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【もしベビ⑧】子育てはプロジェクトだ

ムスメが2歳になりました。共働きファミリーの宿命として、お誕生日当日(平日)は通常運転でしたが、ゴールデンウィークにお祝いを兼ねて信州に旅行にいきました。とはいえこの信州旅行、実はムスメが生まれるずっと前から、結婚記念日に結婚式をあげたレストランに食事に行っているという長年の恒例行事でして、そこにムスメのお祝いが追加でプラスされただけで、基本的には夫婦のためのイベントです。本当は子連れできないようなステキな林の中のフレンチレストランなのですが、長年お付き合いのあるお店の方が歓迎してくださるので、ここだけは特別です。0歳のときはベビーカーの中で寝ているだけ、1歳のときはオレンジジュースとパンしか食べられなかったムスメが、今年は新玉ねぎのポタージュをスプーンを使って食べました。成長を実感します。来年は彼女のためのお皿を用意してもらわないといけないでしょうね。

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↑お祝いのデザートプレートに伸びる魔の手

こどもの誕生日というのは、私にとってはちょっと特別です。大きくなったことを喜ぶという以上に、ムスメと一緒に過ごす時間の残りを意識するきっかけだからです。例えば2歳であれば、「2年も一緒にいたんだね」ではなく、「あと一緒にいられるのは18年しかないんだね」と考えます。こう考えることで、この限りある貴重な時間をちゃんと楽しもう、という気持ちがつよくなり、子育てのストレスを感じにくくなるのです。

こういう誕生日の捉え方をする理由は、私にとって子育ては「プロジェクト」だからです。プロジェクトとは、「ある目的を達成するために、期間限定で集められたメンバーによる活動」でして、ポイントは「期間限定」というところです。ムスメが生まれたとき、私はこのプロジェクトの終わりを「ムスメのハタチの誕生日」と定めました。そして「目的」を、「親がいなくても自立して生きていけるようにすること」としていまして、これを夫というプロジェクトメンバーと一緒に達成すること=子育て、と考えています。立派な人にならなくてもいいけど、ちゃんと自立してほしい。親に依存しないで生きていける人に育てたい。それが唯一の私の子育てポリシーです。その想いは、ムスメの名前に「歩」を入れているというところにも表れています。自分の足で歩ける人になってね、と。

でも、プロジェクトと期間と目的が決まっていることで、何をすべきかがクリアになりやすいんですよね。例えばムスメが何かちょっと難しいことに挑戦しようとしたときも手を出しすぎないようにするとか、日々の行動の指針となっています。あと盛大なイヤイヤをされても、これがずっと続くわけではない、むしろ自立のためには必要なプロセスだと思えるので、比較的ストレスになりにくいように感じています。夫とのチームビルディングも意識します。その結果、子育てが楽しいです。

あと18年しかない貴重な時間を、ムスメと楽しもうと思います。

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↑自分の力で乗り越える楽しさを味わうムスメ

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