているようですね。
ペンタイプで準備も簡単で、刺したときの感覚も痛みが少なかったです。
私は450IUを使用していました。
150IUずつだと、ちょうど3回で使い切る計算ですが、
実際には450IU以上の量が入っています。
たとえば、200IUずつ打つ、という場合、
3回目にペンに残っている理論値は50IUですが、
とにかくダイヤルを200IUにして打ってみると、
打ち終わった後に見えるダイヤルの数が125Uだったりして、
実際には75IUペンに残っていた、ということもあります。
打ち終わった後に見えるダイヤルの数だけ(=この場合125IU)
新しいペンで注射をします。
付属の記録表がついていますので、打ち終わった後のダイヤル数を記録し、
注射を無駄なく使うことができます。

■Menopur
Omnitropeのように自分で混ぜ合わせるところから、ですが、
こちらはQcupというキャップをつけて混ぜ合わせる点が特徴です。
手順が少しずつ注射によって違うのは
間違えないようにあえてそうしているのかな?と勝手に推察します。
このMenopurが一番痛い。。
注射の針が太いわけではなく、薬をまさに注入しているときに
じわ~っと痛みがきます。

■Cetrotide ※要冷蔵
こちらも液体とパウダーを混ぜ合わせるのですが、
すでに液体がシリンジに充填されている状態で、
すぐに混ざってくれます。
Menopurがパウダーの融解が一番早く、その次がCetrotide、
一番混ざりにくいのがOmnitropeという感じでした。
こちらは針も細く、特に痛みは強くなかったです。

■Lupron
80IU が指示量だったので、40IUを2回打ちました。
専用の注射(おもちゃみたいに小さい)がキットの中に入っていて、
痛みも少ないです。
ただ、こちらの注射は厳密に注射時間が決まっていたので、
5分前には充填を終えて、時間になったらすぐ2本続けて打つ、
という気合が必要でした。

■Ovidrel ※要冷蔵
こちらはすでにシリンジに薬剤が混ざった状態です。
Lupronと同じく、決まった時間に打たないといけないため、
とにかく時間との闘い…で、痛みを感じている余裕はありませんでした。

Day6までの超音波検査と血液検査は予め決められていますが、
そこから先は、検査のたびに「●日後にまた来て」と指示があります。
超音波検査で自分の卵胞が見えるのですが、
ナースさんは口数少なめ。いいのか悪いのか。。
結果的には育ちが悪かったようで予想以上に時間がかかったようです。
血液検査ではE2の値を主に見ていました。
4月29日 18.47
5月5日 276.67
5月9日 570.54
5月12日 1564.86
5月15日 1994.89

次は採卵と採卵後のことについて書きたいと思います。


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