最近のイギリスのパブ
ケーターハムというマニアックな車を所有するパートナーのお付き合いでイギリスに来ている。
イギリス人の車に対する愛は日本の1000倍以上だけれど、お酒もこよなく愛されている。この二つが融合すると、大勢がパブに車で押し寄せる、という現象になる。日本では到底考えられない話だけれど。
ロンドンから車で2時間程度、ドディントン・サーキットは都市部から離れた農村にあるので、最近人気のCHATGPTに「この近所の美味しいレストラン」で検索してもらったら、出てきた店は全てパブ。どの店にもキッズメニューがあり、ランチもやってる日本の居酒屋チェーン的なお店が多い。
その中でメニューの写真が一番美味しそうなお店、チェーン系のTHE BULLS HEADに行ってみた。
10台くらい停められる店の前のパーキングは当然のように満杯。路駐の車が永遠と続く道を700メートルくらい行って、ようやく(仕方なく)レンタカーを放置。
店の中に入ると、バー、ガーデンルーム、レストラン、そしてアウトドアのガーデンと4つの空間、それぞれに雪洞、桜、緑を讃えた木々などインスタ映えする工夫がなされ、とっても綺麗。
予め学習しておいたメニュー通り、お馴染みフィッシュ&チップスはもちろん、ハンバーガーやステーキなどのアメリカンなメニュー、釜焼きの本格ピッツァ、インド料理、日本の焼き鳥や焼きそば、中華風の割包も数種類ある。
店内はお洒落したカップル、男どうしのグループ、女子会、はたまたバーで女性一人が軽く飲み食いしてたりと様々。
お料理の方は正直言って、絶品とまではいかないけれど、それなりに楽しめるお味だし、ビールやカクテルが£2ちょっとから楽しめるのが嬉しい。もちろんアサヒビール🍺だってちゃんとおいてあり、イギリスだけにウイスキーも充実している。
私の中でイギリスのパブは、かつて貴族階級と労働階級で入り口が違うとか、何かと堅苦しいイメージだったけれど、それは外国人が日本にはスシしかないとか、みんな着物でトヨタに乗ってると信じるくらいの時代錯誤なのかもしれない。
イギリスを訪れて、ファインダイニングばかりは無理、どこで何を食べたら良いかわからない、そういう時は迷いなくパブに行けば、必ず食べたいものが見つかる。
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