万引き天国🇺🇸
今月、LAのデパートで50人の窃盗団が2回に渡り、YSL、ボッテガべネタの商品を根こそぎ持っていったことは、けっこうなニュースになっていますが、この数年のアメリカ、万引き蔓延、それも隠れてではなく、正々堂々と持っていきます。私もリテール勤務してますが、ベガスではセキュリティ雇うまで週2回、テキサスに越してきても、だいたい月1〜2回、一回にバッグを3-8個持ち去ります。本当になんの迷いもなく至近距離でポンポン袋に入れていきます。
私たち店員は「とにかく近づかない、黙って盗ませろ」と言われています。私の勤務先の向かいにあるゴールデングースというスニーカーショップでも、先月、店員にジャケットの下から銃を突きつけて10足以上持ち帰った「強盗」事件もありました。
カリフォルニアでは$950以下は捕まっても罰金のみという気が狂ったような法令が議会で通ってしまったため、窃盗天獄と化しています。
すぐ目の前で窃盗を眺めるという体験は、自己否定感を生みます。何もできない自分が無能な役立たずという感情に支配されて、とても落ち込みます。
先日はなんと私の勤務店に以前働いていた店員が、堂々と万引きしました。もちろん彼女の名前も住所もソーシャルセキュリティ番号だって知られていますが、本社の指示は、「初回なので様子見」だと。
こうやって犯罪者がどんどん野放しにされ、どの店もそれが日常茶飯事、私たちもだんだん感覚が麻痺していきます。
マリファナ解禁、国境解禁、窃盗し放題、これが徐々にリベラルに傾斜していく今のアメリカです。
サンフランシスコはもう廃墟の街、ニューヨークやシカゴに住むには、セキュリティ万全の数億以上の家が並ぶ高級住宅街か遠く離れた郊外以外は殺されに行くようなもの、オースティンもダウンタウン、音楽で有名な6ストリートなど夜は女どうしで出かけるのは危険。
物忘れが始まった高齢だったり、人格者というだけが取り柄だったり、若くても草食男子系大統領ではもうどうにもならないアメリカの治安、毒を持って毒を制すというけれど、毒に限りなく近いくらいに強いリーダーが大統領にならない限り、この国の全ての都会は善人が住めなくるかもしれない。
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